
君子、危うきが近寄ってきたら・・・素直に逃げましょう(笑)。
少し前の話になりますが、小学校の夏休みの親子イベントに参加した家族をビアンテで迎えに行った時のこと。
小学校の近くの施設の駐車場で待機することにした私。
やや混雑気味だった1階の平面駐車場をスルーして、スロープを通って2階へ上がると、100台以上収容できる広大な駐車スペースにクルマは疎らで、私を含めてほんの数台程度。
そこで、階段にわりと近いエリアを選び、パーティション用の壁から1台分スペースを空けて停めたのですが・・・
待機を始めて暫くして、ご高齢の男性2名が乗車したクルマが登場。
ゆっくりと周辺を巡回した後、よりによって我がビアンテと側壁とのスペースに狙いを定めたらしく、そろりそろりとバック駐車を開始(-_-)。
右も左も完全フリーな駐車スペースは他に数えきれないくらいあるというのに・・・です。
「ま、出口にわりと近いし、心理的にはわかるけど・・・」
と、仕方なく静観していた私。
でも、そのバック駐車の様子がなんとも危なっかしく、覚束ないのです。
ひとまず、這うようなスピードで斜めに枠に入り、ソロソロと前進。
再度バックを始めると、右側の壁で自分が降りにくいと気付いたのか、前進・後退を何度か繰り返しながら、ビアンテとの距離を徐々に詰めてくるではありませんか。
しかもここで、そのクルマの左サイドに
無数の擦り傷を発見(!)。
私はついに堪り兼ね、待機用に装着していたフロントガラスのサンシェードを慌てて取り外し、エンジンをかけてスクランブル発進。ひとつ左隣りの駐車枠へ避難したのでした。
内心
「・・・ったく、もう!」といった心境でしたが、こんな時、いつも私は父のことを思い浮かべて平静を保つようにしています。
・・・私が子供の頃、助手席から見た父の運転は、常に正確で、いつも安心できて、子供心に「ホントに上手いなぁ」と感心していたものです。
とくに、決して自分本位にならず他車からの視点を常に意識した運転の流儀や、先々の交通の流れを的確に読むコツや勘所というものは、その当時に教えられたままに、今でも私の運転にそっくり生かされているほど。
そんな私の運転の「師」であった父も、いつしか高齢ドライバーの仲間入り。
人間、加齢からくる反射神経の衰えや判断力の低下には逆らえないわけで、現在はあの父でさえ、いつどこで人様に迷惑をかけているかわからないのだから・・・と、仮に高齢ドライバーの挙動に多少問題があったとしても、私はつとめて腹を立てないようにしているのです。
とその時、無事駐車を終えたそのクルマの助手席の男性が私に軽く会釈をされ、ふと我に返りました。
たぶん、一連のハラハラドキドキの駐車劇、ナビシートに座っていても気が気ではなかったのでしょう(^_^;)。
「ア、アハハ・・・」とばかり、咄嗟にその男性につくり笑顔で応えた私。
迷惑顔で悪態をついてなくて本当に良かった・・・と心から思ったのはいうまでもありません^_^;。
追伸
でも・・・私は70歳になっても80歳になっても、バック駐車は一発で決めてやるぜ!(笑)
Posted at 2012/09/13 20:41:57 | |
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