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2013年07月01日 イイね!

オーナーゆえの罠?

オーナーゆえの罠?6月最後の土曜日、やっとのことで、念願のSKYACTIVビアンテの試乗にあり付けました。

先々週はディーラーへの試乗車配備が間に合わず肩透かし。迎えた先週は長男の宿題が予想外に難航したために家族全員が足止めと、全国的に試乗会が開催された週末からは実に約半月遅れとなってしまいました(^_^;)。

今回、私達を待ち受けていた試乗車は、今回から晴れてカタログモデルに昇格した「GRANZ-SKYACTIV」。
特別仕様のウリだった精悍な顔立ちと、刷新されたパワートレインの双方を併せ持つ、おそらく今後の販売の中心になると思われる主力グレードです。

実は私、今回のビアンテ試乗にかける気合いは半端ではありませんでした。
その理由は、先行して「SKYACTIV-G 2.0+SKYACTIV-DRIVE」を搭載したSKYACTIVプレマシーの印象がとても良かったから。
新世代高効率ATの歯切れの良い変速フィーリングと、多段化がもたらすフレキシブルなシフトスケジュールの相乗効果で、その走りの質感の改善たるや、車格が上がったと思わせるほどの進化ぶりだったのです。

ここまで5年間愛用してきたビアンテ。
そのとび抜けた個性も含めて、我が家随一の長距離ツアラー&多用途車としてのパフォーマンスには概ね満足しており、現在は2回目の車検が秒読み段階となっていますが、普段ステアリングを握る私がついストレスを溜めてしまうのが、走行時のパフォーマンスのチグハグさ。
元来、ハンドリングだとか加減速の絶対性能など、スペック的には全く期待などしていないミニバンながら、いつも”切っただけ曲がる”素直で精度の高いステアリングに対し、時に”アクセルに追従しない”反応の鈍さを垣間見せてしまう5ATのパフォーマンス。こうした、今時のマツダ流の表現でいう「統一感のなさ」が、顕在化している数少ない不満のひとつだったのです。
そこに、SKYACTIVプレマシーで存分に発揮されたSKYACTIV-DRIVEの好パフォーマンスを重ね合わせ、巧く欠点が補完できたら・・・と、勝手に期待を膨らませていたわけです(^O^)。

ところがところが。
ディーラーに到着するなり、家族全員で試乗車へ乗り込み、担当セールス氏を加えた5名乗車でいつもの試乗コースへ繰り出した私。
幹線道に合流後、スッとアクセルを踏み足し、緩~い加速を試みてみたところ・・・・

「かっ、加速しない・・・(+_+)」

ついさっきまで運転していたクルマと同種とは思えないほど異質で、アクセルペダルはひたすら重く、速度の上昇はひたすら遅かったのです。
まさかの驚きのレスポンスに状況が呑み込めず、一瞬にして頭の中が「?」で埋め尽くされた私。
何度かソフトなアクセル操作を繰り返しても一向に状況は変化しないので、シビレを切らしてガバッと踏み足してみると、瞬時にキックダウンを見せ即座に加速モードへ移行。
この瞬間の素早さと小気味良さは予想していた通りの「らしさ」を感じさせるものでしたが、そこから先の加速感は、モッサリ(^_^;)。といっても、スリップ感があるわけではなく、ただ単に余力がない感じ。
まぁ、無理もありません。ビアンテは私がこれまで試乗した「SKYACTIV-G 2.0+SKYACTIV-DRIVE」の"部分移植組"の中でとびきりの重量級なのですから。
(アクセラ:1330kg < プレマシー:1490kg < ビアンテ:1660kg)

それにしても、このペダルの重さは一体何なんだ・・・?

全く予想だにしなかったファーストインプレッションにやや動揺しながらも、今回と似た感覚としてすぐに思い浮かんだのが、2年前に登場したSKYACTIVアクセラのアクセルの重さ。
SKYACTIV-DRIVEの初搭載車となったアクセラでは、従来のZoom-Zoomな味付けのスロットル特性を見直し、踏込み初めの判りやすいレスポンスよりも、踏込み量と回転上昇のリニアな関係を重視。
この結果、ロックアップ領域を格段に増やしたATの進化と相俟って、アクセルレスポンスが極めてマイルドに。
これにより、過度のレスポンスを先読みし、予め踏込みを加減するような小細工が要らなくなった反面、従前のスロットル特性に慣れ親しんでいた前期型アクセラオーナーを中心に、SKYACTIV車に対して「走らない」、「加速が悪い」とのネガティブな声が相次いでいたのも事実でした。
当時の私は極めて客観的に、こうしたスロットル特性の変化に対するユーザー側の戸惑いを「無理もないよなぁ・・・」と半ば同情しながら冷静に傍観していたのですが、理屈を知っているはずの自分がまさか同じような戸惑いを感じるハメになるとは・・・(苦笑)。

15分ほどの試乗を終え、「どうでした?」と興味津々のセールス氏に、「加速の悪さがちょっと意外で・・・」と答えるのが精一杯だった私。
気を取り直して翌日、デミオの点検入庫時に再度リベンジの試乗を敢行してみれば、前日の学習効果に加え、担当セールス氏との2名乗車という好条件も手伝って、あの忌まわしき「かったるさ」を覚えることがなかったのは、一筋の光明というか、不幸中の幸いというか・・・^_^;。

さて、私が思いがけず感じた「アクセルの重さ」について、計2回の試乗から見えてきた理由はふたつ。
ひとつは、我が家の23S(2300cc)と、SKYACTIV車(2000cc)とのスペックの差で、最大トルク値を比較してみると、そこには「21.4kgm/4000rpm」 vs 「19.4kgm/4100rpm」で2kgmの違いが。
必ずしも決定的な差とは言い難い2kgmですが、せめて私に従来型2000cc車の運転経験があれば、今回の試乗で受けた印象も少しは違っていたはず・・・。

そしてもう一つが、前述してきたスロットル特性の違いというわけですが、アクセラの新旧比較時よりもシリアスに感じてしまった特段の理由があるとすれば・・・なまじビアンテが自らの所有車であり、その運転感覚にすっかり慣れ親しんでしまっている分、些細な相違点や印象の差が必要以上に浮き彫りになったとみるべきでしょう。実をいうと土曜日は、意図的に朝からビアンテで外出を続け、試乗時のちょっとした違いが判るように感度を磨いていたので、その心掛けが思わぬ方向に作用してしまったことは否めません。

いうわけで、SKYACTIVビアンテは不利な条件も重なり、私にとっては、SKYACTIVプレマシー試乗時のような"大絶賛"とはいきませんでした。
ディーラーからの帰途、慣れ親しんだ23Sのアクセルレスポンスに再び触れ、「これはこれでイイかもね・・・」なんて不埒なことを思ってしまった私でした^_^;。
Posted at 2013/07/01 23:09:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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