
画像は、先日引き取られていった実家のアテンザが、下取り当日の朝まで履いていたスタッドレスタイヤ。
組み合わせているホイールは、ユーノス800のショップOpt.として設定されていた、16インチのBBS。
かつて一世を風靡した細かいメッシュデザインも、今見れば”時代”を感じる懐かしさ。今も昔も変わらないのは・・・BBSブランドの響きと、掃除のし難さでしょうか(苦笑)。
我が家では、ユーノス800、アテンザスポーツワゴン(4AT)、ボンゴフレンディ、ビアンテ、そして実家のアテンザスポーツワゴン(5MT)と、歴代のマイカーたちでフル活用。
その結果、大きな傷や凹みこそないものの、掃除の際に刻まれた無数の小傷や、窪みの奥にこびり付いたダストは、さすがに13年もの使用歴を感じさせるもので、お世辞にも美品とは言い難かったりします(^_^;)。
そんな16インチBBSとスタッドレスタイヤのセットですが、また次のシーズンに備えて倉庫に仕舞う際に、いつものようにホイールの表裏をしっかり洗浄した後で、ここ最近、俄かにマイブームとなっているコーティング剤の塗布をダメ元でやってみたところ・・・
なんと、見事に表面の艶と輝きが復活したのです!(^^)//゛゛゛パチパチ
無論、細かなキズや表面が変質した部分までは覆い隠してくれませんが、ホイールを触った瞬間の爽快なまでの滑らかさは、まるで最古参のホイールに再び生命が吹き込まれたかのよう!(・・・別に仮死状態だったわけではないのですが 笑)
おまけに、今後はいくらか掃除がしやすくなる期待も出てきたので、俄然、愛情が蘇ってきました(^^)。
・・・と、ここまでなら、前例に倣って「13年落ちのBBSは復活するか」なんてタイトルで、整備手帳にアップすべき内容ですが、実はここに至るまでに思わぬドタバタ劇があったので、ブログネタにしたという次第。
話は、アクセラXDの納車を週明けに控えた先週末まで遡ります。
その時点で、アテンザの下取り準備で残っていた最大のタスクが、タイヤ交換でした。
そもそも、昨冬は積雪が全くなかった温暖なここ周南市の沿岸部で、桜が散る頃になってもスタッドレスタイヤを履き続けていたのは、下取り用に装着する純正17インチタイヤが3分山の状態で、安全上とても心許なかったため。できる限り交換時期を先送りにしてきた結果、いよいよ最後の週末となったわけです。
しかし、土曜日は父が普段通りに通院サポートと畑仕事でクルマを使用するため、我が家の子供たちの習い事の送迎時間との折り合いがつかず、この日は作業を断念。
その点、母の通院がない日曜は、午前中にクルマが完全フリーとなる大チャンスとなるはずだったのですが・・・困ったことに朝から生憎の雨模様。
無論、カーポート下での交換作業に何ら支障はありませんが、篠突く雨の中、わざわざ残り溝の少ない危険なタイヤを装着して父に引き渡すなんて、自称・孝行息子の私でなくても「あり得ない」行為(-_-;)。
そんなわけで、天気が回復する月曜日の朝が、正真正銘のラストチャンスに。
作業場所を自宅にするか実家の駐車場にするか・・・前の晩から散々悩んだ挙句、恒例の通院サポートが後に控えていることから、後者をチョイスした私。
朝イチ、子供たちの登校サポートにワンポイントリリーフとして起用したビアンテのラゲッジに、タイヤ4本とガレージジャッキ、十字レンチにトルクレンチ、20個の袋ナットを次々に積み込み、最後の仕上げに先日発掘したトノカバーを放り込んで、いざ実家へ。
8時過ぎから作業を始めれば、遅くとも9時半の通院には余裕で間に合うだろう・・・というのが私のシナリオ。
アテンザのすぐ隣りにビアンテを停めると、道具を全て降ろし、作業のスタンバイは完了。
しかし、ここでまさかの大問題が発生。
初っ端にBBSホイールを外すのに必要な「ホイールレンチ&ロックナットアダプター」を入れたビニール袋が、アテンザのグローブBOX内から忽然と姿を消していたのです。
「えっ? なんで??」
慌てて父に在り処を確認すると、日曜の午後に、車内の荷物を全て畑の倉庫へ移したとのこと。
・・・たしかに、あれほどガラクタが満載されていたラゲッジや小物入れなど、至る所がキレイさっぱり空になっていて、唯一残されていたのは、グローブBOX内の「車検証入れ」だけ。
あぁ、日曜の雨が引き起こしてしまった、ほんの僅かだけど痛過ぎるすれ違い・・・
実家から畑まではクルマでざっと片道20分・・・。
アテンザとビアンテ、どちらで取りに行こうか思案しながら、慌ててクルマの周りを片付けていると、父も責任の一端を感じてしまったのか、苦笑いを浮かべながら「家でゆっくりコーヒーでも飲んでおけ」と言い残し、クルマに乗り込んだのです。
「あっ・・・」と私がコトバを返すよりも早く、グレーのアテンザはササッと駐車場から走り去って行きました。
「しまった、前もって言っておくべきだった・・・」
アクセラXDの納車場所が他でもない「実家の駐車場」だったため、荷物の載せ替えも当然そこで・・・と勝手に思い込んでしまった私。父が雨の日も風の日も欠かさず通い続ける”秘密基地”の存在を、少々甘く見過ぎてしまったようですが、いくら反省したところで後の祭り。
そのまま待つこと30分余り、父がビニール袋を畑から持ち帰った時点で、既に時計は9時を回っていました。
「ありがとう、悪かったね」
と父を労った私。ここからは自称・孝行息子が猛烈なリカバリー劇を見せなければ罰が当るというもの。
ガレージジャッキを用いた1本ずつのタイヤ交換ながら、全4本を10分少々で済ませるという超・早業で、なんとか母の通院時間に間に合わせることに成功!
そう、ギリギリの土壇場で最後の追い込みをかけ、まるで何事もなかったのように14時の納車を迎えたというわけでした(^_^;)。
実をいうと、前週からの風邪がなかなか完治せず、イマイチ体調が優れなかった私は、綱渡りのタイヤ交換を終えると、そのまま病院へ直行(-_-;)。
幸いにも、処方された抗生剤のお陰で、やっと症状は快方に向かい始めていますが・・・
両腕の筋肉痛は未だに続いています(爆)。