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Nuk-P@RailStarのブログ一覧

2015年06月17日 イイね!

贅沢なダメ出し?

贅沢なダメ出し?どーですか! このハッとするような佇まい(^^)。

単に”スタイリッシュ”という表現では言い尽くせない、艶やかで迫力のあるフォルム。「ロングノーズ+ショートデッキ」の古典的プロポーションなのに、不思議と既視感がないんですよね。
もし、リアのカモメがパッと飛び立って、代わりに欧州メイクスのシンボルが鎮座していたら、「おぉ、さすが向こうのクルマはセンスが違うよねぇ~」とうっかり口走ってしまいそう(爆)
それくらい日本車離れした雰囲気が漂うのは、風景の映り込みまで入念に計算し尽くしたような、繊細で優美な曲面構成を持っているからでしょうか。

ま・・・このクルマが、個人的には最も縁遠い(苦笑)存在と思える黒装束をまとっていることも、私の既視感センサーを弱体化させる大きな要因となっているのは否定できませんけどね(苦笑)。

ハイ、斯くも黒々、艶々としたジェットブラックマイカのNDロードスターといえば、私がRX-7のメンテナンスでお世話になっている旧アンフィニ店の試乗車、「スペシャルパッケージ」(6AT)ですね(^^)。
走りに直結するメカニズムはベースグレードのS(6MT)とほぼ同等ながら、オートエアコンやアドバンストキーレス、マツダコネクトなどの快適装備がプラスされ、トランスミッションの重量差も含め、60㎏ほど目方が重くなっているのがこのクルマ。

前回、正式発売の翌日に海沿いのワインディングで走らせた際には、素の「S」とのウェイト差から生じたと思われる挙動の違いと、発進~低速域でやけにモタつく印象があったATのシフトスケジュールのせいで、「S」で感じた”爽快なまでの軽やかさ”が、随分と薄まっているように感じたのです。・・・つまり、平たくいえば、Sに匹敵するほどの感動がなかったのですね。

そんな経緯もあって、日曜の午後、RX-7の点検待ちの時間を利用して企てたリベンジ試乗。

私がとくに注目したのは・・・もちろん、ATのシフトスケジュールの方。
だって、重量が重くなればその分、車両の挙動に影響が出るのは当然の節理。ちょうど乗員1名分のウェイト増をことさら問題視しても全く意味ないですから(^^;)。
それよりも、前回の試乗でワインディング路に向かう最中、交差点を右左折した後のアクセルレスポンスが異様に悪く、期待した加速感が得られなかったことが強く印象に残っていたのです。

そこで、今回はまず出発時に、シフトレバー手前のドライブセレクションSWで「SPORTモード」を選択。
そうです、低めのギアを維持し、より俊敏な加速を約束してくれるというこのモードを、前回は全く利用していなかったので、この魔法で印象が一変してくれたら・・・と願ったわけです。
でも、実をいうとこの「SPORTモード」、我が家のDJデミオでも殆どSWに触ったこと(=必要としたこと)がなく、実質的には初体験に近かったのです(苦笑)。

で、気になるその結論は、お店を出発して幹線道に右折合流したところで早々と判明。
このSPORTモード、前回感じた不満の解消策としては

完全じゃない・・・かな^^;。

たしかにSPORTモードは、発進時の加速でも低速域からの再加速でも、早々と高いギアに入ってしまうことがないので、前回とは違って、イメージ通りの加速感を得ることはできました。おそらく、山岳路で積極的に走りを楽しみたい時にはより真価を発揮し、迫り来るコーナーの直前までメリハリある加速が楽めるし、高回転域のエンジンサウンドが心地良く聞こえるはず。

でも、フツーの道をフツーに走りたい時には、高回転まで引っ張るシフトスケジュールがかえって災いし、やや過敏な加減速の挙動と、やや過大に感じるエンジン音とのダブルパンチを喰らい、やたらと落ち付けない感じが残ってしまったんですよねぇ。
つまり、私にとっては、SPORTモードのON/OFFによって、「気忙しい世界」と「超ダルな世界」の両極端が待ち受けているという、究極の選択に近い感じで(爆)。
ま、そんなに自動変速が気に入らなかったら・・・パドルSWなり、シフトノブなりでマニュアル変速に持ち込む手が残されているのですが、発進・加速のたびに手動でシフトアップを繰り返すのはあまりに疲れるし、それならATを選ぶ意味がないわけでして(苦笑)。

