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Nuk-P@RailStarのブログ一覧

2016年04月23日 イイね!

ちょっと長めにしてみると

ちょっと長めにしてみると(画像はイメージです)

えーと、またもいきなりの話ですが・・・

このたび、NDロードスターを1日半ほど借り受けることになりまして(^^;)。

自ら宣言した"申年プロジェクト"は相変わらずハードで、公私ともにあまり心休まる瞬間がないのですが、少しはリラックスもしないとね・・・。

で、初日の今日は、夕方にソウルレッドの「S-SP」(6MT)を受け取って、そのまま山陽自動車道を1時間ほどドライブして帰宅するという旅程。

しかーし、天気は生憎の雨模様。
ある程度想像はしてましたけど、他でもないこのロードスターで雨の高速道路をひたすら巡航するなんて・・・「つまらないことこの上ない」
あ、いやね・・・ドライブが退屈極まりないだとか、ましてや楽しくないという意味ではなくて、ハンドリングマシンとしてのポテンシャルを考えた場合、高速ツアラー的なシーンはあまりに宝の持ち腐れというか、勿体なさが強調されてしまう・・・そう表現するのが正解だと思います。

そんなわけで、折角のチャンスをやや不本意なシチュエーションで迎えてしまったものの、正味10~15分で終わる普段のデモカー試乗とは違って、まとまった時間を連続走行してみると、案の定、これまで認識できなかった気付きが幾つも浮上してきます。

そして、初日の今日は大変印象に残ったことが3つ。
うち2つは「ちょっと問題かも・・・」と思ってしまうくらいに気になる点でした。

まず1つ目は、後方があまり遠くまで見渡せなかったこと

無論、後続車が全く見えないという話ではありません。
真後ろの車両やその後方までは普通に視認できるのですが、さらにその先(その後ろ)が瞬時に見通せないのですよ。
とりわけ高速走行では、すぐ後方の車群もさることながら、それらの遥か後方から大きな速度差で近付きつつある爆弾のようなクルマをいかに早めにキャッチするかが、双方の安全確保はもちろん、ストレスや諍いのないスムーズな追い越しを成立させる上で重要なポイントになります。
しかし、そんな思いでNDのルームミラーにパッと視線を移しても、私が見たい「遠くの領域」が見えないのです。

「あれれ?」
そう思って瞬時に首をすくめてみても、手を伸ばしてルームミラーの角度をいじってみてもダメ。
・・・なぜなら、ソフトトップをクローズした時にリアウィンドウが切り取る視界の「天地幅」(上下幅)が意外なほど狭くて、私の「アイポイント」と「ルームミラー」、「リアウィンドウ」の三者の位置関係においては、遥か後方の領域を見通すのが困難だったのです。
(私の座高を低く調整できれば状況は一変しそうですが・・・苦笑)
無論、ソフトトップを開ければ大きく後方視界も開けますが、今日のような雨天時や高速巡航時はクローズにせざるを得ないわけで、常々、遥か後方の状況を把握しながら高速巡航したい私にとっては、気になる点だと言わざるを得ませんでした。

2つ目は、高速巡航の世界からは一転して、速度ゼロの時です(^^;)。
長めのドアが無造作に開ききってしまうこと。

これは、高速道路のサービスエリアに立ち寄った時と、自宅に帰着した時の計2回、発生。
何れもそっと運転席ドアを開けたにもかかわらず、途中で一旦ドアの動きが止まるポイントがなく(※【追記】止まりが弱く)、そのまま全開まで開いてしまい、ドキっとさせられたのです。
実をいうとこれ、過去のデモカー試乗時にも最低一回は同じようにハッとしてきたはずなのですが、毎回1度だけだと、なかなか最後まで印象が残ってなくて(苦笑)。

同じようにドアの長い我が家のRX-7は途中できちんと止まるポイントがあるので、今回のようにヒヤリとさせられることはありません。
もしも私がNDロードスターを所有したら、かなりの高確率で、隣の駐車車両やブロック塀などにガツンと当ててしまいそうです。
(NDオーナーさんたちは大丈夫なのかしら?)

