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Nuk-P@RailStarのブログ一覧

2015年11月17日 イイね!

禁断のテストドライブ(中篇)

禁断のテストドライブ(中篇)日曜の午前中、所用で立ち寄った旧アンフィニ店で、NDロードスターの最新グレード「RS」を試乗するという、願ってもない機会に恵まれた私。

しかも、担当セールス氏のご好意で、ゴキゲンな海沿いのワインディングコースでの単独ドライブを許可されたときたら・・・そりゃあ、乗り込む前から早くもボルテージは最高潮!

となっても不思議ではないのに、試乗直前の私にはひとつだけ大きな懸念が芽生えていたのです。

あ、別に深刻な悩みなんかではないのですが・・・
それは一体何かというと、

「最も」走りに振った渾身の新グレードを

「最も」ハンドリングが楽しめる試乗コースにて

「最も」余分なウェイト(人)がない好条件でドライブしてしまったら


そう、
楽しくないはずがないじゃないですかっ!

アハハ・・・^^;
無論、楽しくドライブできること自体はとってもウェルカムですし、滅多にないであろうトップグレードの単独試乗機会なんて感謝してもし切れないくらいの有難い話なのですが、私がはたと困ってしまったのは、過去に試乗した2種類のNDと直接のフィーリング比較ができなくなったこと。
だって・・・先の2台は常時、助手席におよそ70kgのウェイトを搭載していましたからね(苦笑)。

とりわけ、「S」の6MT車(990kg)と「S-SP」の6AT車(1050kg)とで、挙動の「軽やかさ」度合いに60kgの車重差の影響があると感じ取っていた私ですから、本来の順番としては、次に同じ2名乗車で「S-SP」の6MT車(1010kg)を試してみたかったのです。
そんなときに、足回りの強化や装備の拡充を果たした最新トップグレード「RS」の6MT車(1020kg)が、70kgレスという圧倒的な好条件で登場してしまったのだから、困惑してしまったわけです。
なにせ、70kg差を脳内シミュレーションで補正できるほど、私の試乗センサーは優れてませんからね・・・。

ブログタイトルが「禁断の・・・」で始まった理由は、まさにコレだったんですよ。

まぁ、でも「それはそれ、これはこれ(笑)」
スパッと気持ちを切り替えて、フレッシュな感覚でソウルレッドのRSをスタートさせた私。

他の誰に気を遣うこともなく、黙々とドライブに集中した15分間。
このRSから伝わってきたフィーリングは、どれもまさに「無敵」といえるものでした。
それもそのはず、過去にドライブしたどのNDよりも加速は良いし、車両の挙動は引き締まっているのですから、
「こりゃあ、一日中乗ってても楽しいゾ~!」
なぁんて、久々に心の中で叫んでしまったのも十分納得できる話ではあります。

中でも、とくに私が感心したのは、特別装備のRECAROシートの絶妙なホールド性でした。
試乗コース中に1箇所だけあるシケイン状の低速カーブ。
前後車両の間合いをしっかり取った上で、ここを(やや)ステキなスピードで駆け抜けてみたら、横Gが掛かり始めたその瞬間、それまで過度に存在を主張することのなかったシートのサイドサポートがすっと寄り添い、ピタッと体を支えてくれたのは、まさに阿吽の呼吸ともいうべきもの。
しかも、そんな適切なシートサポートがあるお陰で、ロールの量/速度が適度に抑えられたビルシュタイン社製ダンパーの絶妙なパフォーマンスがひと際精度良く感じ取れるという、愉快さ極まりない好循環。
これぞチューニングの妙。完全に「一本取られたっ!」って感じでしたね。

前述した通り、過去に別条件で試乗した「S」や「S-SP」(6AT)にはホントに悪いのですが、今回の「RS」の試乗パフォーマンスは、2台とは比べものにならないほど"Fun"なものでした。

そんなわけで、あっという間にゴキゲンな試乗コースを完走。
やや後ろ髪を引かれる思いでディーラーに帰還した私ですが、実をいうと、コースの折り返し地点を過ぎたあたりから、ずっとある囁きが聞こえて続けていたのです。

それは一体なんだと思います?


なんと・・・


まるで前言を翻すかのように・・・


「ダメだよ。このレベルじゃ物足りない!」


(ええーっ!?)