うーん、このATはどうもゆったりと気持ち良く走れないなぁ・・・

走れば走るほどそんな気持ちが強まるので、ふと助手席の担当セールス氏に意見を求めると、あら不思議。
「ハッキリ言って、デミオ13Sの方が断然気持ち良いですねぇ・・・」
と、いみじくも二人で意見が一致してしまったのです。

そうなんですよ。
現状では明らかに、我が家のデミオの方が遥かにストレスフリーな自動変速(スケジュール&変速フィール)を披露してくれるんですよ・・・たとえSPORTモードにしていなくてもね。

まぁ、実をいうと、我が家のデミオも納車されて暫くの間は、今回のNDと同じようなシフトスケジュールの違和感を覚える瞬間があったのですが、オドメータが3000kmを超えた現在ではそんなシーンはすっかり影を潜めているので、このND試乗車がもう少しマイレージを重ねれば、そのうち学習効果を発揮してくれるはず・・・というのが、私の(希望的)見解。

ただ、その場合でも懸念が残るのは、SKYACTIV-DRIVEとアイシン製6ATの変速フィールの違い。

だって、そうでしょう。
いくらNC時代から熟成に熟成を重ね、ダイレクト感を精一杯高めたスポーツカー用の6ATとはいえ、あらゆるトランスミッション形式のイイ所取りを狙い、SKYACTIV技術の哲学に沿って全てを一から設計し直したSKYACTIV-DRIVEと同等のパフォーマンスを簡単に発揮されてしまったら、マツダのエンジニアの立場がないというものです^^;。

逆の見方をすれば、SKYACTIV-DRIVEのダイレクト感溢れる変速フィールを実現するにはそれ相応の手間やコストがかかるからこそ、今ここでNDロードスター専用品として(6MTに加えて)縦置き6ATを新開発するよりも、十分な実績がある社外品の6ATを徹底的にリファインする手堅い道を選んだに違いない、と想像してしまうわけですよ。
その合理的な判断はある意味大正解で、実際にNDの6ATはとても躾の良いトランスミッションです。不快なシフトショックがないのは今時当然として、マニュアル変速時のレスポンスも極めて良好でしたしね。
暫定的と思われる(思いたい?)シフトスケジュールの話を別にすれば、きっと私はこの6速ATに何ら不満を感じなかったはずなんですよ、ただし・・・

私がSKYACTIV-DRIVEの世界を知らなければね(^^;)。

ということで、2度の試乗を終えたNDロードスターの6AT車。
あくまで私視点で見た場合ですが・・・仮にこの先、シフトスケジュールのストレスは解消できたとしても、歯切れの良いダイレクトさにはあと一歩の変速フィールと、車重のお陰ですっかり落ち着いてしまった車両の挙動とで、爽快さが薄れている部分が少しだけ「マイナス」という印象ですかね。
(タイトル通りのワガママですみません・・・)

あとは・・・
いつ試乗が実現するか全く不明ですが、スペシャルパッケージの6MT車のフィーリングを確かめることができれば、私にとっての「NDベストチョイス」がどうやら見えてきそうです(^^)v。

Posted at 2015/06/18 01:17:26 | コメント(2) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記
2015年06月04日 イイね!