そして最後の3つ目。
これは「ちょっと気になる点」とは毛色が違う話で・・・
ドライブ開始から30分足らずで、背中の筋肉が痛くなってしまったこと。

え?
それってやはり、「気になる点」じゃないのって??

いや違うんですよ、私の場合(笑)。
実はドライブ時に背中の筋肉が痛くなってしまうのは、我が家の赤CHARGE号も全く同じなのですよ。

そして、これまでの私はその痛みの理由を、十年以上も酷使してきたRX-7の運転席シートの「ヘタリ」と結論付けてきたのですが、こうして納車から1年も経たないNDロードスターで同様の痛みに見舞われたとなれば、これはもうシートのヘタリ云々の話ではありません。
つまり、私の身体もしくはドライビングポジションに問題があると言わざるを得ないわけです。
ま、それ自体も看過できない問題ではありますが、とにもかくにも、言われなき嫌疑がかけられていたRX-7のシートの無実が証明されて「ひと安心」というのが本音です(笑)。

限定的な視界に、ドアの唐突な開き、そして背中の痛み・・・なんだよ、悪い印象ばっかじゃんか(-_-)

まぁ、そう言わないでください。
私自身、今日は朝から長距離移動ばかりで疲れていたので、ついつい悪い印象が先行してしまっただけで。
高速巡航中、応答性と安定性が絶妙なバランスを見せていた秀逸なステアリング特性や、その間、ウェット路面ながらずっと18km/L台をキープしていた驚きの燃費など、ビックリした出来事も沢山あったのですから。

ま、良い印象の方は、体力が回復しているはずの二日目に期待しましょう(^^;)。
Posted at 2016/04/24 00:16:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記
2016年03月15日 イイね!

遂に死角が消えた?

遂に死角が消えた?朝方と夕方の2回にわたり、ディーラーを訪れた先週の木曜。

そのうち、夕方の用件はビアンテのヘッドライトの光軸調整。
実は、ローダウンスプリング導入から半年以上が経過した現在も、ビアンテのビミョーな車高変化は収束する気配がないのです(^^;)。
我が家のビアンテは週末限定稼働ゆえ、一般的なケースよりも車高が落ち着くまで長い期間を要するのは仕方ないところですが、どうにもリア側の落ち込みが止まりません。
たとえ外観上の違和感はなくても、偶に夜間走行をすると一目瞭然(-_-)。小さな起伏が連続する自宅周辺の舗装路では、前走車や対向車に与える”光害”が以前より明らかにエスカレートしていて、思わず申し訳なさで一杯に。
かくして、ユニット本体を下向きに微調整してもらうため、昨年末に続く2度目の光軸調整劇と相成ったわけです。

「すみませんね、たびたび・・・」

出迎えてくれた担当セールス氏にビアンテのキーを渡すと、

「何か乗りたいクルマ、ないですか?」

と、予期せぬ嬉しいお誘いが(^O^)。
実をいうと、最近は週末ごとに所用でディーラー詣でを繰り返していたので、さしもの私も時間潰しのネタが尽きかけていたんですよね。
そんな状況を察して、さり気なく試乗に連れ出してくれるなんて・・・もう、感謝感激であります。

「もちろん、喜んで!」

と勇んで私が乗り込んだのは、ディープクリスタルブルーのCX-3。
そう、昨年12月に改良を受けたばかりの最新型・・・とくれば、注目すべき進化ポイントは、初期のアクセルレスポンスが改善されたというクリーンディーゼルエンジンと、リアの突き上げ感が緩和されてマイルドな乗り心地となったという足回りですね。

真新しいブラックレザーのシートに身を沈め、いつもの市街地コースに繰り出した私。

すると、信号待ちからのゼロ発進や緩加速を何度か繰り返した序盤の段階で、早くもアクセルレスポンスの改善をハッキリと体感(^^)v。
デビュー直後の初期型で感じた「モッサリとした間」はもはや影を潜め、イイ意味でフツーのフィーリングになっているではありませんか!
たしか私の記憶では、初期型のデミオXDとCX-3(XD)を比較すると、デミオXDの方が明らかに踏み始めのレスポンス遅れが少なくて好印象だったのですが、今回のCX-3改良モデルはそのデミオよりも違和感がさらに少なく感じたので、エンジニアリング的には相当頑張った結果ではないかと思います。