(つづく)
Posted at 2015/11/17 23:36:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記
2015年11月16日 イイね!

禁断のテストドライブ(前篇)

禁断のテストドライブ(前篇)それは全く予期せぬ展開でした・・・(^^;)。

日曜の朝、バレエの練習会に参加する長女と嫁さんを、隣町の市民ホールまで送って行った私。
その帰途にデミオで立ち寄ったのは、通り道にあった旧・アンフィニ店でした。

直接の用件は、RX-7の純正ボディーカバーの在庫の問い合わせ。実はつい先日、長年使い続けているカバーが小破してしまったので、今から新品が取り寄せ可能か確認しておこうと思い立ったのです。

「良かったですねぇ、在庫が8個ほどありましたよ~」
と、馴染みのサービスエンジニア氏。

「ではぜひ! ・・・でも次に破れた時には、もう残ってなさそうですね(笑)」

そんな呑気な会話をしつつ、ふと外の試乗車スペースを見やると、そこには見慣れないソウルレッドのNDロードスターが佇んでいました。

実はこの旧アンフィニ店、以前からブラックマイカのS-SP(6AT車)が配備されていて、私も何度か試乗させてもらっていたのですが、ちょうど前日にガラスコーティングでDJデミオを預けたマツダ店で、まさにその個体を目撃したばかりだったのです。
(ついでにその日は自宅までハンドルを握らせてもらいました)

ははーん
ND発売からちょうど半年。おそらくこのタイミングで店舗間ローテーションが勃発して、県東部の店舗にいたSP-6MT車が遂にここに移ってきたんだな・・・

というのも、私は過去にベースグレード「S」の6MT車(990kg)、そして「S-SP(スペシャルパッケージ)」の6AT車(1050kg)の2種類しかNDの試乗経験がなくて、4代目ロードスターのメイングレードともいえる「S-SP」の6MT車は、残念ながら未体験。
虎視眈々とその機会が巡ってくるのを待っていたのです。

ついに好機到来か!

・・・そう思って尋ねてみたら、見事にハズレ(爆)。
意外や意外、ディーラー本社所属の試乗車が一時的にやってきているのだとか。しかもそのグレードは、先日追加されたばかりの「RS」だというではありませんか!

サプライズはなおも続きます。
「いつもの試乗コースなら、お一人で乗ってきていただいて構いませんよ・・・」

「!!!」

そう、自宅を出発する際には全く予想もしていなかった急展開で、私はロードスターの新トップグレード「RS」を単独試乗できる幸運に恵まれたのです^m^。

この日の限定サービスとかでご相伴に預かっていた甘~いクレープを慌てて掻き込んで、急いでRSのドライバーズシートに身を沈めた私。
実は些細な虫の知らせでもあったのか、偶然にも出掛けにテストドライブ専用の靴を履いていたのはラッキーでしたが、基本的に家族の送迎役に徹するつもりだったので、髪の毛はボサボサ(苦笑)。
しまった
ドライバーがイカしてないと、ロードスターのイメージまで悪くしてしまうじゃないか・・・

一瞬、そんな後ろめたい思いが頭を過ってしまいましたが、だからといってクローズにしたりはしません(爆)

ルームミラー越しのヘアチェック(笑)もそこそこに、気を取り直して入念なポジション合わせに没頭した私ですが、この新しいデモカーに試乗できると判った瞬間から、エンジンスタートボタンを押すその瞬間まで、ずっと気掛かりに感じていたことがひとつだけあったのです。

(つづく)
Posted at 2015/11/16 23:00:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記
2015年09月17日 イイね!