再試乗も、夕暮れ時に

再試乗も、夕暮れ時にどーです?
この惚れ惚れするようなリアエンドのグラデーション!
(あ、素人のガラケー撮影なので、クオリティはご容赦を・・・)

魂動デザインの"艶"のブックエンドたる新型ロードスター。
その豊かな造形美と、光の角度によって多彩な表情を見せるセラミックメタリックの協演。
私は両者が奏でる美しいメロディーに感動して、その精緻な発色をしっかり写真に収めておこうと、わざわざ夕暮れ時を選んでディーラーに立ち寄ったのです(^^;)。

試乗客の嵐もようやく収まった駐車場の一角。
日没前のやわらかな光線に包まれ、いい按配にたそがれていた試乗車をじっくりと鑑賞。既視感のない新鮮な発色の妙にあらためて感心し、「いやぁ、タマリまへんな~」(明石家さんま風に)と呟きながら一人悦に入っていると、有難いことに試乗のお誘いが。

「えっ、イイんですか!?」
と、二つ返事で担当セールス氏と「S」の6MT車に乗り込んだ私は、前回、新店長さんの同乗時とは打って変わって、随分とリラックスムード^m^。

エラく後方まで下がっていたシートをせっせと前に出し(苦笑)、Pushスタートボタンでエンジンをかけ、ふとオドメーターを見やると、その距離既に700km超・・・。
標準的な試乗ルートは、国道バイパス~市街地経由で戻ってくる、一周約5kmの左回りコース。
単純計算で現在の走行マイレージは試乗140回分に相当し、これまで2度の週末を消化していることから、ざっと週末1日当たり35回。1回の試乗を20分でサッと済ませても、トータルではなんと11時間余り・・・あらら、一日の営業時間内に収まりませんよ(笑)。
ま、実際は平日にも頻繁に試乗が行われているし、実をいうと正式発売の前週末からナンバーが付いていたので、現実にはさほど超過密な試乗が続いているわけではなさそうです。
でも、新車デモカーの稼働率としてはかなり高い部類に入るのではと思いますね。

県下に5台しかない貴重な6MT試乗車でお店を後にした私。
前回は直進した最初の交差点を今回はバサッと右折(^^)。そうです、つい1年くらい前まで私の定番コースだった、右回りの旧・試乗ルートへNDを持ち込んでみたのです。

こちらはバイパスとは対照的にやや路面の荒れた産業道路を通るのが最大の特徴で、今から2年半ほど前、デビュー直後に試乗したGJアテンザセダンで、リアの微妙な上下動がどうしても気になってしまった、かの”現場”でもあります(笑)。
となると・・・初試乗時、路面にしっかり追従する”身軽な動き”が印象的だったこのNDロードスター、路面の悪さに影響されてさぞかし落ち着きのない挙動を見せてしまうと思いきや、いざ走ってみると・・・全くもって気にならず(^^;)。
もちろん、路面のうねりや凹凸は逐一伝わってくるので、車体はそれなりに上下左右に小刻みに動き続けているのですが、無駄に揺すられているという不快さが一切なかったのです。

それに・・・アッパーミドルクラスのセダンとライトウェイトスポーツカーとでは、そもそもの期待値が異なるのも致し方ないところ。とくにアテンザはフラッグシップセダンというイメージが先行し過ぎたか、後席の大切なゲストにとっての乗り心地はどうか、相当意識して検証してましたからね。無論ロードスターに後席はありませんし、そもそも客人の送迎を積極的に想定しませんしね(爆)。

さてさて、通算2度目の6MT試乗ともなれば、そろそろ肝心のハンドリングの印象を少しくらい述べたいところですが、走らせたルートは基本的にメリハリに乏しい平坦な市街地(^^;)。
前回、左回りの標準ルートが、トータルでも「左折×5、右折×1」という単調な内容で、スポーツカー試乗にはあまりに退屈なものだったと形容するならば、今回の右回りの旧ルートは「右折×4のみ」と、さらに輪をかけて退屈(苦笑)。
90度の交差点右折を4回とも違和感なくこなしてくれたよ! としか言いようがありません(笑)。

そんなわけで、残念ながらハンドリングに関する新たな所感は得られず仕舞い。
しかしその分、前回と全く同様に、あらゆる瞬間に”軽さ”を感じさせてくれるクルマの仕立てに再度感心する結果にはなりました。
全体的に軟らかめの足回りは、決して肩肘張って均衡状態を保とうとはせず、クルマのピッチの量やロールの量はむしろ大きめなのに、その都度、余計なマスやイナーシャを感じさせることがなくて、スッと軽やかに一発で動きが収まる痛快さ、清々しさだけが残るのです。
過去2回の試乗ともに、400㎏以上も重いアクセラXDが引き立て役に回ってしまった感が無きにしも非ずですが、この独特な軽快感は、なんだか病みつきになりそうな予感さえします(^O^)。

