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2013年11月19日 イイね!

初のハイブリッド車体験(試乗編)

初のハイブリッド車体験(試乗編)遅まきながら人生初のハイブリッド車体験をするにあたり、望み通り「本家トヨタ」の「元祖プリウス」に行き着いたまでは良かったものの、地元のカローラ店で私を待ち受けていた試乗車は、「G’s」という特別仕様車。バケットシートをはじめ、内・外装に専用品を奢り、サスペンションやボディにまで専用チューンを施した「走り」のバージョンだったのです。

本音をいえば、アクセラハイブリッドを試乗する前に、本家プリウスの一般的なグレードでしっかり走り込んで、多くのユーザーに支持されているハイブリッド車の素性をきちんと体に覚え込ませたかったところですが・・・私とトヨタのお店との相性の悪さを考えれば、あまり贅沢も言ってられません。僅か2店舗目でプリウスの試乗車にありつけただけでもラッキーだと思わないと(爆)。

とまぁ、初対面のセールス氏との挨拶もそこそこに、プリウスG’sの運転席に乗り込んだ私。
初心者向けの懇切丁寧なコクピットドリルに有難く耳を傾けながら、G’s専用装備であるカーボン調パネルや赤いアクセントラインには目もくれず、「エレクトロシフトマチック」と称するシフトレバーに目を奪われた私。
実は、このレバーがすぐに中立位置に戻ってしまう「スイッチ」だったと知り、人知れず衝撃を覚えてしまったのは・・・「今頃知ったの?」と激しくツッコまれそうなので内緒にしておきますが(笑)、やはり最初に戸惑ってしまったのは、クルマが発進するまでのあまりに静か過ぎるプロセス。
Pushスタートボタン自体はすでに一般的な装備なので問題はなかったのですが、そこでブルルンとエンジン始動のレスポンスがないために、古臭い頭と体が「発車READY」であるとはなかなか認識してくれないのです(涙)。(こればっかりは、慣れるしかありませんね・・・)

見慣れないインパネ表示の変化で発車可能なことを察し、いざ試乗をスタート。

のっけから、音もなくスッと走り出す独特のモーター感覚に私は大きな違和感を感じた・・・かといえば実はそうではなく、あくまで「想定の範囲内」。ここは私の数少ない過去のEV試乗体験が奏功したかもしれません。

こうして、良くも悪くも従来のクルマとは違うことを再認識し、程良い"未来感覚"に包まれた新鮮な試乗が快調にスタートしたと思われたその時、幹線道に合流して加速を開始するまでの十数メートルの間に、私を現実に引き戻してくれたのは・・・操舵力が重いステアリングと、突如リアから聞こえてきたガタピシ音(^_^;)。
とくに後者は、過去に私が乗ってきた昔のマツダ車ならともかく(苦笑)、トヨタ車に対して私が抱いていた高品質なイメージには全く似つかわしくない”異音”。
モーター発進ゆえに車内が恐ろしく静かだったことは多少差し引いてあげないといけませんが、どうもこれはボディやサスを強化したことと決して無関係ではなさそう。
やはり、最初にG’sを試乗したのは不適切な判断だったか・・・そんな思いがチラッと頭を過ぎった瞬間でした。

とはいえ、今更「やーめた」とは言えないわけで、気を取り直し、ハンドリングや乗り心地など、G’s専用チューンが施された領域を一旦忘れて、引続き初のハイブリッド車ドライブに集中することにした私。
となれば、自ずと興味の対象は、ノーマルプリウスと共通のハイブリッドシステムそのものに絞られてきます。
そこで、市街地の混雑気味な流れの中で意図的に加減速を繰り返して、エンジンが始動する瞬間をキャッチしようと試みたのですが、どうしたことか、耳を澄ませても全く判らないのです。
ここで助手席のセールス氏、エンジンの音が聞き取れずに困っていると見るや、すかさず助け舟を出してくれて、インパネにあるハイブリッドシステムのインジケータ画面を変えることで、「視覚的に」エンジンのON/OFFが確認できる状態に(^_^;)。
しかし、いくら耳をそばだてても画面通りにエンジン音が聞こえないなぁ・・・と訝しく思っていたら、どうやら、決して大きくはないものの、215/40R18タイヤが発する走行ノイズが、極めて静かな車内でエンジンの鼓動をかき消していた模様・・・。
あぁ・・・ここでもまた、最初にG’sをドライブしたことを後悔する結果となってしまいました。

局、約15分ほどのハイブリッド車初試乗で最も私の印象に残ったのは、アクセルOFF時のエネルギー回生で生じる強烈な減速Gのみ。
やはり、スペシャルチューニングが施された特殊なG’sをごく短時間試乗しただけでは、本来の目的だったプリウスの全体像を垣間見ることは土台、無理だったようです。

但し、当初の目的を達することができなかったために、今回の試乗がただ退屈で無意味なものに終わったかというと、決してそんなことはありません。
渋滞気味の市街地をただ普通に走っただけながらも、初めて運転したハイブリッド車は、始動~発進までの異様な静けさと、エネルギー回生時の強烈な減速Gにさえ慣れてしまえば、何ら特別な操作もなしに、ましてや複雑な制御を行うハイブリッドシステムを全く意識することもなく、移動の手段としてごくごく普通に使えることを実感。
これなら、飛び抜けた燃費性能を武器にして、瞬く間に日本のベストセラーの座を奪ったことは十分納得がいくものでした。
加えて、今回の試乗ではエンジンとモーターの協調をハッキリ認識できなかったので、従来の純エンジン車との違いを如実に感じるシーンはまだ未体験な部分が多く、益々興味をそそられるところ(^^)。

当然ながら、この状況でアクセラハイブリッドを試乗するなんて時期尚早。その前にしっかりとノーマルのプリウスを体験し直す必要アリ!と強く感じたことは言うまでもありません(^O^)。
と同時に、明らかに不適切な初試乗の場に担ぎ出してしまった「G’s」にはかえって申し訳ない思いさえも。
相性の悪さにもめげずにまた後日、勇気をもって3店舗目、4店舗目と再チャレンジしてみることにします!
(あ、今度は少しくらい事前リサーチをした方がいいかも 笑)

ち・な・み・に・・・・

試乗時に私が一旦意識の外に置いた「G’s」のハンドリングについては、カタログに「~乗り心地を損なうことなく、ステアリング操作に対する素早い反応と正確な挙動を実現~」とある通り、快適な中にもキビキビとした動きを感じることができました。
(あ、意地悪に言葉の裏をとると、ノーマルのプリウスは相対的に反応がダルで挙動も正確さに欠けることになりますが、果たして・・・)
その素早い挙動には、私が日々実家の初代アテンザで味わっている初期の判りやすい“Zoom-Zoom”に近いものも感じますが、それよりもむしろ、それ以前の2000年頃、”反応の優れたハンドリング”を合言葉に、マイナーチェンジなどを機にボディや足廻りを強化していったミレーニアやファミリア、プレマシーあたりのマツダ車を想起させる懐かしい香りを感じました。
もちろん、私はこうした単純明快なハンドリングの味付けも決して嫌いではないのですが、いかんせんハイブリッド車は、心地良いエンジンサウンドや意のままのシフト操作まで含めた総合的かつ恒常的な楽しさという点で、劣勢が否めない(と思われる)部分が痛いところ。
さすがに、ステアリング操作に対する反応の楽しさだけでは・・・決して若くない今の私には、ちょっと退屈に映ってしまうかもしれませんね(^_^;)。
Posted at 2013/11/19 23:36:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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