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2012年11月27日 イイね!

一勝一敗一分(その2)

一勝一敗一分(その2)土曜日に初の新型アテンザ試乗を終えた私。
CX-5に次ぐ2作目のフルSKYACTIV車であり、プレミアムブランドへの進出をも目論むマツダ渾身の力作。
私もそんなアテンザに「さすが、素晴らしい!」と手放しの賛辞を贈りたかったところですが、少なくとも初回の短い試乗では、巡航時に微振動を伴うリア回りの挙動と、小さくも突き刺さるように耳に届くディーゼルの加速音が引っ掛かり、準備万端だった大感動のシナリオにも「待った」がかかってしまいました。

この疑念を解消するためにも、海沿いのワインディングコースでじっくり試乗してみたい・・・
そう思いながら帰宅した矢先、タイミングを見計らったように旧・アンフィニ店の担当セールス氏から試乗のお誘いのTELがあり、速攻で翌日朝イチの試乗を申し入れ(^^)v。

明けて日曜、ついつい気が逸った私は、始業時の朝礼中にお店に到着(笑)。
店頭で試乗受付テーブルの設営が始まろうとする中、早々に担当セールス氏と試乗車でお店を後にする展開となりました(^_^;)。

用意されていたクルマは、アテンザワゴンの20S(ガソリン・6AT)。
前日に試乗したセダンXD(Lパッケージ)とは、ボディタイプ、エンジン、タイヤサイズが異なるだけでなく、一転してベーシックなグレードとなったので、シートの調整は手動、その素材も黒基調のクロス地で、インテリアの雰囲気は豪華なものからシックなものへと一変。
ただし、本革巻きのステアリングをはじめ、プッシュボタンスタートシステムやマルチ・インフォメーション・ディスプレイ(MID)など、基本的な装備は全て共通。低グレードゆえの大きな妥協や我慢を強いられないことは良心的だし、何より、フラッグシップカーとして当然の配慮だとも思いますね(^^)。

さて、昨日のセダンからワゴンに乗り換えたことで、「直接2台を比較するのは難しいかなぁ・・・」と不安を抱えながらステアリングを握った私。
しかし、いざスタートして最初のコーナーをクリアするまでの僅かな間、距離にして百メートルくらいの間に、そんな懸念は何処かへすっ飛んでしまいました。
なぜって、クルマの挙動が心底「気持ち良い」ものだったから。
モヤモヤッとした昨日とこうも違った印象が待ち受けているとは・・・良い意味で予想を裏切られました(^_^)。

具体的には、アクセル・ブレーキ・ステアリング・・・全ての操作に対するレスポンスが自然かつリニアで、コーナーの進入から脱出に至るまで、どの瞬間を切り取っても、期待通りの反応を見せてくれたのです。
特別に限界性能が高いわけでもないし、目が覚めるような明快なレスポンスがあるわけでもないのですが、終始クルマが自分の意志通りに等身大の反応を返してくれる爽快さ。

この感覚で真っ先に思い出すのが、春先に同じ場所でCX-5のガソリン車を走らせた時の新鮮な感動。
「まさに、フルSKYACTIVの真骨頂!」
そんなフレーズが自然と脳裏に浮かんでくるのですが、両車のインプレッションを細かく比較してみると、重心の高いCX-5では、どちらかといえばコーナリング性能よりもSKYACTIV-DRIVEの歯切れの良い変速パフォーマンスの好印象が支配的だったのに対し、今回のアテンザワゴンでは精度の高いハンドリング性能を軸に、マイルドで奥深い乗り味や、躾けの良いパワートレインなど、全体的に気持ち良さが高次元でまとまっている印象を受けました。

また、今回の試乗で強く意識させられたのは、自分の気持ちが「ON」であろうと「OFF」であろうと、いつもクルマがピッタリ寄り添ってくれるような安心感であり、良好な信頼関係。
いつもドライバーの意図を汲んでクルマが最適なレスポンスを返してくれる・・・というよりも、レスポンスというコトバすら意識させないほどに一体化した状態が、果てしなく気持ち良かったんですよね。
しかも、これはベーシックな20Sのパフォーマンス。さらにエンジンに余力のある25Sだったら・・・と、期待はますます膨んでいきます。

まさに、このワゴンの試乗は、私にとってはバックスクリーン直撃の大ホームランでした。

ただし、その立役者が17インチの55偏平タイヤであるのか、ワゴンというボディ形状であるのか、質感の高いパワートレインであるのかは、私の乏しい評価能力では明確な結論を導き出せず・・・。
(セダン・17インチか、ワゴン・19インチにトライすれば、ある程度答えは見えてきそうですが)

そんなわけで、超ゴキゲンな20Sの試乗を終えた私は、その余韻に浸る間もなく、あらためてXDのセダンに乗り込み、先程の試乗コースへと舞い戻っていったのでした。

(つづく)
Posted at 2012/11/27 23:21:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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