ただ、その新鮮な乗り味に感動すればするほど、シリーズ最軽量の990kgを誇るこのベースクレード「S」と、そこからリアスタビやトンネルブレースバー(およびLSD)で武装して20kg増しとなる「S Special Package」との乗り味の違いが、俄然気になってきます。
たぶん私は20kgの重量差をきっちり感じ取れるほど敏感ではないので、車体剛性やロール剛性が増した分だけシャキッとした好印象がプラスされることを期待しているのですが、その際に、痛快なほどに軽やかな「S」の挙動がそのまま等身大で残っているのかどうか・・・
実は、60kgも重量増となる6AT車(Special Package)の試乗では、さすがに同じレベルの軽やかさとは言い難い印象が残っているので、この美点が維持されているかどうかは私にとって最大の注目ポイント。
巷の試乗記には「フラットライド」とか「安定感が高い」との表現が散見されるので、ちょっと心配だったりもしますが、ここ当面は、近隣のディーラーでSpecial Packageの6MT車の試乗機会は巡ってきそうにないので、実際にいつ検証できるかは全く不透明です。

あっ、そうだ・・・
他に気付いたことも少しくらい書いておかないとね(^^;)

6MTのトランスミッションは2速~4速が程良くクロスしていて、しかも、1.5LのSKYACTIV-Gエンジンが意外と低回転域でも粘ってくれるので、40km/hの街中巡航が4速で楽々こなせてしまいました。
このギアレシオ、私のFD3Sよりも街中では遥かにフレキシブルですし(苦笑)、ことワインディングになればギアを選ぶ自由度も高くて楽しいでしょうね。
もちろん、そう思えるのもSKYACTIV-MTのシフトフィールの良さがあってこそ。
節度感があって操作が気持ち良く、ついつい無駄にシフトノブを動かしてしまうのは、お店に乗り付けたアクセラXDの6MTも同じ。でも、アクセラがシフトノブに適度な重みを持たせて落ち着きのあるフィールを創出しているのに対し、逆にロードスターは軽さを武器にして、無駄のない軽やかなフィールを重視した感じでしたね。

とまぁ、まだ十分に試せてない領域もあって、一部に妄想じみた感想も混じってしまいましたが、6AT車も含めて計3回のNDロードスター試乗を通じ、ハッキリと私の印象に残ったのは、とても月並みながら、「オープンエアモータリングの気持ち良さ」でした(^O^)。

“人馬一体”の言葉通り、意のままにクルマを操るピュアな楽しさを感じさせてくれる正真正銘のライトウェイトスポーツカーでありながら、さらに、こんなに開放感に溢れる非日常の世界までがもれなくセットで付いてくるのですから、ロードスターはどれだけ贅沢なクルマなのかと思いますよ。・・・いやホントに(^^)。

今回だって、あいにく試乗の舞台は渋滞気味の商業地域。
そこには生い茂る樹木の緑だとか、スカっと晴れ渡る空の青だとか、気の利いた色取りなど一切なくて、むしろ、コンクリート壁やアスファルト路面、おまけに日没前の灰色の空と、ふと気が付けば地味な無彩色ばかりのオンパレード(苦笑)。
「その気にさせる」という意味ではあまりに演出不足なシチュエーションと言わざるを得ませんが、ひとたびソフトトップを開け放って走り出してしまえば、全く関係なし。開放感溢れるパノラマな視界と、心地良く上半身を撫でるやさしい風のお陰で、程良いテンションをキープしながらも、同時にすっかり癒されたような気分。
その新鮮な感覚を喩えていうなら・・・旅先の温泉旅館での風呂上がり、浴衣姿で周囲を散策している時のような、最高にリラックスできた至福のひと時・・・とでもいいましょうか(笑)。
やはり、ロードスターには他のクルマでは到底味わえない、独自の”Fun”の世界があることをあらためて実感するに至った次第です。