あ、誤解のないようにいうと・・・それでもアクセルレスポンスが完全にリニアになったわけではありません。未だにアクセルの踏み始めに多少の”間”は存在しています。
ただそれは、ドライバーが余程意識してセンサーを研ぎ澄ませていれば判るレベルで、普通の人が普通に走らせている限りは、大きな不満になることはないと思われます。
もっと言うならば、2ステージターボを搭載するSKYACTIV-D 2.2にだってこの”間”は存在しますから、可変ジオメトリ(シングル)ターボのSKYACTIV-D 1.5の健闘が一層光るというものです。

おまけに、i-DMトレーニングでスマートなアクセルワークを身につけている人であれば、その僅かな"間"のせいで実害を被ったり、ストレスを感じたりすることもないでしょうしね^m^

一方、もうひとつの注目ポイントだった乗り心地に関しては、明快な改善代を感じ取ることはできず。
というか、私は1年前の初期型試乗でこれといった不満を感じていなかったばかりか、むしろ「乗り心地が良い」とインプレッションしていたほど。
この問題意識の薄さでは、そもそも改善代云々を語る資格はなかったかもしれませんね^^;。

こうして「乗り心地」の評価が肩透かしに終わった結果、先の「アクセルレスポンス改善」がことさら強調されるカタチとなって
「これは、ますます死角が減りましたね・・・」
そう担当セールス氏に語り掛けながら、上機嫌で試乗を終えることになった私。

しかしながら、後になって大いに悔やまれることになったのが、私が初期型で最も不満に感じていた「直進安定性」についての評価を忘れてしまったこと。
イタタタ・・・

そう、ステアリングの据わりが今ひとつで、ただ単に直進状態を維持するだけで、何となく肩や腕に力が入ってしまうという、ビミョーな違和感。
我が家の初期型デミオでも散見される数少ない不満点のひとつが、「電動パワステ特性のチューニング」を含む12月の商品改良でどう変化したのか。その点については他の誰よりも興味を持っていたはずなのに・・・。
(これだからシロートはあきまへん)

こればっかりは、「気にならなかった=問題が解消されていた」などと安易に結論付けたくはないので、早急にリベンジ試乗に臨み、本当に死角が消えたと言えるのか、しっかり検証しておきたいと思います。
Posted at 2016/03/16 00:29:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記
2016年01月13日 イイね!

新年の初試乗!は・・・(後篇)

新年の初試乗!は・・・(後篇)新年早々、まだ試せずにいたNDロードスターの「S・スペシャルパッケージ」の6MT車を単独試乗できる幸運に恵まれた私(^O^)。

のっけから、前篇で触れたような些細な思惑違いはあったものの、気を取り直して私が向かったのは、旧アンフィニ店ご指定のゴキゲンな海沿いのワインディングコース。

・・・とくれば、私がハッキリと思い出すのは昨年の11月、ロードスターの追加グレード「RS」をここに持ち込んで試乗したシーン。

そう、自身初となったNDロードスターの単独試乗は、目一杯走りに振ったTOPグレード「RS」の高いポテンシャルと相俟って、最初から最後まで頬が緩みっぱなしでした。
中でも最も印象的だったのは、S字の低速コーナー(に中速で入ったとき 笑)。
過去数回のND試乗体験から、やや大きめのロールを想定して身構えていたら、強化された足廻りがスッとロールを抑え、クルマが踏ん張った分だけ余計に上体が振られようとする瞬間にすかさずシートのサイドサポートがサッと受け止める。この節度感のある挙動と絶妙なサポート感に、私は強い興奮を覚えてしまったのです。
そして、単に走りが楽しいとかレスポンスが爽快というだけでなく、クルマが「もっともっと!」とドライバーを焚き付けるような雰囲気まで感じ、ホント久々に「丸一日乗っていたいなぁ・・・」と思ったのですよ・・・。

