
JR広島駅の構内、新幹線改札出口の先にある、地元マツダ車の展示スペース。
昨日正式発売されたばかりの新型アテンザが本日、早くも登場していました\(^o^)/。
思い起せば、アクアティックブルーのデミオからジールレッドのCX-5へ、壇上の主役がバトンタッチしたのが今年の
2月中旬。
環境性能の高いクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」を引っ提げ、マツダが果敢に国内市場の開拓に乗り出したという話題性も手伝って、いつになく多くの乗降客が展示車の前で足を止め、CX-5の展示車を食い入るように見つめる姿が見られたものです。
それから9ヶ月余りが経過。
代わって登壇した新型アテンザは、人気のクリーンディーゼルに加え、先進の安全技術「i-ACTIVSENSE」を搭載し、マツダの最新技術をフルに投入した自慢のフラッグシップモデル。
ただ、少なくともこの公衆の展示スペースにおける新型アテンザの最大の魅力といえば、直接に人間の視覚へ訴えかける、優れたエクステリアデザインであることに間違いはないでしょう。
この美しく引き締まったボディの造形がどれだけ人々の目を奪い、その場に足を止めさせるのか、ぜひとも注目したいところだったのですが・・・
登場初日となった今日、朝夕の2回を見る限りは、新型アテンザの周囲に人だかりはほとんどなく、反応は意外なほどに低調・・・。
い、一体どうしたことなんだ?
・・・夕方の帰宅時、朝通ったルートを逆から辿ったとき、その理由がわかったような気がしました。
JR在来線の橋上連絡通路を歩きながら、遠く数十メートル先にこのソウルレッドのアテンザの姿を認めた瞬間、なんとその光景というのは、昨日まで(=ジールレッドのCX-5がいた状態)と何ら変わりなく映ってしまったのです・・・。
つまり、展示車の鮮やかなボディ色、精悍な面構え、大きめな車格、といった各要素がことごとく両車で似通っているために、新登場のインパクトが明らかに薄まってしまっているのです!!
私のように特別に意識してこのスペースに目を向けていれば別ですが、そうでない一般の乗降客の大半は、展示車が入れ替わっているとも気付かず、昨日と同じようにスッとここを通り過ぎてしまったのではないでしょうか・・・。
もちろん、マツダとして、新型アテンザのイメージを牽引するローンチカラーのセダンを前面に出したい意図はよく理解できますが、大勢の利用客が行き交うこの広島駅構内スペースの特殊性を考慮した場合、少しだけ規定路線を変更し、例えばブルーリフレックスのワゴンなどを置くことで変化をつけた方が、新車のアピールとしてはより効果的だったのかもしれません。
とはいえ、まだ展示開始の初日に過ぎないので、結論を出すにはあまりに時期尚早。
実際、展示車の傍に置いてあった簡易カタログは一冊残らずなくなっていて、関心の高さは十分に窺えるので、明日以降も意識してウォッチを続けてみようと思います。
Posted at 2012/11/21 21:31:40 | |
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隠れ家の定点観測 | 日記