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Nuk-P@RailStarのブログ一覧

2024年12月01日 イイね!

乗ってきました・・・

乗ってきました・・・・・・CX-80!

つい先月まで、私はアクセラXDからMAZDA2への代替検討に集中していたので、2年ぶりの新型車デビューだったというのに、頻繁に出入りを繰り返すディーラー試乗車の姿をただ遠巻きに眺めるだけ。お客さんの数が落ち着くのを待っていたら、いつしか2ヶ月近く経ってしまってました。

さてこのCX-80。マツダにとっては、縦置き6気筒エンジン+FRプラットフォームという未踏の領域に攻め込んだオールNewの高級SUV群のトリを務める最後発モデル。
一方、我が家にとっては・・・孫ができるまで乗り続けると宣言したビアンテの後継になるかもしれない三列シート車。その意味で当面は購入対象にはなり得ませんが、現在のマツダの国内販売における新たなフラッグシップ車ということで、ぜひ早いうちに味利きをしておこうと思い立ったのです。

そんなわけで、店舗を訪れる度に横目で見ていたメルティングカッパーメタリック色のXD-HYBRID・プレミアムスポーツ(AWD)にやっとのことで試乗。632.5万円という堂々の価格は、PHEVモデルに次ぐシリーズ2番目の高額車です。

私は2022年の10月、CX-60の発売直後にここで同じXD-HYBRIDモデルを試乗しているので、公正な比較のため、今回も右折×4回で帰還する市街地の低速試乗コースをあえて選択。ま、2年前の記憶がどこまで信用できるかはわかりませんけど^^;。

●良くも悪くも穏やか

なにせ平均速度の低いコースを選んだので、発進停止時や低速ギア走行時の挙動が評価の中心になりますが、まず全体を通した印象は「穏やか」の一言。初期のCX-60のようなパキパキ、ガクガクした挙動は随分と緩和され、段差を乗り越えた際の突き上げをはじめ、低速での変速ショックやエンジン再始動時の揺れを懸命に抑え込んだ結果、ようやく車格に見合ったマナーを得た感じ。ただ同時に、2年前よりも発進時のモッサリ感は強くなった印象で、その理由がCX-60より180kg増えた車重のせいか、変速マナーに気遣ったセッティングのせいかはわからず仕舞いでした。

●驚きの実用燃費

そもそも、ディーラー試乗車にも関わらず、登録時からの通算燃費が12km/L台だというモニター表示にも驚いたのですが、今回の試乗中の区間燃費が、9km/L台から始まってスルスルと14km/L台まで伸びたのにはビックリ。信号だらけの市街地コースのため、速度は最高でも40km/h程度だったはずで、我が家のMAZDA3 SKY-X号(6MT)でも10〜11km/Lが精一杯と思われるシチュエーション。ここはライトサイジングを果たしたSKY-D3.3+マイルドハイブリッドの面目躍如といったところでしょう。

●またも白バイ登場

もちろん本物のお巡りさんではありません。減速中のシフトダウン時にトルコンレス8速ATが発する微かな作動音。これが、遠くから「ヒューン、ヒューン…」と白バイがサイレンを鳴らして近付く音にそっくり。思わずハッとして周囲を見回してしまった2年前の記憶が完璧に蘇り、思わず笑ってしまいました。少なくとも私は、この擬似サイレンに慣れるまで時間がかかりそうな気がします^^;。

●果たして、刺さったか?