秋晴れの空に誘われて・・・(2)

秋晴れの空に誘われて・・・(2)デモカー試乗を秘かに企んでディーラーに乗り込んだ日曜日は、まず最新アテンザワゴンのディーゼルで実家近くのホームコースをひとっ走り。

ごく短時間の試乗では、直前まで抱いていたイメージと実際のパフォーマンスにズレが生じることもありますが、今回のアテンザはまさにその類かもしれません。
高速ツアラーをイメージさせる、ドシッと安定した風格ある走りを期待していたのに、意外や意外、バタバタと挙動が落ち着かず、乗り心地が粗い印象が残ってしまいました。
但し、誤解を招かないために言及しておくと、デモカーはまだオドメータが1000km強のレベルで、足回りが十分馴染んでいない可能性があることや、私自身が実家のアクセラXDを常用しているため、もはやSKYACTIV-D 2.2の魅力的な動力パフォーマンスに新鮮味を感じなくなっていることは、考慮に入れておく必要がありそうです。

で、アテンザの後に試乗したのがこの日の本命、アクセラスポーツ20Sツーリング・Lパッケージの6AT車。

何を隠そう、もし今、自分専用に好きなマツダ車を1台選べるとしたら、私がその筆頭候補に挙げるのが、この20ST-Lなのです。(あっ、内外装のカラーは私の好みと違いますが・・・)
過去、二度に亘って旧アンフィニ店で同型デモカーに試乗した結果、現在の好評価が確立されているのですが、今回は普段利用しているマツダ店の試乗コースで、そのパフォーマンスを試してみたかったというわけ。

とはいっても、そこに不安や疑念は一切なくて、過去と同レベルの感動をみたび期待していたのです・・・が、

ん? 「が」??

Lパッケージのブラックレザーシートに身を沈め、Pushボタンでエンジンをかけた直後、「ゴォ~ッ」と勇ましく唸り続けたアイドリング音には・・・思わず苦笑い。
「そういえば、アテンザの2.0Lも朝イチの始動ではこうだったよなぁ・・・」

考えてみれば、フルモデルチェンジや大幅改良といったアクションから2年近いインターバルが空き、並み居るデモカー勢の中で、最も話題性に乏しい感じが否めないのがこのBMアクセラ^^;。
きっとこのデモカーも、久方ぶりのエンジン始動だったに違いないですね(笑)。

しかーし、気を取り直して試乗をスタートしてみると・・・

見事なまでに、王者の貫禄を魅せ付けてくれましたっ!

(おいおい、王者といっても・・・単に私的ランキングの暫定1位ってだけじゃんか 笑)

いやぁ、何度ドライブしてもこのクルマ、「SKYACTIV-G 2.0」+「SKYACTIV-DRIVE」のパワートレインの気持ち良さには感動します。
アクセルの踏み方に応じて、期待通りのリニアな加速感が間髪置かずに得られるし、変速マナーも上質で歯切れが良く、全くもってストレスフリー。
この鉄壁なパワートレインのコンビと、ボディやシャシーとのマッチングがまた絶妙。重厚過ぎず軽薄過ぎず、まさに等身大で心地良いレスポンスを返してくれるものだから、どんな道でもスイスイと気持ち良く、自由に泳ぎ回ることができるのです(^^)。

無論、我が家のデミオだって、SKYACTIV-DRIVE搭載車の端くれ。
トントンッと歯切れのよい変速フィールにニンマリする瞬間は数限りなくあるのですが、いかんせん1.3Lのガソリンエンジンがやや非力なので、登坂時だとか家族同乗時の加速パフォーマンスにストレスを感じたり、1速⇔2速の変速マナーに不満を覚えることも少なからずあるので、2.0Lのガソリンエンジンの余力、ミドルサイズのSKYACTIV-DRIVEが見せる精緻なパフォーマンスは、一枚も二枚も上だと感じさせてくれるものがあります(^^;)。
もっとも、このアクセラ20ST-Lを半日くらい借用し、じっくり普段使いのシーンに供すれば、それなりにアラが見つかるのかもしれませんが、少なくとも短時間の試乗中において、全く破綻の素振りさえ見せないのは立派の一言で、暫定1位に推挙した側としても鼻高々(笑)。

とはいえ、ここまでだったら、過去の20ST試乗時と同レベルの感動止まり。
でも今回はそれに加え、フロントの動きの軽やかさが目立ったことで、好感度はさらにアップしたのです^m^。