その忘れ難き好印象を正確に思い出しながら、迎えた往路の低速S字でスッとステアリングを切ると・・・

グニャッ(グラッ)・・・

アレレッ? (=゚ω゚)ノ

(無言で右に左にワインディングを駆け抜けていく私)

うーん・・・

何というか・・・

表現に困ってしまうけど・・・

期待していたほどの大きな感動はなかった
のですよ(-_-)。

そりゃあね、ツッコミのセリフはいくらでも思い付きますよ。

 「バカだなぁ、RSと全く同じわけがないじゃないか!」
 「そりゃ期待値を上げすぎでしょ?アンフェアよ、アンフェア」
 「Sグレードの柔らかさをあれほど好感していたくせによ~( `―´)ノ」
 「ちと欧州ブランドかぶれが過ぎるんじゃないの?」


といった、冷静でごもっともなヤツをね。

それに加えて、朝イチの試乗でクルマがウォーミングアップ不足だったとか、オドメータが2000km弱でまだアタリが付いてないとか、お店に乗り付けたクルマが赤CHARGE 号だったとか、さらには、11月と1月の気温/路温の違いを頭に入れてなかったことなど、両車の直接比較にはやや不適切だった点が幾つか思い当たらなくもありません。
よって、今回の単独試乗の印象だけでS-SP(6MT)のポテンシャルを語り切るわけにはいかないのですが、少なくともコーナリング中の挙動については、RSグレードと同等でないことは明確に感じ取れました(汗)。

では、その勝手な見込み違いが原因で、今回の試乗が全く退屈なものに終始したかというと・・・
決してそうではありません

ドライブ中ずっと「イイなぁ!」と感動したのは、キャビンの横から上から回り込んでくる素敵なエンジンサウンド。
過去の試乗時のように、助手席に搭載したウェイト(笑)のせいでやや苦し気な回転上昇を見せることもなく、極めて軽快に、右足首の動きに精度良く呼応した乾いたサウンドを奏で、常に気分を高揚させてくれる。
普段は何気なくしているブリッピングをつい何度も意識的に繰り返してしまいました(^^)。

そんなわけで、総じていえば楽しいテストドライブだったのですが、正直なところ、RSの時のように「丸一日このまま乗り続けたい!」と感じるまでには至らず。
そればかりか、過去にS(6MT)、S-SP(6AT)、RS(6MT)に試乗し、自分なりに描けていたはずの各グレードの相対的なポジショニングまで、完全にリセットされてしまった気分(-_-;)。

こんなはずじゃなかったのに・・・
まだアタマの中は混乱していますが、この状況を打開するためには・・・いつかまたリベンジマッチが必要でしょうね^^;。

Posted at 2016/01/14 00:10:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記
2016年01月11日 イイね!

新年の初試乗!は・・・(前篇)

新年の初試乗!は・・・(前篇)なんとそれは、NDロードスターの

「S・スペシャルパッケージ」の6MT車!

そうです、昨年あれだけ試乗を切望していたのに遂に縁がなかった新型ロードスターのメイングレードに、いきなり2016年一発目の試乗で私はあり付けたのです。

なんてラッキーな展開なんでしょう(^O^)

こいつは年明けから縁起がイイわい・・・
と、二年越しの思いが早くも叶った幸運を心から喜びたかったところですが、実は今回の試乗、随所に意外なサプライズが仕掛けてあって、なかなか私の期待通りにコトは進まなかったのです。

(そのせいか正直、筆もイマイチ進まず・・・苦笑)

RX-7の12ヶ月点検のため、日曜の朝イチで訪れた旧アンフィニ店。
奥の駐車場に赤CHARGE号を停め、店舗の入口に向かっていると、まるで私を待っていたかのように、クリスタルホワイトパールのNDロードスターが鎮座しているではありませんか!
すかさず担当セールス氏から「今週末限定でスペシャルパッケージの6MTがきています」との説明が。

エェッ!?

