
(画像はイメージです)
えーと、またもいきなりの話ですが・・・
このたび、NDロードスターを1日半ほど借り受けることになりまして(^^;)。
自ら宣言した"申年プロジェクト"は相変わらずハードで、公私ともにあまり心休まる瞬間がないのですが、少しはリラックスもしないとね・・・。
で、初日の今日は、夕方にソウルレッドの「S-SP」(6MT)を受け取って、そのまま山陽自動車道を1時間ほどドライブして帰宅するという旅程。
しかーし、天気は生憎の雨模様。
ある程度想像はしてましたけど、他でもないこのロードスターで雨の高速道路をひたすら巡航するなんて・・・
「つまらないことこの上ない」。
あ、いやね・・・ドライブが退屈極まりないだとか、ましてや楽しくないという意味ではなくて、ハンドリングマシンとしてのポテンシャルを考えた場合、高速ツアラー的なシーンはあまりに宝の持ち腐れというか、勿体なさが強調されてしまう・・・そう表現するのが正解だと思います。
そんなわけで、折角のチャンスをやや不本意なシチュエーションで迎えてしまったものの、正味10~15分で終わる普段のデモカー試乗とは違って、まとまった時間を連続走行してみると、案の定、これまで認識できなかった気付きが幾つも浮上してきます。
そして、初日の今日は大変印象に残ったことが3つ。
うち2つは「ちょっと問題かも・・・」と思ってしまうくらいに気になる点でした。
まず1つ目は、
後方があまり遠くまで見渡せなかったこと。
無論、後続車が全く見えないという話ではありません。
真後ろの車両やその後方までは普通に視認できるのですが、さらにその先(その後ろ)が瞬時に見通せないのですよ。
とりわけ高速走行では、すぐ後方の車群もさることながら、それらの遥か後方から大きな速度差で近付きつつある爆弾のようなクルマをいかに早めにキャッチするかが、双方の安全確保はもちろん、ストレスや諍いのないスムーズな追い越しを成立させる上で重要なポイントになります。
しかし、そんな思いでNDのルームミラーにパッと視線を移しても、私が見たい「遠くの領域」が見えないのです。
「あれれ?」
そう思って瞬時に首をすくめてみても、手を伸ばしてルームミラーの角度をいじってみてもダメ。
・・・なぜなら、ソフトトップをクローズした時にリアウィンドウが切り取る視界の「天地幅」(上下幅)が意外なほど狭くて、私の「アイポイント」と「ルームミラー」、「リアウィンドウ」の三者の位置関係においては、遥か後方の領域を見通すのが困難だったのです。
(私の座高を低く調整できれば状況は一変しそうですが・・・苦笑)
無論、ソフトトップを開ければ大きく後方視界も開けますが、今日のような雨天時や高速巡航時はクローズにせざるを得ないわけで、常々、遥か後方の状況を把握しながら高速巡航したい私にとっては、気になる点だと言わざるを得ませんでした。
2つ目は、高速巡航の世界からは一転して、速度ゼロの時です(^^;)。
長めのドアが無造作に開ききってしまうこと。
これは、高速道路のサービスエリアに立ち寄った時と、自宅に帰着した時の計2回、発生。
何れもそっと運転席ドアを開けたにもかかわらず、途中で一旦ドアの動きが止まるポイントがなく(※【追記】止まりが弱く)、そのまま全開まで開いてしまい、ドキっとさせられたのです。
実をいうとこれ、過去のデモカー試乗時にも最低一回は同じようにハッとしてきたはずなのですが、毎回1度だけだと、なかなか最後まで印象が残ってなくて(苦笑)。
同じようにドアの長い我が家のRX-7は途中できちんと止まるポイントがあるので、今回のようにヒヤリとさせられることはありません。
もしも私がNDロードスターを所有したら、かなりの高確率で、隣の駐車車両やブロック塀などにガツンと当ててしまいそうです。
(NDオーナーさんたちは大丈夫なのかしら?)
そして最後の3つ目。
これは「ちょっと気になる点」とは毛色が違う話で・・・
ドライブ開始から30分足らずで、
背中の筋肉が痛くなってしまったこと。
え?
それってやはり、「気になる点」じゃないのって??
いや違うんですよ、私の場合(笑)。
実はドライブ時に背中の筋肉が痛くなってしまうのは、我が家の赤CHARGE号も全く同じなのですよ。
そして、これまでの私はその痛みの理由を、十年以上も酷使してきたRX-7の運転席シートの「ヘタリ」と結論付けてきたのですが、こうして納車から1年も経たないNDロードスターで同様の痛みに見舞われたとなれば、これはもうシートのヘタリ云々の話ではありません。
つまり、私の身体もしくはドライビングポジションに問題があると言わざるを得ないわけです。
ま、それ自体も看過できない問題ではありますが、とにもかくにも、言われなき嫌疑がかけられていたRX-7のシートの無実が証明されて「ひと安心」というのが本音です(笑)。
限定的な視界に、ドアの唐突な開き、そして背中の痛み・・・なんだよ、悪い印象ばっかじゃんか(-_-)
まぁ、そう言わないでください。
私自身、今日は朝から長距離移動ばかりで疲れていたので、ついつい悪い印象が先行してしまっただけで。
高速巡航中、応答性と安定性が絶妙なバランスを見せていた秀逸なステアリング特性や、その間、ウェット路面ながらずっと18km/L台をキープしていた驚きの燃費など、ビックリした出来事も沢山あったのですから。
ま、良い印象の方は、体力が回復しているはずの二日目に期待しましょう(^^;)。