私が「軽やかに感じた」という比較対象は・・・言うまでもなく実家のアクセラXD。
同じボディタイプで車重が120kgも軽くなれば、フットワークの印象の違いは歴然です。
舵を切ってフロントが向きを変えていく瞬間の抵抗の少なさや挙動の素直さが、決してその差は大きくないものの、私にはハッキリと体感できたのですね。
普段のXDでは、ズシッとサスがストロークしていく特有の挙動に対し、無意識のうちに構えてしまう私ですが、そんな準備をせずとも、自然にスッとノーズが切れ込んでくれる爽快な感覚は、我が家のガソリンデミオがしばしば披露してくれる美点だし、NDロードスターの試乗で感じた「軽さの正義」のような感覚をイメージさせてくれました。

これくらい"踏んでヨシ"、"切ってヨシ"とくれば・・・市街地試乗においてそのパフォーマンスに不満を感じることは殆どないでしょうね。
この店舗のデモカーで初めて(笑)、2ndステージに上がったi-DM画面を見たという驚きの事実は、20STのレスポンスの秀逸さと決して無関係ではないような気がします。
もちろん、私的ランキング首位防衛は成功です。

ちなみに、首位の座を脅かす最大のライバルは・・・SKYACTIV-G 2.5搭載のアテンザセダン(6AT)が本命(但し、足が馴染んでからね)、SKYACTIV-G 1.5搭載のロードスター・S-SP/アクセラ・15ST(ともに6MT)あたりが対抗馬と睨んでますが、現実問題、身近なところにデモカーがいなんですよねぇ(苦笑)。
Posted at 2015/09/17 20:43:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記
2015年09月15日 イイね!

秋晴れの空に誘われて・・・(1)

秋晴れの空に誘われて・・・(1)日曜の朝、ディーラーに10時に到着し、アクセラXDの6ヶ月点検とマツダコネクトのバージョンアップ作業を依頼。

ちょうど一週間前、嫁さんデミオの点検入庫でここに来た私は、お店のデモカーを1台1台観察しながら待ち時間を楽しく過ごしたわけですが、さすがに二週連続では新たな観察ネタはそうそう見つからないよねぇ・・・
それに、前回は話相手になってくれた店長さんとも会話のネタが尽きてるし、担当セールス氏は接客と納車準備で忙しく動き回っていて、声を掛けるのも憚られる状態ときた。

となると・・・今回はデモカー試乗をするしかないでしょう!

といった按配で、実は先週から描いていたシナリオをまんまと実行に移した私^m^。
大本命のクルマは、「今、何の制約もなく自分専用のマツダ車を1台選ぶとしたら・・・」とのお題で私が筆頭候補に挙げる、アクセラスポーツ「20Sツーリング・Lパッケージ」(20ST-L)の6AT車です。

でもその前に、この私的ランキングで上位に顔を出す公算が高いと思っていながらも、未だ試乗ができていなかったアテンザワゴンの大幅改良モデルから試してみることに。
年明け早々に配備されたデモカーなので、彼是8ヶ月遅れのテストドライブとなりましたね(^^;)。
ソウルレッドのボディが眩いデモカーは、「XD PROACTIV」の6AT車。
クリーンディーゼルエンジン搭載モデルの中で、先進安全装備を充実させた中間グレードです。

さて、SKYACTIV-D 2.2搭載車への試乗となると、ここ最近、私が無意識のうちに比較してしまうのが、毎日のようにハンドルを握っている実家のアクセラXDです。

よって今回は、最新アテンザセダンや改良前のワゴンとの比較検証というよりも、同じエンジンを積むアクセラXDとの「違い」の方にフォーカス。加えて、前述した私的ランキングにどこまでアテンザワゴンが喰い込んでくるか・・・つまり、純粋にどれだけ欲しいと思えるかという、極めて個人的な観点で試乗をしてみたのです。
(え?普通はそうでしょって? そっか・・・笑)

「どうぞ、好きな所を好きなだけ走ってください!」

担当セールス氏から嬉しいコトバをかけられ、
「いやぁ、そんなに言われるとかえって遠慮してしまいますよぉ・・・」と返しつつ、ふとメーターを見れば、燃料計はEを指し、航続可能距離は僅か28km(爆)。
いつものコースから少しだけ足を延ばして、実家近くの港湾道路の終点で折り返す「プラス10分」のセミロングドライブに止めておきました。

低速で走り出してすぐ感じたのは、今から3年ほど前、SKYACTIV-Dの登場直後に感じた低回転域でのもたつき・ターボラグが程良く解消されていて、踏み始めた瞬間からきっちり加速感が付いてきてくれること。
これは意外なくらいに好印象でした。

