
私が毎朝利用している、8両編成の500系こだま号。
そう、つい先日「最後尾車両でもあのレールスターほどは揺れないよ!」と私が持ち上げた新幹線ですね(^_^;)。
この500系こだま号では、昨年の4月から、JR西日本のオリジナルキャラクター「カンセンジャー」のラッピング車両がお目見え。
これまで私が朝夕の利用時に幾度も遭遇してきたことは、みんカラの
ブログでも報告してきた通りです。
が、今朝、徳山駅のホームに滑り込んできたこのラッピング車両・・・今までとどこか雰囲気が違っていたのです。
まず気が付いたのは、先頭の8号車に描かれているカンセンジャーの横に、デカデカと、「山陽新幹線公式キャラクター」の文字が追加されていたこと。
「ふーん、ご丁寧に。でもねぇ・・・」
以前も指摘したのですが、このキャラクターが描かれている箇所は、500系新幹線の特徴でもある先細りのノーズ部とテール部の2箇所だけ(×左右両側)。中間車両には一切イラストの類がないのです。
そればかりか、虎の子のイラストがよりによって乗車口のない先端・後端付近にだけ描かれているので、大半の乗客の目に止まりません。
何を隠そう、私のようにわざわざ先端部まで移動してカメラを向けている人なんて、他にいないんですよ(爆)。
この点、山陽新幹線に乗り入れている九州新幹線が昨秋、期間限定で運行した「くまモン」の
ラッピング車両は対照的。
500系と同じ8両編成でありながら、1号車から8号車まで万遍なく、くまモンの愛らしいイラストが散りばめられていたものだから、利用客の注目度も段違い。
停車ホームの至るところで乗客がカメラを向ける光景が見られたものです。
「誰も見ないところをパワーアップしてもねぇ・・・」
訝しく思いながら先頭車両を見送ったら、なんとその直後、後に続いた7号車の横っ腹に、今まで見たこともないイラストが描かれていて、あっという間に私の目の前を通り過ぎていったのです。
「な、なんだありゃ?」
私は普段通り、最後尾の1号車の位置に立っていたので、今からわざわざホーム上を延々引き返してそれを確認するのは・・・あまりにも面倒(^_^;)。
「ま、広島駅で降りた時にもう一度見てみよう・・・」
と思った私。
しかし、結果的にはこれが
大失敗だったのです。
それから30分後、いざ広島駅に到着し、急いで7号車付近まで移動した私。
そこで私が見たモノは・・・・
「ありゃっ、こっちは単なるポーズ違いだ!」
そうなんです。私が徳山駅で乗り込んだ進行方向「左」側と、広島駅で降車した「右」側とでは、同じ7号車でも新たに追加されたキャラクターのイラストが全く違っていたのです。
うぅ、何たる罠・・・。
仕方なく、あとでJR西日本の公式サイトで調べてみたところ、この4月からカンセンジャーのラッピング車両がリニューアルされたようで、反対側に描かれていた謎のキャラクターの正体は・・・
「ニシタビト」という名の車掌さんだとのこと。
(※JR西日本の公式サイトより拝借)
なんでも、このカンセンジャー、JR西日本の各種イベントに出演している時と、車掌として通常業務に就いている時とで、巧みにその姿を変えるんだそうです。
ま、それはいいとして・・・・
これまで飾り気のなかった中間車両に待望の新イラストが登場したというのに、1編成しか存在しないラッピング車両の左右を別デザインにしてしまったら・・・利用客の大半は常にどちらかしか見る機会がないのでは???
広島駅のような大規模ターミナルで、ホームの両側で発着が可能な駅であれば、車両の左右両側を目にするチャンスも生まれますが、他でもない各駅停車のこだま号が主に活躍するステージといえば、小規模なマイナー駅のはず。
ホームの片側にしか乗降口がない地方の駅では、行きと帰りで首尾よくカンセンジャー号に遭遇しない限り、折角の新キャラクターの登場も「効果半減」と感じるのは・・・私だけでしょうか?
Posted at 2014/04/12 13:36:51 | |
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隠れ家の新幹線 | 日記