
前回は柄にもなく我が家のカーライフ以外の部分に触れてしまいましたが、やはりメリハリといえば、このみんカラブログではこの話ですよねぇ。
ハイ。
先週の日曜日、恒例の早朝プチドライブにRX-7を担ぎ出し、小一時間ほどワインディングを駆け抜けてきました(^^)v。
思えば、朝っぱらからRX-7をドライブに担ぎ出すのはホント久しぶりのこと。
まぁ、それも無理もないんです。
そもそもは今から7年ほど前、突然我が家にやってきた(というか、私が衝動買いした)SKYACTIVデミオの真のポテンシャルを探ろうと、交通量の少ない国道バイパスで巡航燃費の伸びを把握したり、三桁国道で「走る歓び」の絶対値を探ったというのが、私の早朝プチドライブの始まりでしたから。
既に10年以上の付き合いがある上に、時に200km/h超のスポーツ走行の世界で何度も(笑)運命を共にしてきたRX-7とは、十分に勝手知ったる仲。他のマイカーの若造たちのように、今さら何かを探り出す積極的理由はなかったのです。
実際、ここ数回の早朝プチドライブでは、我が家にやってきたばかりの“旬の”CX-3が独占的に起用されてましたしね。
そんなわけで、本来RX-7の出る幕ではないところ、わざわざ私がドライブに連れ出した理由は・・・
ここ最近バッテリーが弱り気味で、しっかり回復走行を挟んでおきたかった事情もあるにはあったのですが、それよりも何よりも優先したのは
私の心にメリハリを付けるため。
いやね、最近ちょっとお疲れ気味でして(苦笑)
一応元気でやってはいるのですが、公私ともに大小様々なストレスと対峙する状態は相変わらず続いているので、些細なアクシデントによって堤防が決壊することがないよう(爆)、元気なうちに心のリフレッシュをしておこうと思い立ったのです(^^;)。
なので、ルートに選んだ市北部を東西に駆け抜ける三桁国道は、それこそ私が20代の頃にエチュードやランティスクーペで走り回った、馴染みのあるワインディング。
さすがに正確なコーナーRやカントまで覚えちゃいませんが(爆)、勝手知ったる道を勝手知ったる相棒で走るわけですから、まぁ、走り出す前から心の平静は保証されたようなものです。
14年モノの古タイヤ(DIREZZA)であることをしっかり頭に入れた上で、決して無理はせず、しかし、ただ流すだけでもなく。時にステアリングで、時にアクセルで、コーナーを左右に気持ち良く駆け抜けていくRX-7。
時折り、左のブラインドコーナーで対向車のライン割りに驚きながら、冷え切っていたタイヤに少し熱が入った賞味20分ほどの山坂道セッションは、本当に爽快なひと時でした。
なお、ここで私があらためて感じたことといえば・・・
やっぱRX-7はスポーツカーだ。
ということ。
理由は「心を解放してくれたから」に決まっているじゃないですか(笑)。
巷には、やれ●百馬力だの、やれ0-100km/hが●秒だの、判りやすい性能値を誇らしげに喧伝する高性能車や、斬新でインパクトのある非日常的な外観を誇示するスタイリッシュカーが溢れています。
かつて、ロータリー・ベスト・ピュア・スポーツカーとして高い評価が与えられたRX-7も、今や4半世紀も前に開発された旧型のクルマ。少なくとも単なる数字上の世界においては、もはや現代では最新鋭の高性能車群の相手にすらなりません。
現に、信号で隣りに並んだ高級セダンやスポーティーサルーンの方が明らかに加速は速そうですしね^^;。
でも、スポーツカーRX-7の真価は単なる動力性能「だけ」でも見た目のカッコ良さ「だけ」でもなく、ハンドリング性能も含めた高次元での全体バランス。
とりわけ、車両の隅々の状態が常に手に取るようにドライバーに伝わってくる一体感、ドライバーとの対話のしやすさに関しては、未だに一線級といえる素晴らしいパフォーマンスを維持していることは、(皮肉なことに)我が家の最新マツダ車との比較を通じても、しっかり再認識できるところです。
加えて、心臓部のロータリーエンジンにはマツダの飽くなき挑戦のスピリット、唯一無二のリアルな物語がふんだんに詰め込まれ、また、そのエンジンなくしてはこのフロントミッドシップともいうべき独特のレイアウトは成立せず、さらに、その高密度なパッケージングこそが前述した運動性能とデザインの高次元のバランスを生み出しているわけですから、まぁ、語るに事欠かないクルマではあります。
ここでも、"高次元での性能バランス"に殊更フォーカスすれば、もっと高いレベルのハイパフォーマンスカーもいるのでしょうけど、ロータリーエンジン(とマツダ)にまつわる諸々の紆余曲折のドラマとセットで考えるなら、やはりRX-7は私にとってオンリーワンの特別な存在になりますね(^^)。
アハハ・・・
そんな
今更ながらの告白を19年目を迎えた相棒に投げかけられただけでも、私には意義あるプチドライブだったと言えるのでしょう(^O^)
Posted at 2018/03/24 12:09:06 | |
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