
画像は昆虫図鑑からのキャプチャー・・・ではなくて、我が家の玄関先でセミが羽化している様子を捉えたもの。
恥ずかしながら私、これまでの人生の大半を決して都会ではない(苦笑)地域で過ごしていながら、こんな決定的瞬間を拝めたのは初めてでした。
それは先週の土曜日、子供たちの夏休み初日の出来事。
夕方遅くに家族で買い物に出掛けようと、玄関先にビアンテを出してスタンバイをしていると、真っ先に家から出てきた長男が「あぁっ!」と、その光景を目ざとく発見したのでした。
しかもその時、すでに彼は土から這い出してきたばかりの別の幼虫も捕獲していたというから、虫好きな長男のセンサーの感度は、親の想像を遥かに超えるほど研ぎ澄まされているようですね。
その時点では、幼虫はまだ背中の裂け目から外に出始めたばかり。
目に見えるような大きな動きは殆どなく、風もないのに微妙に揺れる小枝が、かろうじて小さな命の鼓動を伝えてくれるのみ。暫し、家族全員でじっとその様子を見守っていたのですが、程無くにっくき藪蚊の襲来に遭ってしまい、やむなく退散(-_-;)。
それから二時間後、すっかり辺りが暗くなってから帰宅すると、完全に殻から抜け出した白い成虫が立派な翅を伸ばし、身じろぎもせずに身体が固まるのをじっと待っていたというわけです。
いやぁ、こんな感動の瞬間を味わえるなんて、殊勲の発見者・長男にはただただ感謝の一言。
これまで毎夏、セミの抜け殻はそれこそ掃いて捨てるくらい数多く目にしてきたのですが、日中に大合唱を奏でるセミの多さとは裏腹に、羽化の決定的瞬間を拝めたことはただの一度もなかったのですから。
実はその前日も、カーポート下に停めたビアンテと僅か数センチしか隔てていないコンクリート壁に真新しいセミの抜け殻を発見し、「踏み潰さなくて良かったぁ・・・」と胸を撫で下ろしたばかりだったんですよね。
でも、夏の昆虫のお出ましといえばセミだけではありません。
先週から今週にかけ、部屋の明かりに吸い寄せられ、連夜リビングの窓に何度も突進してきたカブトムシのメス3匹をカーポート下にて捕獲。
突進にかけてはカミキリムシやカナブンたちも立派なレギュラー組ですが、これらは勿論スルーです(笑)。
クルマを動かす前には周囲をぐるっと見渡し、運行前点検ならぬ”昆虫点検”が欠かせない季節がいよいよ到来したようですね(^O^)。
Posted at 2013/07/25 22:51:29 | |
トラックバック(0) |
隠れ家の周辺 | 日記