
画像は3月末、長い修理を終えたe-4WDデミオに家族全員で乗り込み、広島の義母の元まで届けた時のもの。
この後、私達は義母が代車にしていた水色デミオ(レンタカー)に乗り換えて帰途に着いたので、コレはDEデミオ2台によるバトンタッチのシーンですね(^_^)。
(『ガソリン生活』の伊坂幸太郎氏だったら、どんな楽しい会話に仕立ててくれるんでしょうかね・・・笑)
その日から1週間経った頃だったでしょうか、嫁さんが私に
「お母さんがデミオのことで電話してきてね・・・」
と、突然切り出してきました。
ん?
過失ゼロという不幸な貰い事故から約1ヶ月、長い修理を終えたe-4WDデミオには、工場長さんや私が何度も試乗。外観の修復度合いにも、走りの仕上がりにも「問題なし」と自信をもって引き渡したばかり。
むしろ、私がこっそり塗布しておいたガラス撥水剤の反響を秘かに楽しみにしていたくらいなのです。
しかし、嫁さんの口調はやや不安気というか、ちょっと重たそうな雰囲気。
ひょっとすると、オーナーの義母にしか判らないビミョーな変化が起きていた?
再度ディーラーに持ち込む話になれば、またも往復200kmの旅が確定か?
などと、一瞬のうちに様々な思いを巡らせていると、嫁さんが少し言いにくそうに
「レンタカーのデミオの方が良かったんだって・・・(^_^;)」
な、なんと・・・(*゚□゚*)
先日も報告した通り、帰途に私がハンドルを握った水色デミオ「13C-V」は、摩耗したスタッドレスタイヤによる『激しい騒音』と、個人的に未だ好きになれない『CVT』という2つのマイナス要素により、私の評価では往路のe-4WD(13C)の『圧勝』だったのです。・・・なのに一体全体、
なぜ??
少し冷静に分析してみましょうか。
広島の山間部で暮らし、普段はカーブの多い三桁国道を通って通勤している義母。
彼女がその影響を感じ取れると思われる両車の相違点はといえば・・・
車両重量の差と
トランスミッションの違いくらいでしょう。
まず車重の差は、現行デミオのカタログによれば概ね80kg(!)で、大人1名半の重さにも相当。
燃料タンク容量41Lの13C/13C-Vでは、ガソリン量によっても30kg近い変動が生じる計算ですが、それを遥かに超越する数値。90PSそこそこの非力なクルマで日々山坂道を駆け抜けるわけですから、プラス80kgの影響は決して小さくはありません。
さらに私は、もう一方のトランスミッション、つまり、4ATとCVTの印象の差も大きく加担したと睨んでいます。
そう考え付いた理由は、私と義母とのアクセルワークの違い。
全開のスポーツ走行時を除けば、私のアクセルワークは基本的に、ひたすら「ジワッと」踏み足すスタイル。
実はコレ、我が家のSKYACTIVデミオのCVTの前では殆ど効果がなく、意図した通りの加速感は得られないわ、i-DMに「もっとしっかり加速せよ」と叱られるわで、全くいいトコなし。
(ま、自らの流儀を変えてまで、このCVTで青ランプを点灯させようとは思わないのでイイんですけど・・・爆)
一方で義母はというと、嫁さんの話を聞く限りアクセルワークは私と正反対で、まるでON/OFFスイッチのように「ガバッと」踏むスタイル。
時折り、同乗した義父が堪り兼ね「もっとやさしく!」と窘めているというから、余程激しい踏みっぷりに違いないのですが(笑)、これまでの私の経験上、そんなアクセルワークであればCVTとの相性はかなり良好なはず。
おそらくここで義母は、少々の踏み過ぎも巧みに吸収し、寛容に振る舞ってくれるCVT独特のレスポンスに、新鮮な感銘を受けたのではないかと思うわけです。
ま、実際のところ、「13C-V」と「13-SKYACTIV」ではCVTの味付けが多少異なるようで、こんなCVT嫌いの私をしても、帰途の水色デミオでは特別な「かったるさ」を感じるシーンが殆どなかったくらいですから、先の80kgもの重量低減効果と合わせて、義母がCVTの頼もしい反応にある程度の好感触を覚えたとしても、決して不思議ではないのです。
いやーそれにしても、他でもない身内の中で、こうも真反対の評価が生じてしまうとは。
人それぞれの期待値、人それぞれの評価軸があるんだなぁ・・・としみじみ思いましたね(^_^;)。
Posted at 2013/04/12 23:24:35 | |
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隠れ家のデミオ(e-4WD) | 日記