2年前にCX-60を計3回試乗し、「YES」1回、「NO」2回、の判定を出した私。そして、今回試乗したコースとクルマの機種は、前回唯一の「YES」を出した絶好の組み合わせときています。
しかしながら、今回の判定は「NO」でした。
もっともこれは、前回のCX-60試乗も踏まえた上で「刺さらなかった」だけであって、決してCX-80の印象が悪かったわけではありません。いやむしろ、大切な家族を乗せるファミリーカーとして、堂々としたサイズと車格を誇る高級車として、十分な及第点が与えられる良いクルマだと思います。
ただ、走りに一過言あるクルマ好きの端くれとしては、2年前にCX-60が感じさせてくれた新たな走りの境地 ---矢のように突き進む怒涛の直進安定性と素早く正確に進行方向を変える回頭性との新次元のバランス--- のようなインパクトが今回は感じられず、素直に感動できるポイントに乏しかったのです。
おそらくそれは、3,120mmというロングホイールベースを誇る三列シート車としての使命や立ち位置の違い、またCX-60が背負った乗り心地対策を織込んでいく過程で、よりマイルドな方向に躾けられていった結果と見るべきですし、期待の新商品がより多くのユーザーに受け入れられるためには必須の措置だったのでしょう。今後のEV開発の原資を稼ぐためにもこのクルマの失敗は許されませんからね。

その傍らで…2年前の時点ではまだ荒削りだったのかもしれませんが、CX-60が随所で発してきた明確な走りの主張や求道者たるその姿勢が懐かしく、どこか愛おしく感じたことも事実でした。

とはいえ、ここ最近で私が本気で刺さった事例を挙げると、SKY-XといいRotary-EVといい、お世辞にもビジネス面で成功したとは言えないので^^;、逆説的ではありますが、今回のCX-80は世の中で一定の共感を得られると見て間違いないと思っています。
(なんて自虐的な展望なんだ 笑)
Posted at 2024/12/02 00:10:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記
2022年12月29日 イイね!

今回は、刺さらずじまい

今回は、刺さらずじまい先々週に担当セールス氏が知らせてくれていた、
CX-60 PHEV
モデルのデモカー到着。

ふと気が付けば、ディーラーが年末年始休業に入る前の最後の土日。公私ともに"激動"の一言に尽きるこの一年を締め括るマツダ車試乗として不足はなく、私は旧アンフィニ店に車検のRX-7を預けた後、同じ市内のマツダ店に向かうことにしたのです。

・・・まさか激しい消化不良に襲われるとも知らず(^_^;)

私はこれまで、3.3Lの直6DEを搭載したCX-60のマイルドハイブリッドモデルに二度ほど試乗済み。偶に顔を出す鋭い突き上げに少々驚きながらも、ALL NEWのメカニズムがもたらす挙動や所作に従来のマツダ車とはひと味違う新鮮味を感じたことで、いわゆる"ラージ商品群"(そのまま過ぎる芸のない表現だ…)の存在意義の一端が理解できた気がしていたのです。

そこへやってきたのが、シリーズ最高の価格帯を誇るプラグインハイブリッド車です。
2.5L直4ガソリン(最高出力:188ps)とモーター(同:175ps)、そして17.8kWhの動力用バッテリーの贅沢な組み合わせで、75km程度のEV走行も可能だというCX-60 PHEV。
ただ・・・
私がフルハイブリッド車に試乗するのは2013年発売のアクセラハイブリッド以来で、実に9年ぶりのこと^^;。あの当時は、同じTHS-2搭載のプリウスと徹底比較し、リニアな応答特性の作り込み一点に着目したピンポイント的な試乗でした(懐かしいなぁ…)。
今回は初登場となるマツダ謹製のフルハイブリッド。でも、システムの良し悪しが的確に指摘できるほどには日頃からフルハイブリッド車と縁のない私にとって、微かに感触の残るCX-60のマイルドハイブリッド車がほぼ唯一の比較対象らしき存在でした。
加えて、"プラグイン"の機能は、長期利用時の運行費(燃料代/電気代)管理で初めて効いてくる要素なので、試乗時の印象を直接左右するものではありません。よって、CX-60の両タイプでパフォーマンスの違いを生み出す可能性があるのは、主動力としてのモーターの有無と、150kgに及ぶ車重差くらい。

