
それは、火曜朝の通勤時のことでした。
いつものように広島駅の新幹線改札を出て、
いつものように在来線ホームへと移動していた私。
定期券をカバンに仕舞いながら、前後左右に行き交う利用客をかき分けて進んでいると、なんとなく左前方の風景にいつもと違う”異変”を感じ取ったのです。
ん?
と思い、あらためて視線を向けてみれば・・・つい昨日までコンコース脇に展示されていた、ソウルレッドプレミアム色のアテンザセダンがいなくなっているではありませんか。
これまで朝夕の2回、ここを通過するたびに、イチイチ目を向けないまでも視界の片隅に無意識に捉えられていた「赤い鮮やかな壁」が、突如跡形もなく消え去っていたことが、私に違和感を覚えさせたというわけです。
ま、展示車の入替えは珍しいことではなく、時期が来れば必ず実施される”恒例行事”。
その時々、雛壇の上で通行人の視線を浴び続けた話題の新型車も、いつかは必ず退役の時がくるわけで、それ自体は別に問題視することはありません。
しかし、ここから先がちょっと気になる展開で・・・。
昨年の11月以来、7ヶ月間にもわたって展示され、広島駅コンコースの風景に融け込んでいた赤い鮮やかな壁。その壁の崩壊(?)を確認した私が、次の瞬間に感じてしまったのは・・・
「あれ、クルマの展示がなくなった?」
との、あり得ない錯覚。
いやいや、あくまでもそれは「錯覚」に過ぎないのです。
だって、その日の夕方に撮影したブログ画像の通り、セダンが去ったその跡地には、美しいブルーリフレックスマイカをまとうワゴンがしっかり佇んでいたのですから。
でも、そのまさかの錯覚も、ある程度は仕方ない気もするんです。
なにせ、この展示スペースの主役といえば、ここ近年、
●SKYACTIVデミオ(アクアティックブルー)
↓
●CX-5(ジールレッド)
↓
●アテンザセダン(ソウルレッドプレミアム)
と、鮮やかなイメージカラーをまとった新型車ばかりがタスキを渡してきたので、その光景に慣れてしまった者からすれば、ぐんと落ち着いた雰囲気を持ったこの次走者は、相対的にどうしても「地味」に映ってしまうんですよねぇ・・・(^_^;)
おまけに、プレマシー、ビアンテと立て続けにSKYACTIV技術搭載ミニバンを増やしてきた直後だけに、再びアテンザが登壇したのはやや意外な展開でもありました。
(もしかして、ビアンテは駅階段の上げ下ろしが大変だから?)
さぁ果たして、この突然の選手交代が吉と出るか凶と出るか・・・
少なくとも昨日今日の2日間では、私は目立った人だかりを確認することはできませんでしたが、今後も暫く、展示車周りのピープルウォッチングを続けてみたいと思います。なんたって「ブルーリフレックスマイカ+ワゴン」は、私の大好きなコンビネーションでもありますしね(^o^)。
ついでにいうと、足元付近のまさに蹴飛ばされそうな位置に追加された「Be a driver.」ボードの行く末も、結構気になっていたりします(^_^;)。
あぁ、でもねぇ・・・
最新のフルSKYACTIV車のアピールもいいけれど、不特定多数の人が行き交う公共スペースでの展示ゆえに、人の目を惹きつけてこそナンボの世界。
いっそのこと嗜好を変え、トゥルーレッドのNC3ロードスターでも展示して欲しかったなぁ・・・なんて、携帯カメラを向けながら勝手なことを思ってしまった私でした。
Posted at 2013/06/19 21:18:19 | |
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