と、いきなり新年最初のサプライズ。

・・・すみません、ウソです(笑)。
実は前日、偶々覗いたディーラーさん公式サイトで、期間限定で配備されたことは既に知ってまして(^^;)。
だから、きちんとドライビング用シューズを履いていたし、一応の身だしなみということで、頭にも軽く整髪料を付けてたんです(爆)。

他のお客さんが試乗を希望されないうちに・・・と、そそくさと試乗車の運転席へ。
「開けますか?」
と声を掛けてくれたセールス氏に「ハイ、もちろん!」と答え、慣れた手付きで幌を上げた私。
しかし、その瞬間、

ま、まぶしい(;´ー`)

これが正真正銘、最初のサプライズ(苦笑)。

何が眩しかったって、インパネの端からドアトリム上部まで廻りこんだ例のボディ同色パネルですよ。

過去の試乗はジェットブラック色やセラミック色のデモカーが大半だったので、さほど光の反射は問題に感じませんでしたが、さすがにホワイトパールともなると照り返しがキツイですねぇ・・・。

ま、だからといって挫けて幌を掛け直すわけもなく(^^)、そのままオープンで幹線道へ合流します。

ブロロォーン・・・
と乾いたエキゾーストノートを心地良く響かせながら、いつものワインディングコース目指して走り始めた私。
しかし、徐々にスピードが乗ってくるにつれ、次なるサプライズが到来(@_@)。

・・・さ、寒い {{ (>_<;) }}

(爆)
ハイ。初夏や晩秋の試乗時と全く同じ調子で、大した厚着もせずにオープンにしてしまった私がバカでした。
朝方はまだ気温が低く風が冷たかったし、おそらくは当日最初の試乗だったはずで、エアコンの効きもまだまだ本調子に非ず(-_-;)。
きっちり温風が出てくるまでの間、建物や木立の日陰に入ってしまうたびに、思わず冬の寒さを実感せずにはいられませんでした・・・。

さて、そうこうしているうちにいつもの交差点を左折。
そのまま道なりに数分間走行すれば、お誂え向きのワインディングコースが目前に開けてきます。

あ、すっかり説明し忘れてましたが、今回は担当セールス氏が納車のお客さん待ちとのことで、昨年のRSグレード試乗時に続き、願ってもないNDロードスターの単独試乗が再び実現^m^。
待ちに待ったS(SP)-6MT車の試乗を、助手席のウェイト搭載無しで自由に楽しめるだなんて・・・これ以上の好条件など、あろうはずがありません。

あの日・・・RSで感じた興奮と感動よ、再びっ!

自ずと期待が高まり、思わず前のめりになりそうだった私を待ち受けていた、3つ目のサプライズとは?!

(つづく)
Posted at 2016/01/11 23:00:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記
2015年11月19日 イイね!

禁断のテストドライブ(後篇)

禁断のテストドライブ(後篇)今年の10月、NDロードスターに追加された新機種「RS」。
ディーラー本社で登録されたばかりというこの走りのトップグレードを、私は海沿いのワインディングロードに持ち込んだのです。

5月にロードスターがフルチェンジして以来、これまで数回にわたり、担当セールス氏の同乗で私がドライブしてきた「S」(6MT)や「S-SP(スペシャルパッケージ)」(6AT)。
それらと直接のフィーリング比較ができないのは承知の上で、もう二度と巡ってこないかもしれない単独ドライブの機会を、しっかりと満喫させてもらいました。
こうしてコース脇にクルマを停め、私が少年時代に”庭”にしていた徳山湾のコンビナートをバックに写真なんぞ撮ってみたのも、その一環ですね(^^)。

ただ、トータル15分程の試乗が後半戦に入ったまさにこの地点付近から、私の心の中にはずっと、ある囁きが聞こえていたのです。

「ダメだ。こんなレベルじゃ物足りない・・・」

(?!?!)