とはいえ、この2つがあれば十分にその違いは感じ取れる(=堪能できる)はずでした。・・・いや、確かに違いは明らかにあったのですが、あまり良い印象ではなかったんですよねぇ(-_-;)
(でも、モヤモヤを残したまま年越しはできないので、書いておこうと思います)


好きな道を走っていいですよ♪

担当セールス氏から折角の提案があったにもかかわらず、私が郊外バイパスを経由する左回りの定番コースを選んだのは、単に前回のマイルドハイブリッド試乗時と条件を合わせたかったから。提案通りに自宅周辺のホームコースに持ち込むのもかなり魅力的だったのですが、今回は仕方なく諦めたのです。
ところが、この判断がことごとく裏目に出ていきます(汗)。

まずは駐車場の脱出から、コース序盤。
ここで否応なく意識させられたのが、2トンを裕に超える車重。正確には2名乗車で約2,220kgという数値です(驚)。別に、発進や加速が緩慢なわけでも、私がストレスを溜めたわけでもないのですが、これまで御した経験のない巨体と運命を共にしている感触が挙動の端々から伝わってくるのは、正直あまり気持ちが良いものではありませんでした。…ま、重量級のクルマに対する私の経験不足といえばそれまでなんですが。

お次はコース中盤の国道バイパス。
真っ当な筋書きの試乗であれば、ここでお客がフル加速を試し、一気に好印象がもたらされるのでしょうけど、あいにく私は巷に蔓延る"全開加速評論家"じゃありません(笑)。だいいち、自分には制御しきれそうにない膨大な運動エネルギーを感じてのっけから恐れをなしていたので、好き好んでアクセルを踏み足す心境にはなくて…^^;。無論、強くアクセルを踏み込まずとも、充分な加速力は感じ取れたので、「これだと免許証が何枚あっても足りないよなぁ」と、あらためて自重するに止めました。

そして、今回の印象を決定付けたのが、終盤の市街地走行。
低速での緩やかな加減速時、次々に露見したギクシャクした挙動の繰り返しは、私の期待値を少しずつ下回るものだったのです。
具体的には、8速トルコンレスATの不自然な変速然り、減速から完全停止までのブレーキコントロールの難しさ然り、パワーソースの切替えを意識させられること然り、とにかくクルマが神経質な感じで素振りが落ち着かなかったのです。もちろん、強制的にEVモードにすれば問題の多くは解消できそうですけど、そこまでドライバーがお膳立てせずとも、泰然とマナーの良い挙動を繰り出して欲しかったというのが正直なところ。なんたって、私のメインカー2台(RX-7とMAZDA3)の新車価格を足したくらいの値段がする高額車なのですから^^;。

そんなわけで
ある意味PHEVの真価が発揮されるポイントをことごとく外したかもしれない今回の試乗。
あらためて、短時間の試乗で切り取れる側面の少なさや不十分さを痛感すると同時に、乗る人の期待値や関心事によって評価や印象は大きく分かれるという当たり前の事実を再認識した次第です。
あくまでも、自分自身のカーライフにおけるパフォーマンスの優劣が最も大切なのは言うまでもないことで、視点や観点、立ち位置が不明な巷のインプレッションなど、たとえ本職の方であっても参考程度にしかならないことがよくわかりました。(翻って私の拙い試乗記もね…)

えっ?
もちろん、次回は遠慮なくホームコースに持ち込むつもりですよ。
過去、3.3LのDE車にはリベンジマッチを設定したわけですから、PHEVも同じ扱いをしてあげないと可哀相ですものね^^。
Posted at 2022/12/30 09:13:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記
2022年10月23日 イイね!