それだけでも十分に選ぶ価値はあると断言できるのに、最新のロードスターは今回もマツダが目指す”人馬一体”の頂点、いわば走りのフラッグシップとしての役割まで担って登場してきているわけですから、その先に待っている胸のすくようなスポーツドライビングの世界への期待感は止まることを知りません。

残念ながら、その真価をこの手でしっかり確かめる機会は少し先になりそうなので、ひとまずのネクストステップとしては、前回少しだけシフトスケジュールに違和感が残った6AT車を再試乗し、その懸念点も含めて、SKYACTIV-DRIVEに匹敵する優れたパフォーマンスの持ち主であるかどうか、今一度しっかり確認してみたいと思います。


Posted at 2015/06/04 23:16:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記
2015年06月01日 イイね!

再会は夕暮れ時に

再会は夕暮れ時に5月21日の正式発売から、通算2回目の週末を迎えた新型ロードスター。
さすがに街中でオーナーカーとすれ違ったことはまだありませんが、貴重な6MT試乗車が配備された行き付けのディーラーは、今週末もなかなかの賑わいだったようです。

私がその人気ぶりをあらためて実感したのは、長男と1000pcsのジグソーパズルを買いに出掛けた日曜の昼過ぎのシーン。
それとなくビアンテでお店の前を通過してみると、なんとセラミックメタリックの試乗車が、総勢5~6人ものお客さんに一斉に取り囲まれているではありませんか!
いやホント、何か事件やトラブルでもあったのかと心配してしまうくらいの物々しさで(笑)。
ま・・・皆さんの笑顔を見るまでもなく、そんな事態ではないことは明らかなのですが。

もっとも、魂動デザインをまとったクルマが登場してきてからというもの、店先でデモカーのエクステリアに見入っているお客さんの姿を見掛けたのは、それこそ一度や二度ではありません(^^)。
近寄っては離れ、離れてはまた近寄り・・・少しずつ立ち位置や角度を変えながら、精悍で力強いフォルムやリフレクションの変化を熱心に観察するお客さん。・・・まぁ、かくいう私も、無意識のうちに似たような行動をとっている自覚はあります(爆)。
それでも、一度に大勢のお客さんが同時に・・・というのは、明らかに異様な光景でしたね(^^;)。

そんなわけで、抜群のモテモテぶりを発揮している新型ロードスター。
昼間、絶え間なく押し寄せた試乗客の波がようやく沈静化し、お店がやっと普段の落ち着きを取り戻していると思われた、閉店間際の時間帯。
そんな夕方遅くのタイミングを狙ってシレッとアクセラで立ち寄り、担当セールス氏を訪ねた私。

メインの用件は、このたび私がお店に紹介したお客さんの商談結果の確認。
ま、こちらは「可もなく不可もなく」、のんびりと話が進みつつあるということで、当分の間は焦らず様子を見ることに^^;。
あと、実はもうひとつ、目的がありまして・・・

セラミックメタリック色のNDをぜひ、夕暮れ時に写真に収めておきたかったのです(^^;)

実は私、今更ながら気付いてしまったのですよ・・・
先週の木曜、所用でお店にふらっと立ち寄った際、薄曇りの戸外でこのボディ色が見せる豊かな表情の中に、快晴時とは一味違う艶やかさが潜んでいたことを(^O^)。

いやね・・・CX-3とともにデビューしたセラミックメタリック色が魅力的なカラーであることは、それなりに理解はしていたんですよ。
そのことはボリューム感たっぷりのCX-3のボディサイドをキャンバスにすれば一目瞭然で、光の当り方によって色調はホワイトとグレーの間を無段階に変化し、その見映えも色名が示す通りに、メタリックな世界からマット(磁器)な世界までを自在に行き来するのですから。
こんな意表を突く二面性で、極めて豊かな表情を持つセラミックメタリック色。
その類稀なる魅力が、他のクルマよりも一段と車高が低く、かつ、ボディの曲面変化が一段と大きいロードスターをキャンバスにした瞬間、より一層炸裂したように感じ、私の中の"セラミックメタリック株"が急上昇したのです(笑)。

