
(画像はイメージです)
朝から父の通院に付き添った、先週木曜の出来事。
ま、付き添いといってもその中身は・・・受付“待ち”、検査“待ち”、分析“待ち”、治療“待ち”、診察“待ち”、カルテ“待ち”、精算“待ち”と、殆んどが待ち時間なのですが(-_-)。
院内滞在時間の大半を占める膨大な待ち時間。
ここ数年、この非生産的な時間を有効活用する術をあれこれ模索してはいるのですが、待ち時間自体が毎回大きく変動してしまうので、未だに会心の過ごし方は見つからず・・・(-_-;)。唯一、点滴などの物療中は所要時間が比較的読みやすいケースといえますが、その場合はハナから病院を抜け出してますし(苦笑)。
と、軽~く愚痴を言ったところで、ようやく本題に突入(笑)。
今回は普段より1時間以上早いペースで最後の精算まで漕ぎ着けたので、父を実家まで送り届けてから、私は1人、やや遅い昼食をとることにしたのです。
私がアクセラで向かったのは市内の中華レストラン。
人気のランチタイムはとっくに終了していたので、広大な駐車場は閑散としていて、思わず休業日かと不安になったほど(^^;)。
あまりにクルマがいなくて、かえって停める位置に困りながらも、レストランの建物と背中合わせになる日陰の枠に狙いを定め、アクセラの頭をエイッと右に振ってアプローチ。
ギアをリバースに入れ、グルッと周囲の安全確認をしたその時・・・私は隣接する別の駐車場から、ただならぬ視線を感じたのです。
よく見れば、右隣の敷地の奥にアクセラと正対して駐車していた白いデミオの運転席から、若い女性がこちらをジッと見ているではありませんか。
その時、2台の間隔は少なく見積もっても15メートル以上。
当然、お互いの顏などよく見える距離ではないので、偶々視線が合っただけだと、私はさして気にも留めずにいたのです。
ところが、その遠くからの視線は、私がバックを開始した時も、左右の枠線をミラーで確認している時も、車止め寸前で速度を微調整をしている最中も、全く途切れる気配がありません。
とにかくその女性はスマホの手を止めたまま、ジッとこちらを凝視し続けているのです。
「何だか訳がわからないけど、みっともない真似はできないゾ・・・」
と、自らプレッシャーをかけてビシッと一発駐車を決めた私(^^)v。
一方で、その女性は依然として同じ格好で、遠く正面に駐車したアクセラの運転席を注視しています。
ここまでくると、さすがに気まずく感じ始めた私。
助手席に置いた自分のスマホの着信確認をしたりして、意図的に間合いを取ってみたのですが、再び顔を上げても、女性の姿勢は全く変わらず(大汗)。
最初にその視線に気付いてから、ここまで裕に20秒以上は経過したでしょうか。
無理なく視線を向けられるほぼ真正面の位置関係だったとはいえ、その女性は隣りの敷地から、赤いアクセラの駐車劇の一部始終を、まるで何かに憑りつかれたようにずっと見続けているわけですよ。
「一体、何なんだ???」
その瞬間、実に様々なことが瞬間的に頭を過り始めた私・・・。
「ソウルレッドの輝きに思わず目を奪われた?」
(たしかに、朝方シャンプー洗車はしたけど・・・)
「ウィンドウ越しの私に思わず目を奪われた?」
(おいおい、それはないゾ 爆)
「コーナーポール付のアクセラに何か心当たりでも?」
(まさか、父と何かあったの?・・・汗)
私がそんな思いを巡らしている最中も、件の女性の視線は固定されたまま。
こうなると、私がクルマを降りるその瞬間を待っているような気がしてきて、次第に焦燥の感が。
だって、もし仮にアクセラに見惚れていたとしたら、肝心のドライバーがカッコ悪いと興醒めですから(苦笑)
うーん、困った。
そもそもが年寄りの付き添いだったので、あまり服装には気を遣っていなかったし、たとえ着飾ったところで、所詮私は胴長短足のアラフィフ男。
「うわー、リアハッチからこっそり降りたいよ(爆)」
柄にもない弱気まで顔を覗かせたところで、ふと我に返った私。あれこれ思案をしても空腹には勝てないことを悟り、意を決してクルマを降り立ち、逃げ込むような気持ちでお店に入ったのでした。
その時、白いデミオの方をチラッと振り返る勇気は・・・私にはありませんでしたね(^^;)。
人気も疎らな店内でテーブル席に腰を下ろし、徐々に平静を取り戻してきた私。
すると次の瞬間、実に呆気ないくらいに、摩訶不思議な熱視線の謎が解けた気がしたのです。
もしかして・・・
「同じソウルレッドのアクセラに乗る知人がいたのか?!」
うぅむ、たぶん間違いないな(苦笑)
Posted at 2016/11/01 00:59:59 | |
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隠れ家のアクセラ | 日記