2回目は、刺さったか。

2回目は、刺さったか。早いもので、市内の旧アンフィニ店で新型CX-60に初試乗してからもう1ヵ月。
あの時、道幅が狭く舗装の傷んだワインディングコースで新型車を走らせた印象は、際立って良いものとはいえず、破格のプライスタグに見合った大きな感動を得ることはできませんでした(期待値が高過ぎたともいう)。
その瞬間、次こそは路面が滑らかで速度域の高い別の試乗コースでリベンジを期すことを誓ったわけですが、実現までかなり時間がかかってしまいました^^;。

また前回の試乗では、コクピットがタイトでアイポイントの低いRX-7から急に乗り換えたことが、CX-60の巨体ぶりを強調する結果を招いたことから、どのマイカーでディーラーに向かうかも悩ましいポイントでした・・・が、よく考えてみれば、試乗コースを変えての比較であれば、公平を期すために今回もRX-7で出掛けるべきと思い直してみたり(笑)。
結局のところ、行きつけのマツダ店には・・・

徒歩で行きました(爆)。
(これが意外と、30分もかからず着いたんですよねぇ…)

エンジン音ひとつさせず突然お店に顔を出し「あれっ、どうされたんですか?」と会話のツカミにするつもりでいたのに、なんと担当営業氏は本日お休み(-.-)。先週発表されたMX-30 EVの商品改良や、嫁さんがジルコンサンドのボディ色を好感していることなど、話のネタは沢山用意していたのに、のっけからシナリオが総崩れです。
仕方なく別の営業さんにCX-60の試乗を申し入れると、へそ曲がりで扱い辛い常連客と思われているのか(笑)、単独での試乗を勧めていただくという意外な展開に…。
しかし小市民な私は、この機に乗じて無駄に足を延ばしたりはせず、試乗希望のお客さんを待たせてお店に迷惑をかけることがないよう、2号線バイパス経由の15分程度の最短ルートに留めたのでした。いつもの担当氏が助手席にいれば、少々ワガママもできたのですが^^;。

そんなわけで、前回からは一転し、広くて舗装の良い幹線道および、2号線バイパスの70キロ巡航でリベンジマッチと相成りました。
あ、今回の試乗車はXD-HYBRIDの"Premium Sports"(4WD)。お洒落なタン内装が特徴の最上級グレードです(プライスタグは547.25万円也)。

●あらためての第一印象
シート合わせもそこそこに広い幹線道に出て、周囲の流れに合わせて必要な加速をしながらまず感じたのは、やはり「重さ」と「デカさ」でした(笑)。それぞれ「重厚感」、「広々感」と言い換えればポジティブな印象に一変するように、良くも悪くも、我が家のマイカーたちの追随を許さない"ブッチギリの次元"がとても新鮮でした。
その直後、道路脇の排水口の段差を踏み越える瞬間に「ガタン!」とリアから大きな衝撃が。前回の試乗でも似た現象に見舞われましたが、これは…角の取れた超ソフトな乗り心地を常時100%期待するならば、(文字通り)衝撃的に落胆してしまう一面かもしれません。私の場合は、車齢22年のRX-7のガタピシに相通じる雰囲気を感じたので驚きこそしなかったものの(ピロボール仲間のよしみ?)、正直なところ、この価格帯のクルマに相応しい品格ある所作とはいえないかもですね。

●見つかった美点
逆に、その後の2号線バイパスでの定速巡航や、広い幹線道を走行した際に甚く感心したのが、直進安定性の高さでした。それは、月並みな言い方をすれば"矢のように真っ直ぐ"というべきもので、微舵をあてた瞬間に「え、直進したくないんすか?」と一瞬問い質されるような新感覚(笑)さえ伴ったのです。無論、クルマに予期せぬ口ごたえをされて驚いている暇はなく、気が付けばクルマは素直に反応し始めているのですが、その挙動も「ノーズから向きを変える」というよりも「クルマ全体で一定の方向に向かう」といった感覚。この安定感と安心感があれば、きっと高速移動は格段に楽チンなはず。まさに"長距離クルーザー"ともいうべき、このクルマの大きな特長、価値ある特性が窺い知れた気がします^^。

