
先週、CX-3の試乗車(6AT車/6MT車)をそれぞれドライブする機会があり、私自身がこの新型クロスオーバーSUVに強い魅力を感じるとともに、実家の次期車両としての適性にも十分な手応えを得ることができました。
・・・なぁんて言っておきながら、冷静になって様々な事情を考慮すればするほど、少なくとも近い将来に代替の可能性がないことを確信してしまうのですが、パッと熱が上がったその瞬間に、私はかなり真剣に購入シミュレーションをしていたのです(^_^)。
ま、現実的には“幻の”購入検討となる可能性が極めて高いものの、今回私が意図して選択したポイントについて、備忘録も兼ねて記しておこうと思ったわけです。
はじめに、幻の(←シツコイ?)CX-3購入検討の前提条件を整理しておくと・・・
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1. メインユーザーは後期高齢者の父(使用頻度:週1~2回)
2. 父の用途は、市街地の近距離エリア内での母の送迎と、ごく偶に郊外の畑まで往復
3. 父が運転できるトランスミッションは「MT」のみ。
4. サブユーザーは自称・孝行息子の私(使用頻度:ほぼ毎日)
5. 私の用途は、市内における両親の送迎と、朝の登校サポート
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といった感じで、これすなわち・・・
●生涯平均速度 :
19km/h (※2014.4~2015.3実績)
●月平均走行距離 :
580km (同)
●生涯平均燃費 :
11.3km/L (同)
という、おそらく日本全国の「アクセラXD(6MT)」の中でも一番イケてない(宝の持ち腐れ的な)実家のメインカーの後釜としてのCX-3選びです。
この前提に加え、私がとくに配慮した点というのが・・・
両親の視点で、両車間のGapを最小限に止めること(苦笑)
そう、前のクルマで常用していた装備や空間が「なくなる」という、誰の目にも明らかな落胆を感じさせないよう、いろいろと小細工を試みたというわけです^_^;。
とはいっても、比較相手が何気にフル装備なアクセラXDだと・・・自ずと限界があるんですけどね(苦笑)。
そんなわけで今回のキャプチャー画面が、マツダオフィシャルサイトの
Web Tune Factoryにて私がグレードや装備を詳細にチョイスしてみた結果。
ここで、私のこだわったポイントを4つ列挙します。
●グレードは「XD」で、
実はこのボトムグレードの選択こそが、私自身にとっては最大のサプライズ(爆)。
巷の雑誌/Web記事でも殆んどお目にかかれない16インチ仕様が、薄っすらと新鮮味を漂わせる結果となっていますね(苦笑)。
CX-3の都会的で洗練されたアピアランスの肝でもある大径18インチホイールとの決別は勇気の要るポイントでしたが、老夫婦の近距離移動には16インチで全く不足はありません。むしろ、郊外の畑周辺の不整地でタイヤ&ホイールを痛めるリスクを考えると、タイヤのハイトを稼いだ方が得策(すでにアクセラXDの18インチホイールは所々にガリ傷が・・・汗)。
たぶん、乗り心地も18インチ比で劣ることはないでしょうしね。
ただ、ボトムグレードゆえの装備制約には注意しないといけません。
「XD」にすると諦めざるを得ないのが「SBS」(スマート・ブレーキ・サポート)と「MRCC」(マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール)。
人間のミスや誤認をソッとフォローしてくれるマツダの先進安全装備がフル搭載できないことは、高齢のメインドライバーのことを思い浮かべるまでもなく、非常にイタイ部分。しかし、市街地エリアのノロノロ走行が大半であればMRCCの出番はほぼないし、少なくとも父が積極的に使用する可能性はないと断言できます。また同様の理由から、自動ブレーキは低速域(4km/h~30km/h)で作動する「SCBS」(スマート・シティ・ブレーキ・サポート)が標準装着されるので、ここは妥協も可能かと。
ちなみに、私が贔屓にしている「i-ELOOP」や、世界初の「ナチュラル・サウンド・スムーザー」も未装着ですが、これらは「6MT車」をチョイスした時点で選択不可になってしまうので、グレード選びとは無関係(涙)。
●メーカーOpt.の「CD/DVDプレーヤー」と「BOSE」は断念し、
これも、フル装備好きな私からすると立派なサプライズ(苦笑)
「CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー」は現在のアクセラXDでも装着していますが、実はこの1年間、父も私もCD/DVDスロットを全く使用したことがないのです。その上、このユニットが装着されると、センターコンソール内の虎の子の物置スペースがウンと狭まってしまうことは、同じインテリア形状を持つ我が家のDJデミオで嫌というほど思い知らされてますしね。
よってここは、「アクセラとの物置スペースのGap」を最小限に止めるため、断念。
同じく「BOSEサウンドシステム」も、ウーハーなどでラゲッジ床下のスペースが占領されてしまうため、「アクセラとのラゲッジ容量のGap」を最小限に止めるために断念します。
(誰だ、「焼け石に水」って言ったのは 爆)
●見た目の豪華さは適切に埋め合わせて、
ボトムグレードを選んだことで、現在のアクセラXDよりも著しく貧相に見えることがないように、内外の加飾系パーツを適度にチョイス(笑)。
インテリアでは、アルミ調のインナーハンドルべゼルや、ダークレッド色のコンソールサイドデコレーションパネルとドアトリムアームレスト、ピアノブラックのシフトリングなど、インテリアで目に付きやすい部分は、「XD Touring」同等の見映えに。
そしてエクステリアでも「XD Touring」並みに、ブライトシルバー色のサイドガーニッシュを装着。
これで、16インチホイールと黒一色のグリルを除き、ほぼCX-3の中間グレード相当の見映えが完成です。
●最後に父の専用装備も忘れずに。
やはり、父のアイデンティティでもある左フロントの「コーナーガイド」(笑)、そして、野良仕事の道具や収穫物を気兼ねなく積み込める「ラゲッジルームトレイ(防水)」は外せませんね。
ハイ、ここまでで、諸費用やメンテパック商品を除いた税込み金額が290万ちょっと。
もしボディ色をソウルレッドにしたら300万円・・・あらら、アクセラXDの車両本体価格とほぼ同じですね(^_^;)。
でもそこは今回、担当セールス氏が頑張って「200万円超」のビックリ下取り査定をしてくれたので・・・
なぁんて盛り上がったところで、残念ながら幻の購入検討は
ジ・エンドです。
いやいや、こんなに具体的な購入シミュレーションをしているのだから、きっと秘密裡に代替手続きを進めているに違いない・・・なんて勘繰ってもダメですよ。
だって私、新型車や改良モデルが出るたびにこのWeb Tune Factoryで真剣に遊ばせてもらってますから、いつものことなんですよ・・・
い・つ・も・の(*^_^*)。