「いやぁ、ホントにイイ色合いですねぇ」

何度も呪文のようにブツブツと繰り返しながら、週末の激務を終えたばかりの試乗車を慈しみつつ、前から後ろから携帯カメラに収めていた私。
一人すっかりご満悦のマツダ馬鹿に、担当セールス氏から思わぬ声がかかります。

「もしお時間があれば、今から試乗に行きませんか?」

「えぇっ!」

なんと有難いお言葉なんでしょうか・・・。

試乗客の殺到で目が回るくらい忙しいセールス諸氏に気遣い、店長さんが同乗してくれた初試乗以降、ずっとND試乗を遠慮してきたばかりか、できるだけ手短に用件を済ませ、飲み物も断ってササッとお店を立ち去るように心掛けてきた私。
序でにいえば、私が真っ先にリベンジ試乗を企てようとしていたのは旧アンフィニ店の6AT車だったこともあり、全くもって想定していなかった6MT車の再試乗。

無論、どこに断る理由などありましょうか!(爆)

(つづく・・・かも)
Posted at 2015/06/02 00:29:24 | コメント(2) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記
2015年05月25日 イイね!

痛恨の先制パンチ

痛恨の先制パンチ新型ロードスターの正式発売日となった先週の木曜。
私は朝イチでマツダディーラーに乗り込んで、セラミックメタリック色をまとったベースグレード「S」の6MT車を試乗。

僅か15分ほどの市街地走行で最も私の印象に残ったのが、ホント暫くぶりに味わった気がする”動きの軽さ”でした。
まるで、筋トレ用のウェイトを一気に取り去ったような超・身軽な動き・・・これこそ、先代から100kgものダイエットに成功した990kgの車重と、その軽さを存分に生かした絶妙なチューニングの賜物に違いない!と、大いに感動(^^)。
ヒラヒラと軽快な身のこなしで、明らかにフラットライドとは違う乗り味が伝わってきますが、ロールやピッチの動きが決してオーバーシュートすることなくピタッと決まるので、少なくとも市街地走行では不安や不満を感じることは皆無(^^)v。
動き出したその瞬間から私のテンションは急上昇し(笑)、ずっとそれを維持したまま、極めて快適にオープンクルージングを満喫することができたのです。

これぞライトウェイトスポーツの真骨頂! ロードスターならではの走りの世界だ!!

ステアリング、シフト、ペダル・・・どの操作にもクルマが即座に呼応し、スカッと正確に動きが決まる。
思わず笑みがこぼれてしまいそうなこの痛快さ、この気持ち良さがあれば、人馬一体な走りで急追してきた他の最新マツダ車の中にも決して埋もれることはないだろう・・・私はそう確信するに至り、ごく短時間の試乗にもかかわらず、大きな大きな充足感を得ることに。実は色々と思うところがあり、直前まで期待と不安が入り混じっていたのですが、期待を超えてくれて良かった!という好感触だけが残る、最高の滑り出しとなったのでした^m^。

そして、朝方の感動が冷めやらぬ同日の夕方、私は余勢をかって今度は旧アンフィニ店にまで出向き、ジェットブラックをまとった「スペシャルパッケージ」の6AT車に試乗。
こちらのお店ではアップダウンのある海沿いのワインディングが試乗コースとあって、マツダの誇るスポーツカーを駆るステージとして、全く不足はありません(^^)。

ところが、調子に乗って臨んだこの日2回目のND試乗は、いきなりスタートで躓くのです・・・。

時は平日の夕方。
こんなタイミングに試乗にやって来る物好きな客はいないだろうと、ウォームアップがてら入念なアイドリングを行ってから、いざスタート。
店舗前の国道に右折合流し、「さぁ、いくぞ!」とばかり、グッとアクセルを踏み込んだらその瞬間、私が期待していたほどの加速感が得られず、なんとももっさりとした出足に(-_-;)。