●か、加速性能ですか?
えっ、最大トルク550N・mの動力性能は凄かったかって?
いやぁ、さすがにこの歳にもなって、アクセル全開時の一点パフォーマンスを論じるつもりはないですし、SUVのそうしたパフォーマンスにはそもそも興味が湧きません。むしろ、1.9トン超の物体が鞭打って加速する状況を冷静に眺めたら、その途轍もない運動エネルギーの暴走にひたすら恐怖を感じるだけで。
そんなことよりも、実際の交通の流れに応じ、ドライバーが思う通りのスムーズな加減速を実現するための適正な余力やレスポンスが備わっているかどうかが、実利の部分でしょう。その意味で、この「3.3L 直6ディーゼルターボ + 48V マイルドハイブリッド」のパワートレイン、余力については十二分に感じることができた一方で、レスポンスの点では少しだけ"かったるさ"を感じました。私流のアクセルの踏み込みに対しては、ほんの一瞬「間」が生じてしまう感じ。もしかすると、スポーツモードへの切替え(Mi-Drive)もしくは、踏み込みスピードを少し速めることで解決が図れるのかもしれませんが、慣れるまでは少し気になるかも。

●白バイ標準装備?
実をいうと、私がCX-60の最新メカニズムで最も気になっていたのが、新開発の8速ATでした。
SKYACTIV-DRIVEと称する6速ATの登場から早11年。あれだけATの多段化から取り残されていると指摘されても「結局、6速が最適解です」と言い張っていたマツダの開発陣が、満を持して2速も増やしてきたわけですから、相当の意気込みがあったに違いありません。詳細の技術解説は専門誌に譲るとして、実際の変速パフォーマンスはスムーズでストレスのないものでした。ただ、クルマが減速を始めて停止するまでの過程でシフトダウンが何度か行われる際、ほんの微かに「ヒューン、ヒューン…」と作動音が聞こえてきて、それがまるで、遠くで白バイがサイレンを鳴らしているように聞こえたものだからビックリ(@_@)。
(こんなところに隠れた安全装備が 笑)

●揺れは揺れでも…
あと印象に残ったのは、アイドリングストップからの再始動の賑やかさ。
まぁ、巷で言われている通り、決して静かでスムーズな部類ではなさそう^^;。ただ、我が家のアクセラXDも再始動は結構賑やかなので、私はさほどシリアスには感じませんでした。たぶん、最新のCX-5やCX-8は程良く騒音や振動が抑え込まれているのでしょうけど、私が勝手に推測したのはそのレベル差よりも、ブルンと揺れる方向の違いからくる違和感。RX-7あたりはとても顕著ですが、縦置きエンジンの始動時には、車体がロール軸周りに捩れるような特有の挙動が表れるので、横置きエンジンのそれと比べて異質に感じるのではないでしょうかね。

●果たして、刺さったのか

結論からいうと、「YES」^^。
その理由は、このCX-60にしかない世界が随所に感じられたためです。
前回の狭いワインディング試乗では、走りに関しての素性が十分に掴めず、内装の質感の良さを中心に"CX-5の兄貴分"と表現する範囲に止まりましたが、今回の試乗でトライした定速巡航のシーンでその印象は一変しました。
また、ディーラー試乗車という性格上、数多くのドライバーに全開加速を繰り返し披露してきたと思われるのに、MIDの平均燃費が16キロ台を誇示していたという事実も、今回の直6ディーゼルの総合力の高さを感じさせてくれました。これぞ「ライトサイジング」ですよね。
(きっと、SKY-Xも3.0L級になれば化けるはず)

ということで、徒歩での往復50分によって実現した、僅か15分のCX-60試乗(笑) 。
久々に書いた長ったらしい試乗記に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
Posted at 2022/10/23 19:28:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記
2022年09月26日 イイね!

初回、刺さらず?

