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2013年07月14日 イイね!

時代を駆けたその姿

時代を駆けたその姿先週、マツダデミオに小規模な商品改良が施され、同時に2種類の「13-SKYACTIV SHOOTING STAR」の特別仕様車が新たにリリースされました。

ハロゲンヘッドランプしか選べなかった初期型SKYACTIV車のオーナーにとって、HIDのさらに先を行くLEDヘッドランプを与えられた「SHOOTING STAR」自体、とても羨ましく思える存在だったのに、今回は「SPORT」と「GRACE」という2つの新コンセプトに沿って、さらに個性的な演出が追加されていますね。

こうして、デミオのSKYACTIVグレードに魅力的な装備が加わり、ユーザーの選択肢が増えていけばいくほど、初期型のいわば”素のSKYACTIVモデル”が相対的に陳腐化し、存在感が次第に薄れていくのは致し方ないところ。
シルバー色のリアオーナメントや黒地のセンターミニキャップ、高輝度塗装の純正アルミホイールも誇らしげな最新のSKYACTIVグレード勢を街で見掛けるたびに、ついつい羨望の眼差しを向けてしまうわけです。
今回の「SHOOTING STAR GRACE」も、レイザーブルーの再来と思わせる専用色・ブルーリフレックスマイカ、ベリーサの上質な内装を想起させるピアノブラック調のべゼル、シックな茶色の専用シートなど、私たち夫婦のツボにかなりハマる特別装備が目白押し・・・^_^;。

でも、今回はあえてSKYACTIVの初期モデルを持ち上げてみたいと思います。

2011年の夏、マツダは新世代技術”SKYACTIV TECHNOLOGY”のイメージキャラクター(正しくは”アンバサダー”)として、サッカー日本代表の長友佑都選手を起用。
「できるはず!」のCMメッセージとともに、まずは直噴SKYACTIV-G 1.3エンジンを得たデミオが、『リッター30キロ』という強烈なインパクトを携え華々しくデビュー。
以降、マツダのSKYACTIV技術搭載車は、2013年5月発売のビアンテで第6弾まで展開済み。中でも第3弾のCX-5と第4弾のアテンザは、パワートレイン系だけでなく、車体系やシャシー系までSKYACTIV技術で刷新された”フルSKYACTIV”モデル。先日発表された新型アクセラもこのフルバージョンに該当するわけですから、ホントここ最近のSKYACTIVモデルの増殖ぶりには目を見張るものがあります。

"第3のエコカー"というコトバがまだ生まれていなかった2年前。
環境に優しい新世代のクルマとしてHV/EVばかりが注目され、税制上の厚遇を受ける中、あえて既存の内燃機関の限界に挑むという、まさにアンチテーゼの如く聞こえたマツダ独自の視点や戦略、その意気込み(開き直り?)にすっかり私が心を打たれてしまい、「今応援しないでどうする!」とばかり、半ば衝動的にSKYACTIVデミオの購入に至りました。
先行きが全く不透明な中、自らの革新技術を信じて背水の陣で臨んだマツダが、その後の日本でのクリーンディーゼル旋風に代表されるように、各国で一定の存在感を示すことに成功し、徐々に以前の勢いを取り戻しつつある現状はファンとして素直に嬉しいし、暗黒からの脱却劇には胸のすくような思いさえします。

反転攻勢に転じたマツダがやがて完全復活を果たし、随分後になってその歴史を振り返ろうとした時、SKYACTIV技術を核とした一連の起死回生劇のターニングポイントになったクルマが第一弾のデミオか、あるいは第三弾のCX-5か、議論が分かれることになるかもしれません。
おそらく、販売規模や収益性を考慮すれば、マツダ再建の実質的な立役者(車)は、すでに全世界で20万台以上を売り上げたフルSKYACTIV車・CX-5であることは論を待たないでしょう。
しかし私は、SKYACTIV技術の集大成・CX-5が登場する半年も前に、既存車体へのエンジン移植だけで燃費を3割改善して「30km/L」を実現。"SKYACTIV恐るべし"の強いインパクトを与え、その後のアクセラ、CX-5と続く道を切り開いたSKYACTIVデミオこそ、ターニングポイントの主役に推したいと思うのです。

打者一巡の猛攻劇で大逆転を果たした決定的イニングであっても、もし先頭バッターの出塁がなかったら、塁上で相手バッテリーに揺さぶりを仕掛けなかったら、試合の流れを引き寄せることもなく三者凡退・・・というケースだって十分にあり得るわけですからね。
とかく、試合を決定付けたクリーンナップの殊勲打に目が行きがちですが、そこへ繋ぐ打者がいかに価値ある攻撃を仕掛け、形勢逆転に向けた突破口を開いていたかも見逃せないポイントだし、それまで試合の主導権が相手側にあったのであれば、なおさら意義深いと思うんですよね。

そんな想いを巡らせながら、我が家のSKYACTIV号を見つめていると、ブルーリング入りの昼行燈なハロゲンランプも、今となってはド派手で浮き気味な青いエンジンカバーも、そう遠くない将来に無意味となるであろう「SKYACTIV専用カラー」のアクアティックブルーマイカも、それはそれとして、あの歴史的瞬間にクリーンヒットを放った殊勲の先頭バッターの"生き様"として記録に留めておきたい・・・そんな想いに駆られてくるから、不思議なものです。
(半分は自己弁護っぽいですけどね 笑)


さてさて、先日、やがて登場するであろう次世代デミオへの代替を匂わせたところ、家族から思わぬ猛反発を喰らった青いSKYACTIV号(^_^;)。
移り気な私の買替え構想がお蔵入りすることになり、このまま青デミオが我が家で長く生き長らえていくとしたら、最新のSKYACTIVモデルの魅力的なアイテムを部分導入しながら梃入れを図っていくよりも、あくまで初期型のフルオリジナルを貫いていった方が、私の購入動機にも忠実で、むしろ色褪せぬ輝きを放ってくれる道ではないかと思います。

そんな青デミオに待ち受けている次の(数少ない)モディファイ計画といえば、それは夏タイヤの交換
昨年導入した超軽量アルミホイール「ROZEST DE-01」に続き、タイヤもダンロップの「エナセーブ premium」あたりと組み合わせ、贔屓のブランドでお揃いにしておきたいところ。

え?それではフルオリジナルから乖離する方向だって?
いえいえ、ポイントはお役御免となった純正タイヤ(YH ASPEC blueEarth)の後処理。
これを廃棄せずに、オリジナルの純正アルミホイールと再び組み合わせておけば、いつでも簡単に納車当時の姿にカムバック可能、というシナリオなのです(^o^)。

ま、何だかんだいっても、実際のところ、青デミオの長期所有に立ちはだかる差し迫った課題は、私とCVTとの相性改善でしょう(苦笑)。
というわけで、本日も、私の流儀に全く合わない「ガバッと踏み込む」メリハリを付けた意識的なアクセルワークを、デミオをドライブする時に限定して適用するという、高度な意識改革に励んでいるところです(涙)。
Posted at 2013/07/14 17:58:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | 隠れ家のデミオ | 日記

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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