その一方で、低回転域で聞こえるカラカラカラ・・・というDE特有のノイズは、依然として目立つ印象が(汗)。
もっともこれは、半年前に旧アンフィニ店でXDのセダンを試乗したも同様で、今更驚きもしないのですが、全くもって不思議なのは、実家のアクセラXD(6MT)では全くといっていいほどこの種のノイズが気にならないこと。
・・・はて?
ATがロックアップするまでの僅かな滑りがノイズを助長してしまうのか、遮音性が高くて他の雑音が抑えられた分、かえって高周波のカラカラ音が目立つのか、真相はよく判りません。
ただ、そんなアクセラXD(6MT)も、エンジン回転数を上げていくと勇壮なカラカラ音が容赦なく侵入してくることから、ひとえに両車の印象の違いは、
“ノイズが聞こえて欲しくない時に(たとえ僅かでも)聞こえるか否か”
によって大きく左右されているものと理解。
つまりアテンザは、クルマが静まり返ったアイドリングから少し踏み込んだ時、小さいながらもハッキリとカラカラ音が聞き取れたが故に、イチイチ気になってしまったのでしょう。

・・・と、ここまでなら、加速感(+)とカラカラ音(-)とで差し引きゼロ、でまとまる展開ですが、実はもうひとつネガティブポイントがありまして・・・

それがなんと「乗り心地」。
TOPグレードが19インチ(45扁平)のタイヤを履くのに対し、デモカーのXD PROACTIVは17インチ(55扁平)。衝撃の吸収性も含め、全体的にしなやかで快適な乗り心地を予想していたのに、何故かこのデモカーの足の動きはバタバタと落ち着かず、市街地の低速走行でもリラックスできない感じだったのです。

象徴的だったのが、徳山湾の港湾道路に1箇所ある、高速ジャンピングスポット(笑)。
ここでは、我が家のデミオが「一瞬お尻が浮く」ような接地感の無さを露呈するのに対し、実家のアクセラXDは極めてしなやかに上下動を吸収し、ピタッと安定感を保つのです。
そのアクセラXDよりも車重がプラス120kgとなるアテンザワゴン。さぞかし重厚に、何事もなかったかのように通過してくれるものと思いきや、なんと、フロント荷重が一瞬抜けて戻る際、「ポコッ!」と低俗な音がサスから発生したものだから、思わず苦笑。その瞬間、評価は即中止です(笑)。

ま、無理やり好意的に解釈すれば、”Zoom-Zoom”な初代アテンザを思わせる元気さ・快活さと言えなくもありませんが、少なくとも上質さを謳うフラッグシップカーに相応しいパフォーマンスではありませんねぇ(-_-;)。
落ち着かない足回りに、唐突に発生する異音。
これが真の実力なら残念というほかありませんが、どうもコレ、登録9ヶ月目でやっと1000km超という過少な走行距離が示す通り、デモカーの足廻りがまだしっかり馴染んでいないことが少なからず影響しているような気がしてきました。
よって、足回りのパフォーマンスに関しては"再評価待ち"のステータスにしておきましょう。

そんなわけで、セダンXDを押し退ける「3位ランクイン」を秘かに期待していたワゴンXDも、個体のコンディションの影響もあり、私的ランキングでは頭角を現すことなく消えてしまいました。

序でに白状すると、そんな動揺があってか、i-DMスコアはステージ1でまさかの「4.9」(爆)

うーん、期待値が高かった分、すっかり調子が狂っちゃったなぁ・・・

しかし私は気を取り直し、「本命の」アクセラスポーツ・20ST-Lへと乗り込むのでした。

(つづく)
Posted at 2015/09/16 01:23:34 | コメント(3) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記
2015年07月31日 イイね!

