
画像は、一日半ほど借りたNDロードスターを返却した時のi-DM画面(^^)。
土曜の夕方、クルマを受け取った時のスコアが「
2nd STAGEのAve.4.0」だったので、まぁ、最低限の礼儀として「
3rd STAGEのAve.5.0」でお返しせねば・・・と即座に思ったわけですよ。
でも、実態を暴露すると・・・返却当日の朝、自宅を出発する時点でまだアベレージは
「4.9」(汗)。
ウッ
下手をするとこのまま目的地までノンストップで到着し、1回分しかスコアが上乗せできなくなるゾ・・・
このリスク対応として、1時間弱の高速道路走行中、エンジンOFFのための休憩を2回も設け(苦笑)、5.0のスコアを3回分量産。この裏工作がなんとか奏功し、返却直前に立ち寄ったGSにて、やっと公約通りの画面表示が出現したという次第(^^;)。
とはいっても、単純にこの画像だけでは大したネタは浮かびません。
核心となる部分は、ここに至るまでの1.5日間の経過であり、それを振り返ると、私にとっては実にドラマチックというか、印象に残る内容が含まれていたことに気付くのです(^^)。
それにはまず、2nd STAGEで意気揚々とスタートした最初のマイレージを語らないわけにはいきません。
即ち、私がNDロードスターに乗り込み、市街地を数km走行した後に高速道路に進入。そのまま30分くらい西進してサービスエリアに滑り込むまでの区間のことですね。
ここで私が叩き出したi-DMスコアが、なんと
「3.9」でして(爆)。
前回紹介した
「なんじゃこりゃあ?!」がコレです。
ご存知の通り、高速道路の走行は単調な巡航になりがちで、パッと乗り換えたばかりのクルマの素性を探るのには必ずしも適していません。とくに私は、周囲の流れに積極的に乗ることなく、ひたすら定速をキープしたい方なので、車線変更や加減速の頻度は極めて少ないのです。
であれば、高速進入までの市街地スコアがそのまま反映されていてもおかしくないのに・・・この惨状。
いきなり、3rd STAGEのAve.5.0実現に暗雲が垂れ込める展開となり、焦った私はSAを出発した後、懸命にその原因を探ってみたのです。
すると程無く、加速の操作を終えて定速巡航に移行するたびに、パッと白ゲージが点いていることが判明。どうやら、私のアクセルOFFの操作が雑だと判定されているようです。
またその一方で、前走車に詰まった後、低下したスピードを回復させようと"ごく普通に"アクセルを踏み込んだだけで、わりと簡単に青ゲージが点くことも判明。
ははーん、要はアクセル操作に対する応答特性の違いなのね。
まぁ、考えてみれば当然の話でして。
私のi-DM活用歴は彼是5年目に突入していますが、その間、訓練車両はSKYACTIVデミオ(1.3G-CVT)から、BMアクセラ(2.2D/T-6MT)とDJデミオ(1.3G-6AT)へ移行。今回のNDロードスター(1.5G-6MT)は、エンジン&トランスミッションの組み合わせとしては新規となる「ガソリンNAエンジン+6MT」。
仮に同じ6MT車でも、エンジンがディーゼルターボとガソリンNAとでは、また、仮に同じガソリンNAエンジンでも、トランスミッションが6ATと6MTでは、アクセル操作に対するレスポンスは多少なりとも違ってきます。故に、同じ車両挙動を生み出すための操作や作法も違ってきて当然です。
事実、ハンドルを握ったこのND、前述したどのクルマとも、操作に対するゲージの反応は異なって感じましたしね。
「これはちと困ったぞ」
一日半というタイムリミット内に、うまく自分自身の感覚を合わせ込めるのか、急に不安に駆られた私。
つまり、少なくともアクセル操作に関して、我が家のデミオで実感してきたガソリンNAの感覚(クセ)と、実家のアクセラで覚え込んだ6MTの感覚(クセ)をうまく取り込んで、新たな解を見つけ出さねば・・・と焦ったわけです。
しかし、これが偉大なる勘違いだと気付いたのは、ICを降りて自宅に向かう市街地走行。
交差点での停止や発進、加減速を幾度か繰り返しながら、NDロードスター独自の感覚(クセ)を掴もうとトライしてみた結果、「そのようなものはない」とのシンプルな結論に達したのです。
つまり、反応のクセを先読みしたような操作上のコツを一切意識することなく、思い描いた通りのスムーズな加速イメージでアクセルを踏めば、ごく普通に青ゲージが点いたのです。
「なんて素直なんだ・・・」
そんな目から鱗が落ちるような思いをさらに強くしたのが、翌日曜日。
朝から家族と市内走行を繰り返しているうちに、ブレーキ操作においても同様の素直さが顕著に感じられたのです。
ここで月並みな表現を使えば、ペダル踏力に対して極めてリニアな制動力が得られ「減速Gのコントロール性に優れる」となるわけですが、私がとくに驚いたのは、踏み側よりも抜き側のリニアさ。
実家のアクセラは微妙な”抜き”のコントロールをしたつもりでも、減速Gが停止の瞬間まで抜けなかったり、逆に意図せずスッと抜けてしまったり・・・3年目に突入した現在でもややコントロールに手を焼く面がありますが、NDロードスターはそんな悩みとは全く無縁だったのです。しかも、クルマを借り出してからまだ丸一日も経ってないというのに・・・。
いやぁ、アクセルといいブレーキといい、変なクセや間を計算に入れなくて済む素直なコントロール性には心底感動しました。
というわけで、慣れや習熟を要するどころか、ただただ素直な感覚で向き合うだけで解決してしまった「意図しない白ゲージ」の撲滅。
えー?
だったら・・・もっと早く3rd STAGEのAve.5.0に達したはずでは?
アハハ、たしかに(^^;)。
日曜だけでも計十回以上、代わる代わる家族を助手席に乗せてドライブしてますから、往路と復路を別カウントしたら、それこそ20回以上もスコアを重ねるチャンスがあったことにはなります。
にもかかわらず、Ave.5.0到達が返却日当日までずれ込んだ理由は、NDを我が家の日常生活に密着させたがあまり、近距離走行だらけで走行時間が不足し、エンジンOFF時に最終スコアまで辿り着くケースが極めて少なかったため^^;。
2nd STAGEでAve.4.8に達したのが日曜の昼前、ここから5回分のスコアを加えて3rd STAGEに到達するのに、夕方までかかってしまいましたからね。
ま、終わってみれば、厳しい条件ながらもi-DMスコアの公約が果たせてホッとしたし、家族も含めた一日半の付き合いがこの上なく充実し、かつ、驚きに満ちたものであったことは何より嬉しかったし、強く印象に残る結果ともなりました(^^)v。
願わくば・・・NDロードスターと一泊二日の小旅行に出掛けてみたいところですねぇ(爆)。