
1ヶ月も前に初車検を済ませているので、”今更感”がアリアリなんですけど・・・我が家にSKYACTIVデミオがやってきたのは2011年の「8月6日」。
つまり、本日をもって正式に、青デミオは納車から丸3年が経過したんですよね(^o^)。
今から3年前といえば・・・マツダはリーマンショック以降の業績不振からなかなか抜け出せず、どん底の状態にありました。
そのマツダが、生き残りをかけて2010年に発表した新技術群の総称が”SKYACTIV TECHNOLOGY”であり、その初搭載車として「SKYACTIV-G 1.3」という圧縮比14のガソリンエンジンとともに登場したのが、マイナーチェンジを受けたデミオ・13-SKYACTIVでした。
燃費性能に優れたハイブリッド車やゼロエミッションのEVばかりが注目されていた2011年、土壇場に追い込まれたマツダが世に問うた「リッター30キロ」の純ガソリンエンジン車。
このデミオ・この技術がもし世間に受け入れられなかったら、本当にマツダは終わってしまうかも・・・ファンにとっては考えたくもない結末までもが脳裏を過ぎり、居ても立ってもいられない心境になった私。
元々は来場記念品のスポンジケーキ目当てで出向いたSKYACTIVデミオの展示会にて、このクルマに賭けるマツダ本社やディーラーさんの並々ならぬ心意気に感じ入り、急遽、4年半愛用してきたベリーサからの代替を決意したのでした。
あれから3年。
マツダが社運を賭けたSKYACTIV TECHNOLOGYは、デミオ~アクセラへの追加搭載で少しずつ世の中に浸透し、翌2012年からは満を持して登場してきたフルSKYACTIV車へバトンタッチ。CX-5~アテンザ~アクセラが、日本市場へのクリーンディーゼル投入などで大きな話題を呼んで、次々にクリーンヒット。
マツダの業績は急回復し、2013年度は過去最高の営業利益を計上したというから、このSKYACTIVデミオ登場以降のドラマティックな展開にはあらためて驚きを禁じ得ないし、万感胸に迫る思いも。
決して「私がデミオを購入したから」業績が持ち直したわけではないのですが(苦笑)、少なくともイチ個人で可能なアクションを起こしたという事実で、それさえせずに最悪の結末を迎えるという悔やみきれないシナリオを真っ先に回避できたわけだし、幸いにもその後事態が好転したことによって、「微力ながら役に立てた!」と都合良く解釈することもできます(^^)v。
いろんな意味で、このアクアティックブルーのデミオを我が家に迎え入れたことには大きな意義があったし、今では心から「良かった」と振り返ることができるのです。
そしてその3年間、前車ベリーサの後釜として日々、嫁さんの買い物や子供たちの送迎で活躍してくれただけでなく、時には広島の実家帰省や私の早朝プチドライブのお供を、最近では両親の通院サポートまできっちりこなしてくれたデミオには、感謝の気持ちで一杯。
あ、そうそう・・・。
このデミオで初搭載されたのは何もSKYACTIV TECHNOLOGYだけではありませんね。
世に溢れるECOランプとは一線を画したマツダ独創の運転評価システム「i-DM」もまた然り。
我が家ではようやく昨年末から本格利用を開始したところですが、最近では嫁さんと子供たちもスコアやゲージ表示に関心を示してくれているようで、「お母さん、カーブで青出すのが上手なんだよ!」と子供たちからの報告を受けることも(^_^)。
つい数ヶ月前くらいまでは、私が週末にデミオを利用して4点台に引き上げたアベレージスコアが、平日の嫁さんの利用で3点台まで降下・・・というお決まりのパターンを繰り返していたのが、最近はなんとずっと4点台をキープしています。
「郊外まで行くと5点も出るんだけどね・・・」
との嫁さんのコメントは、いつも狭くて見通しが悪い急坂を発着点とせざるを得ない我が家の住環境を考慮すると、3rdステージでのこの健闘ぶりはなかなか立派だと思います。
ともすれば、何も意識せずにただ我流の運転を続けてしまいがちなところを、シンプルで客観的な評価の提示により、自身の運転操作を見つめ直すキッカケを与え、よりスムーズな運転操作へと誘ってくれるところは、i-DMが「ドライブ・マスター」たる所以。まさに、走る歓びを訴求するマツダならではのシステムがこのデミオから導入されたというのも、感慨深い話です。
というわけで、本日をもって正式に4年目に突入したSKYACTIVデミオ。
家族との絆をますます強めてくれている様子を紹介したその直後で、甚だ不躾ではありますが、
このたび私・・・
そのデミオを買い替えることにしました。
(あ、今日は4月1日じゃないですよ・・・)
決断の理由はいろいろとあるのですが、一番大きかったは私のメンタル面の懸念。
とりわけここ数ヶ月は、両親の健康を取り巻く状況が大きく変化。現在では家族も含めやっと落ち着きを取り戻した感じではありますが、その間ずっと渦中で踏ん張ってきた私は、心身ともに少しばかり疲弊してしまいました・・・。
もちろん、今後新しい生活パターンを軌道に乗せていくための気力・意欲は充実しているのですが、その前にちょっとだけ、自身のモチベーション維持のネタが欲しくなってしまったというのが正直なところ(苦笑)。
ただ、そんな勝手なワガママも、急に思い付いたものではありません。
先日のブログでも綴った通り、その途中過程においては、生まれて初めてマツダ車以外の他メーカー車も視野に入れ、両親の介護により適した「次期クルマ選び」を真剣に行った私。
結局のところ、その”浮気”は未遂に終わり、「やはり私はマツダを応援せねば!」と再認識するに至ったわけですが、その際の気持ちの揺り戻しが予想以上に強く、そのまま「次期マツダ車選び」のスイッチが入ってしまったのです(^_^;)。
昨晩、そんな重い決断を初めて家族に打ち明けた私。
その瞬間、「えっ!イヤだよ~」と長男に軽く抵抗されましたが、私の思いをありのままに伝えると、皆、神妙な面持ちで同意してくれました。
ひとまずは、まだ契約すらしていないNewカーが納車される日を心待ちにして、明日からもより一層、両親や家族のために頑張っていきたいと思います。
え?
肝心のNewカーは何かって??
タイミングがタイミングだけに・・・バレバレという感じもしますが、まぁそのうちに^m^。
Posted at 2014/08/06 21:59:13 | |
トラックバック(0) |
隠れ家のデミオ | 日記