思わぬ先制パンチ・・・

思わぬ先制パンチ・・・つい先日、「用品カタログ改名記念」(笑)として、嫁さんデミオに幾つかの追加アイテムを装着しました。

その成果報告はまた近日中にまとめて行うとして、それらの取付け作業のため半日ほどディーラーにデミオを預けた際、代車としてお借りしたクルマが、画像の「AZワゴン改めフレア」だったのです。
凹んだままのリアフェンダーが物語るように、普段からろくに愛情を注がれていないと思われる、ちょっと不憫なこのフレア。
それでも、車検証の記載によれば初年度の届出は2年前で、積算走行距離はまだ1万キロ強。
車内はベーシックグレードらしい必要最小限の装備レベルでしたが、外観から受ける印象ほど車両は古くなく、むしろ機関自体はまだまだ新しそう。

となれば、普段から軽自動車に接することが殆どない私には、絶好の試乗機会。
折角なので、後に予定していたビアンテでのホームセンター行きに、このフレアを代打起用してみよう!
と、キーを受け取った直後こそ気分がパァッと盛り上がったものの、自宅までの十数分のドライブで、その即興プランはあっさり断念。

なぜって、どうにもこうにも、全くフィーリングが合わなかったのです(-_-;)。

あ・・・誤解のないように言っておくと、ごく一部に代車固有の不具合?と思しき点はあったものの、基本的には単なる「慣れ」の問題であって、決してフレア(ワゴンR)自体の絶対的評価ではないので悪しからず。

で、この代車を走らせてすぐに私が感じた印象というのが・・・
「走らない、曲がらない、止まらない」の三重苦(苦笑)。

ついさっきまでステアリングを握っていた嫁さんデミオを含め、いつものマイカーの感覚で運転操作をすると、ことごとくクルマ側の反応が期待値から外れてしまうのです。
つまり、いつもの感覚でハンドルを操作してもノーズの向きが一向に変わらないと感じるし、いつもの感覚でアクセルを踏んでも一向に加速が始まらないと感じる。挙句の果てには、いつもの感覚でブレーキを踏んでも空走感が続くだけで、瞬く間に停止線を越えてしまう。
ホント、ディーラーを出発して数分の間は、目の前で次々に起こる奇妙なレスポンスがなかなか受け入れられず、久々に運転することの恐怖を味わいました(^^;)。

ただ、ふとしたきっかけで、「ON/OFFスイッチ」のような雑な操作をすれば比較的コントロールがしやすいことに気付き、遅ればせながらやっと心の平静を取り戻せたというのは・・・あまりシャレにならないオチかも(^^;)。
なお、そこからの帰途では、エネチャージのインジケータがシンプルながら識別しやすいことや、13km/h以下で早々とエンジン停止するアイドリングストップが意外に違和感がないことが判った一方で、アクセルONからやや遅れて加速をし始める時の苦しそうでガサツなエンジン音は、最後まで耳に残りました・・・。

無事に自宅に帰り着いた後も、走り出した瞬間の強烈なショックは癒えず、私の頭の中には依然「???」が渦巻いていました。

たしかに、フレアを運転したのは今回が初めてですが、先代AZ-ワゴンなら何度か乗っていたし、今から4年前には代車として2日間借りていたこともあります。
その時は、CVTが発する金属音が気になった以外は、さほどクルマに違和感はなかったと記憶しているのに、今回の違和感の大きさときたら・・・

結局、白いフレアはディーラーと自宅の間を一往復しただけでサヨナラ。
事前に保険内容の説明を受け、署名までして借り出したというのに、走行は僅か10km足らずで終わってしまいました。

前回のAZワゴンと今回のフレア・・・その決定的なまでの印象の違いは、一体何なのか?

そもそも、ベース車であるスズキ入魂のベストセラー・ワゴンRが、2012年のモデルチェンジを境に、クルマの出来が著しく変わったなんて・・・まずもってあり得ない話。ならば、原因は私自身に?・・・と考えても、この4年間で私自身に大きな感覚の変化が生じたとも考えにくいわけで。
やはり、代車の個体不具合が特別に酷かったということ?

ん? 待てよ ・・・この4年間?

言われてみるとたしかに、その間に私の身の上に降りかかってきたものがあったゾ・・・

「SKYACTIV」「人馬一体のチューニング」、そして・・・「i-DM」だ!

これらが渾然一体となって、知らず知らずのうちに「慣れ」の高い壁を築いていたとしたら・・・
ウン、ちょっと謎が解けたかも^m^
Posted at 2015/08/01 00:37:53 | コメント(4) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記

プロフィール

小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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