「えっ?」

朝方の好印象そのままに乗り出した私は、ここで思いっきりカウンターパンチを喰らった格好。
この予想だにしなかった”かったるい”レスポンスが、すぐ次の信号をゆっくりと左折した後の加速でも再現したものだから、思わず頭の中には「???」が渦巻く展開に。
これですっかり動揺してしまった私が再び平静を取り戻すのには、往路の途中でDレンジ走行を諦めてマニュアルシフトに切り替えてからも、さらに多くの時間を要することに。

いやね・・・今になって冷静に振り返れば、別に大した事件ではないんですよ。
ただ単に6ATのシフトスケジュールが自分のイメージとは異なって、一足先に高いギアに移ってしまっていただけのこと。
しかも私、これと似たような体験を我が家のDJデミオでもしていたのです。
カーポート下を発進してゆっくりと玄関先のスロープを上っていく際に、なぜか納車直後のデミオは発進してすぐ2速へシフトアップし、いつも苦しそうに坂を這い上がっていたのです。
ところが最近では学習効果が表れたようで、スロープを登り切るまで変速を控えるシフトスケジュールに変わり、スイスイと思い通りに登坂できるようになったのですね。
だからきっとこのNDも、今後試乗に駆り出される回数が増えていけば、そのうちシフトスケジュールも是正されてくるはず・・・というのが私の見解(^^;)。

ただ、試乗中にそこまで考慮する余裕はなく、朝方の初試乗の感動で自ずと期待値が高まっていた分、よもやの先制パンチを喰らったインパクトをズルズルと引き摺ってしまい、試乗の前半はただただ左足の出番がないことを恨めしく思うばかり(苦笑)。
Dレンジの変速フィーリングがどうにもしっくりこない6ATを前に、「ND買うなら6MT一択!」とまで気分はエスカレート(^^;)。
本当は・・・リアスタビのない「S」と挙動がどう違うかを注意深く感じ取ってみたかったのですが、不覚にも全くそこまで気が回りませんでしたねぇ・・・(-_-;)。

【5/26訂正】よく調べたら6AT車もリアスタビ「なし」でした・・・下手に違いを語ると大恥をかくところでした(笑)

それでも折り返し地点を過ぎ、試乗も後半に入る頃にはかなり正気を取り戻してきて(爆)、「軽い」というよりは「しなやかな」車両の挙動に感じ入ったり、シフトダウン時のブリッピング音がサラウンドで横から上から響きわたるのに甚く感動したり(^^)v。
終わってみれば「やっぱ、オープンカーは最高だなぁ!」とすっかり上機嫌でしたが、随分と集中力を欠いたので肝心のハンドリングの印象が残らなかったのは計算外だったし、何よりも、初回の被弾が響いて、その後の好投の甲斐なくスミイチで惜敗を喫した気分。

こりゃあぜひとも、雪辱戦を企てなければなりますまい!
ND試乗のブームが落ち着いた頃を見計らってね。

・・・って、そこまで待てそうにない気がするけど(爆)
Posted at 2015/05/26 00:57:19 | コメント(4) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記
2015年05月22日 イイね!

懸念は軽さが吹っ飛ばす・・・の補足

懸念は軽さが吹っ飛ばす・・・の補足昨日の試乗記が、無駄に長くなった上にあまりに抽象的に過ぎたので、今日はその反省がてら、少しばかり補足を(^^;)。

昨秋の劇的なワールドプレミアから半年余り、遂に正式発売となったNDロードスター。

このクルマには、フルSKYACTIV車の第6弾にあたる最新の商品としてだけでなく、マツダが長年追求してきた”走る歓び”をダイレクトに味わえるスポーツカーとして、さらには、マツダブランドを象徴する強烈なキャラクターの持ち主として、幾多の大きな期待に応えるという重要な使命があったと思われます。
私自身も、マツダの「走りのフラッグシップ」的な存在となるであろうNDロードスターには、普段の生活で接しているDJデミオやBMアクセラよりもさらに一段上を行くような、図抜けた気持ち良さを強く期待していたのです(^^)。
しかしその一方で、過去三代にわたるロードスターの歴史を振り返ると、モデルチェンジやマイナーチェンジ時は言うに及ばず、その合間合間にも細かな改良を積み重ね、愚直なまでに人馬一体感を進化させてきたこの2シーターオープンに、もはや劇的なインパクトをもたらす変身の余地はそう残されていないのでは?・・・そんな懸念が頭を過っていたのも事実。