初回、刺さらず?RX-7のエンジンオイル交換のために訪れた市内の旧アンフィニ店。幹線道から敷地に乗り入れる際にチラッと私の目に入ったのが、店頭にそびえ立つCX-60の威容でした。(FDはアイポイントが低いので余計にね…)

直列6気筒のエンジンや8速のトルコンレスATなど、個人的に初体験となるメカニズムには興味津々でありながら、なにせCX-60は発売間もない話題の新型車。お客さんの来店のピークが過ぎた頃にじっくり乗せてもらえれば…とスルーするつもりでいたら、担当営業氏の粋な計らいで急遽、試乗のチャンスが巡ってきたのです。意外にも試乗車がフリーな状態だったのは、日曜の夕方遅くという時間帯のお陰だったかも^^。

そんなわけで、さしたる心の準備もなしに乗り込んだマツダ渾身の最新SUV。3.3Lの直6DEを搭載するXD-HYBRID、Exclusive Modernという上位グレードです。

いつものように手動でドラポジ合わせを試みようとすると、すかさず担当営業氏に促され、私の身長の入力やら顔認識の登録といった慣れない儀式を先に。そういえば、ドライバーの体格に合わせた自動調整機能が新設されていたっけ…と、明らかに予習不足をさらけ出しながら、なんとか発進の段階まで漕ぎ着けます。

ただですねぇ・・・
よりによって、マイカーで最もタイトでコンパクトなキャビンのRX-7で乗り付けてしまったせいか、CX-60に乗り換えると、異様に高く感じる着座位置といい、異様に遠いと感じる左側一帯といい、なんとも"手の内感"に乏しくて、運転環境が今ひとつしっくり来なかったのです。
ま、初めて運転するクルマなら、最初は大なり小なり違和感は伴うもの。せめて私がビアンテかCX-3で乗り付けていたら、前述のような印象は緩和されたのかもしれません。

そして、向かうはいつもの海沿いのワインディングコース・・・なのですが、生憎この一帯は路面の舗装が痛んでいるのに加え、道の両端には背の高い雑草が生え放題^^;。元々狭い道幅がさらに窮屈な状態と化していて、1.9m近いCX-60の車幅をすっかり持て余してしまいました。
折角の試乗でこれほど余計な気を遣わされるとは・・・ただでさえ全幅を不安視するお客さんもいそうな点を考慮すると、なおさら残念な状況。正直、コースを再考した方が良いのではと思いますね。

それにも増して私がしっくりこなかったのが乗り味。
極端に硬いわけでも軟らかいわけでもないのに、なぜか硬軟双方の短所が目立ってしまう結果に。つまり、悪路ではドタバタガツンと路面の凹凸を直に伝えてくる一方で、良路では巨体の大きめのロールが気になるあまり、必要以上に慎重なコーナリングを強いられてしまったのです。後者は単なるドライバーの習熟の問題だとはいえ、ややスローに思えたステアリングレシオと相俟って、随分と運転の楽しさがスポイルされてしまった感じでした(>_<)。
おそらく、郊外のバイパスや高速道路に持ち込めば、硬軟双方の美点が良い具合いに表出し、快適で安定感のあるクルージングが楽しめる気がします…。

後になって冷静に考えると、満を持したマツダのプレミアム領域への挑戦であることや、ダッシュボードに誇らしげに置かれた税込505.4万円也の価格プレートなどから、ついつい従来の感覚を超越した異次元の味わいを勝手に期待してしまっていたのでしょうね^^;。
少なくとも今回の印象は、"CX-5の兄貴分"の範疇に止まった感じ。だって最新のCX-5は相当上質ですからね。

いずれにしても、今回はCX-60の良さが光り難いシチュエーションを意図的に選んだような初ドライブに終わりました。
ぜひ次回は、市内のマツダ店の方に乗り込んで、違うコースで再試乗してみたいところ。あちらは国道バイパスを経由し、広くて舗装の新しい道路も多いので、きっと違った乗り味が感じられることでしょう。そうそう、最上級グレード Premium Sportsに設定されたタン色の高品質な内装もぜひ観賞してみたいですしね^^。

・・・あ、お店に乗り付けるクルマを厳選するのは言うまでもありません(笑)。
2022年03月20日 イイね!