おまえなぁ・・・( `―´)ノ
毎度毎度、読みにくい下手な文章に付き合ってやってるのに(自爆)、そこまで支離滅裂なことを言い始めるとは・・・ついにアタマでもイカレたのか?


なぁんて、厳しいおコトバをいただきそう・・・(;_;

たしかに、私は1人で試乗をスタートさせた瞬間から、「RS」が見せてくれたハンドリングの正確さ、加速感の素晴らしさに心底シビれ、満面の笑顔で「これはサイコーだ!」と何度も確信していたのですから。
なのに、最後の最後にこんな残念な囁きを白状してしまったら辻褄が合わなくなるだけでなく、下手をすればNDロードスター全体を否定しているとも捉えられ兼ねません。
ベースグレードの「S」でさえ、その挙動の軽やかさを大絶賛していたこの私だというのに・・・。

でもね、私の話は全く矛盾していないんですよ。
なぜなら・・・

その囁きの主は・・・

「私」じゃなくて「ロードスター」の方だったのですから!

あはは(笑)

そうです、物足りなかったのはRSのパフォーマンスではなく、私のドライビングだったのですよ。
「そんな走り方じゃ、ボクの真価がほとんど発揮されないよ・・・」
RSからのささやかな抵抗、静かなる抗議の声がずっと聞こえていたというわけ。

いやぁ、ホントにその通りでしたよ。
海沿いのワインディングで少しばかりスピードを上げたぐらいでは、全くもって破綻する気配なし。
おそらく素の「S」であればグラッと大きめのロールを伴なうようなシーンでも、「RS」は全く不安を感じさせることなく、涼しい顔してサッと駆け抜けていきましたから。
しかもその安定した挙動の端々に感じたのは、足回りを強化したことによる鉄壁なまでのフラットライド感・・・ではなく、適度に引き締まり、適度に深みのある、気持ち良いロール感でしたしね。

RSの走りは極めて爽快で、ポテンシャルの高さを十分に予感させるものでしたが、それだけに止まらず、さらなるスポーツドライビングへとドライバーを駆り立てる、強いメッセージ性まで感じ取れてしまったのです。
いやぁ、これはハッキリいって意外な展開でしたねぇ(^O^)。

近年、フルSKYACTIVの新世代マツダ車が登場してからというもの、私はテストドライブ時のアプローチを変え、たとえ走りの楽しいモデルであっても、悪戯に限界を探ったり、刺激を求めるようなことはせず、ゆっくり腰を落ち着けて、ひとつひとつの操作に対する車両側のレスポンスをじっくり味わうように努めてきた・・・つもり。
それは、マツダの”走りのフラッグシップ”たるNDロードスターとて決して例外ではなかったのですが、よもやクルマの方からこうも挑発をされてしまうとは・・・こんな不思議な感覚、少なくともここ数年のマツダ車ではとんと記憶にありません。
強引に遠い記憶を遡っても、RX-8のタイプRSか、現在所有しているⅤ型RX-7くらいしか思い当たらないかもしれませんねぇ(^^;)。

たぶん若い時分の私だったら・・・今回のRSの挑発にまんまと乗って、新品のタイヤをキーキー鳴らしながら帰ってきたことでしょうけど、もちろん現在の私は違いますよ。
そんな予期せぬ刺激を受けても、極めて冷静に受け止めて、
「このクルマを一日中乗り回せたら、さぞかし楽しいだろうなぁ!」
と、そっと思いを寄せるのでした(^^)。

というわけで、RSが垣間見せた走りのポテンシャルの高さに大満足して試乗を終えた私。

ディーラーからの帰途、降りたばかりのRSと比べると「驚くほど乗り心地が良くて高級サルーンと勘違いしそうな(笑)」DJデミオを運転していて、ふとこんな思いが浮かんできたのです。

これまで私がずっと試乗したいと思っていながら、未だに実現できていない「S-SP」の6MT車。
NDロードスターの看板グレードともいえるこのクルマのフィーリングって・・・

一体どんな感じなんだろうか?


(補足編につづく・・・かも)
Posted at 2015/11/19 21:41:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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