
我らがWW2 RX-7の元気な走行パフォーマンスや、あのマツダ787B・ルマン優勝車の勇壮な4ローターサウンドに1万人を超える来場者が酔いしれた、先日のマリーナホップ。
イベント会場ではマツダ系各種グッズの物販も盛大に行われていて、ファンとしては余程気を引き締めてかからないと、ついつい誘惑に負けて散財は必至・・・という大変危険な状況でした(^^ゞ。
(一応)仕事として馳せ参じていた私は、MZ Racingが販売を開始したばかりのB2版の額装ポスター「ロータリーマシン・アット・ルマン」に大いに興味を惹かれつつも、現地から大きな荷物を抱えて帰るわけにもいかないので、意図的に物販テントとの距離を保つようにしていました(苦笑)。
そんな中で、私が厳選に厳選を重ねて購入したグッズが、今回のイベント用に広島市交通科学館が用意したオリジナルの
チャリティーTシャツでした。
私の購入動機はまず、売り上げ(2000円)の全額を東日本大震災の復興支援として日本赤十字社に寄付するという素晴らしい趣旨があったこと。
震災から7ヶ月が経った今も、被災された方々への想いは片時も私の脳裏を離れることはありません。
そしてもうひとつ、今回のイベントを企画・運営された広島市交通科学館関係者の血の滲むようなご努力にぜひ報いたいとの思いから。
冷静に考えても、あれだけの大観客を動員するイベントを、基本的に館単独の主催で3年間も無料で開催し続けるなど通常はあり得ない話であり、「一人でも多くの人々に動く乗り物の素晴らしさや感動を伝えたい」という強い意志のもとに、協賛企業・団体への積極的な働きかけや多方面にわたる調整に奔走されたゆえの成果であることはまず間違いのないところ。
Tシャツ購入は関係者への感謝の思いであり、また同時に、イベントの趣旨に賛同された全ての支援者・協力者への感謝の思いでもあったわけです。
そんなわけで正直、このような動機があれば、たとえ無地のTシャツであっても私は喜んで購入していたと思いますが、さらにプラスして嬉しいことに、その背中に描かれたイラストがなんとも素晴らしいのです!
マツダの元デザイン本部長の福田成徳氏によるこの手書きの作品、ランデブー走行する2台の787Bを主役に据え、’91年ルマンの24時間の順位チャートやサルテサーキットのコース図、さらにはロータリーエンジンの機構図に、栄光のチェッカーフラッグまで散りばめた、とても贅沢な構図なのです。
おそらくごく短い期間で描き上げられたものと推測しますが、20年前の感動と興奮がそのまま呼び起こされるような生き生きしたタッチは、まさに素晴らしいの一言。
これまで、787Bのマシンイラストといえば、CGで詳細描写したサイドビューばかり数多く目にしてきたので、そんな意味での新鮮味もバッチリでした。
イベントを終えて帰宅したその夜、ビニール袋からTシャツを取り出して手にした私は、そのまま暫く疲れも忘れてこの温かみのあるイラストに見入ってしまいました。
なんだか、だんだん着るのがもったいなく感じてきたなぁ・・・(^^)
Posted at 2011/10/18 21:47:45 | |
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