そんな期待と不安が入り混じった複雑な心境は、昨今のCX-5/アテンザの大幅改良モデルや、ブランニューのCX-3が表現した最新版の”走る歓び”が一定の評価を得れば得るほど、それが不思議なプレッシャーとして伸し掛かり、内々でますますエスカレートしていったのです(笑)。
いやぁ、全くもって変な話ですよね・・・だって、私はNDを開発している立場でも何でもなく、その登場を心待ちにしている単なる一ファンに過ぎないのですから、まさに余計なお世話(爆)。

「いや、新型ロードスターは間違いなく期待に応えてくれるはずだ」
足掛け2年にもわたり延々と続いたNDのローンチイベントを横目で見ながら、私はそう自分に言い聞かせて平静を装っていたものの、いざ正式発売となった途端に居ても立っても居られなくなって、平日の僅かな自由時間をやりくりして、ディーラーへと走ったわけです(^^)。

低いコクピットに身を沈めて、待ちに待った初の公道試乗。
助手席の店長さんと会話を弾ませながらも、しっかりと私の身体はその新鮮な感動を感じ取っていました。

「うん、素晴らしい! これは期待通りだ!!」 

もちろんその好印象の陰には、澄み切った青空や360度のパノラマと一体になれる魅惑の開放感が大きく寄与しているのは間違いありません。いつも頭上に鉄板ルーフが覆い被さっている身からすると、このオープンカーの専売特許は何物にも代えがたい魅力に映りますから、感動するなという方が無理な話です(^^;)。
でも、あえて冷静になってその開放感のアドバンテージを差し引いてみれば、NDロードスターのレスポンスの超・自然なフィーリングが浮き彫りになってきます。

例えば、交差点の右左折でステアリングを切った時。
私がDJデミオやBMアクセラで普段感じているハンドリングの気持ち良さの一例を挙げれば、自分の意図した方向にステアリングを切った瞬間を起点にして、前輪が操舵する→コーナリングフォースが発生する→ヨーモーメントが生まれて曲がり始める・・・といった一連の旋回プロセスが極めてスムーズでかつ過不足なく完遂し、狙った通りのラインがトレースできることで得られる爽快な気分。
これがNDロードスターの場合だと、その中間プロセスを一切感じさせることなく、次の瞬間には既に狙った通りに曲がっているのです(^^)。
これはやはり、グラム単位の軽量化で贅肉を徹底排除した上で、重量物を限りなく車体の中心に寄せて配置し、3軸周りの余計な慣性モーメントを発生させないための地道なエンジニアリングが、ここまで無駄のないピュアな挙動を実現させたのでしょうね。

そうですねぇ・・・またも懲りずに喩えて言うならば、
本来はマジックハンドを駆使してチャレンジすべき「つかみ取りゲーム」に、ルールを無視して素手で臨んでしまったくらいの反則気味な感じでしょうか(爆)。
とにかく、ドライバーの意志をクルマの挙動に反映させるのに、まるで間に機械や機構が介在していないような不思議な感覚だったんですよね・・・。どこかのWeb試乗記に「クルマの存在が消える」という印象的な表現がありましたが、まさにそんな感覚を抱きました。

いやぁ、こればっかりは・・・帰途でステアリングを握ったアクセラXDと、気持ち良さの違いを痛感(^^;)。
ただ、昨日は迂闊にもこの違いを「次元が違う」と表現してしまいましたが、より正確にいえば、同じ世界で優劣が付いているというよりは、それぞれが属する世界がそもそも異なっている感じ。軽さをそのまま生かしたピュアな動きと、重量や慣性をうまく消化・吸収した節度ある動きとの違いというべきかもしれません。

ありゃりゃ・・・
気が済むまで補足をしていたら長くなってしまったので、気になる6AT車の試乗記はまたの機会に(^^)v。
Posted at 2015/05/23 00:50:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記

プロフィール

小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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カテゴリ:Our Enthusiastic Project
2011/09/15 18:06:58
 

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