BEVがやってきた

BEVがやってきたどうです?
この凛々しいセラメタの競演!

・・・ま、一家にこの2台は考えにくいと思いますけど(笑)。

山口県下に1台しかないMX-30 EVモデルの試乗車
そんな貴重なデモカーをわざわざ担当セールス氏が手配してくれたので、アクセラXDの点検待ちの時間を利用して、有り難く試乗させてもらいました。しかも、自宅周辺の走り慣れた環境に持ち込んで^^。

先に結論からいいますと・・・

極めてフツーに、違和感なくドライブできる、Zoom-Zoomな電気自動車でした
(かなり気に入ったかも…)

変なクセや過度の演出がないのはもちろん、普段のエンジン車の感覚で操作できたので、逆に肩透かしを喰らったほど。今思えばコクピットドリルを全く受けなかったし(笑)。パドル操作での回生ブレーキの効き調整もすぐ要領を得たし、メーター内のバッテリー残量表示もシンプルで分かりやすいものでした。唯一の例外は・・・パネルタッチを強要されるエアコン操作。感覚的な操作を一切受け付けないので、私は慣れるまでストレスを溜めそうです^^;。

あと意外だったのは…
巷で言われるほどガソリンエンジン版との違いを感じなかったこと。
たしかに、床下に搭載したバッテリー分の重厚感は感じましたけど、両車で劇的な差を感じるほど、素のMX-30は軽快でなかった気がします^^;。重量差190kgは決して小さくないですが、アクセラのXDと15Sでもそれくらい違いますし、EV専用のボディ補強とやらも、剛性低下分の挽回代があるので丸々プラスには働かないでしょうからね。エンジン版とモーター版の挙動の違いなら、先代のDEデミオの方がよっぽど強烈でした(あれはセグメント2階級半くらい飛び越してた)
で、どちらのMX-30が好みかと言われたら、重たい前提でしっかり統一感のあるレスポンスが作り込まれているEVモデルですかね^^。

自宅では嫁さんに声をかけて、一緒に周囲をひとっ走り。
全くのサプライズだったので、さすがに運転席には座ってくれませんでしたが、初めて見るMX-30のお洒落な内装がかなり新鮮に映ったようです。

そして・・・

「でも、EV買うつもりないんでしょ?」

アハハ^^;。
たしかに数年前の私であれば即座に肯定していたことでしょう。でも現在の心境はかなり違います。

「いやいや、むしろ次のクルマの本命だよ」

そうなんですよね。
SKYACTIV-G/D/XとREを擁する我が家の場合、お次はできれば同種のパワートレインを選びたくないところ。購入インターバルが大きく開いたとしても、私の中では今回のBEVをはじめ、PHEVやストロングHEV、さらにレンジエクステンダーEVなどが規定路線だったりするのです(直6もあるといえばある)。

そしてこのMX-30 EV、我が家においては、ファーストカーの使命がなくて、近距離や短時間の走行が大半を占める嫁さん専用車にピタリとハマるのです。
おまけに、私は過去にSKYACTIVデミオやMAZDA3(X)など、生まれたての新技術の人柱役を喜んでかって出てきたコアファンですから、みたびマツダの"初物"に触手を伸ばす可能性は…決して否定できなかったり(爆)。

残念ながら、現在は仕事と介護に忙殺され、おバカな夢想をする暇さえありませんが、いつか必ずそんな日々が戻ってくることを励みにして、明日もまた前向きに頑張りたいと思います(^^)。
Posted at 2022/03/20 21:56:30 | コメント(2) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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