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2014年10月03日 イイね!

三回目は、海沿いへ (2)

三回目は、海沿いへ (2)・・・(1)からの続きです

新色ダイナミックブルーマイカの鮮やかさにひとしきり目を奪われた後、担当セールス氏と試乗車へ乗り込み、海沿いのワインディングコースに向けてクルマを発進させた私。

店舗前の旧国道に右折合流する際、左右に行き交うクルマが途切れたタイミングでサッと発進したら、思いのほか勢いが付いてしまって、いきなり白ゲージの洗礼!
(しかも奥さん、i-DMのステージは「1st」っすよ! 爆)

でも、実はこの失態こそが本日の試乗のハイライトにつながってくることが後になって判るのです・・・

次の交差点の左折で旧国道に別れを告げ、その先のフラットな埋立工業団地を抜けると、徳山湾を右手に、気持ち良く曲がっていくワインディングエリアに到着。
といっても、特段そこで肩に力を入れることもなく(笑)、担当セールス氏から新型デミオの巷の反響を教えてもらいながら、法定速度内で右へ左へ舵を切っていく私。

そこでこの13Sが見せたハンドリングを、過去に試乗したクルマと比べて表現すれば、例えばRX-8や先代アクセラが見せた、ピタッと路面に吸い付くような"鉄壁の安定感"でもなく、例えば先代デミオが見せたヒラヒラっと向きを変える"軽い身のこなし"でもなく。
適度にロールし、適度に節度感のある・・・そう、当たり前といえば当たり前ですが、CX-5からアクセラまでのフルSKYACTIVモデルのハンドリングを想起させる、自然でリニアな感覚。
ま、特段大きな感動もない代わりに、変なクセや違和感も皆無で、まさに「素直に無理なく曲がってくれる」という表現がピッタリ。

ただ、細かくその挙動をみていくと、個人的に気になる点がなかったわけでもありません。
最新のフルSKYACTIV勢に比べると、全体的に新型デミオはどこか挙動が気忙しい印象が残りました。
軽いブレーキングでのノーズダイブの様子といい、路面のギャップを乗り越えた時の収束の様子といい、平然とした顔付きで淡々と・・・というよりは、「俺(私)、頑張ってるよ!」との無言の主張が伝わってくるかのよう(笑)。
また、旋回中の乗り心地という観点では、グリップ限界まで十分余裕があるシーンに限定すると、先代のSKYACTIVデミオが実現していた絶妙なバランス感・・・時に「おぉっ」と胸のすく感動をもたらしてくれた、極めてリニアで懐の深い挙動の質感には、あと一歩な感じ。
もっとも・・・これは前述の通り、限定的シーンでのパフォーマンス比較に過ぎないので、ピンポイントではなく、あらゆるハンドリングステージを想定すれば、おそらくトータルでは新型デミオの方が挙動の一貫性が高く、総合的なハンドリングの印象は逆転すると思いますけどね。

そんな私のハンドリングに対する印象が、先代のSKYACTIVデミオオーナー「ならでは」の重箱の隅を突くような細かい指摘だとすれば、次に述べるトランスミッションに対する印象も同じように、先代SKYACTIVデミオオーナー「ならでは」のバイアス入り、と予めお断わりしておかないといけません^m^。

実は、このトランスミッションの反応こそが、今回の試乗で私が一番注目していた点。
先に結論をいうと、とにもかくにも新型デミオの6ATは、他のフルSKYACTIV車と同様に、アクセル操作に対するリニアなレスポンスが貫かれていて、これならクルマの加減速時のスムーズな挙動をしっかり意のままにコントロールできる!・・・そう確信できる、期待通りの出来映えでした。

もっとも、私が3年間愛用してきたSKYACTIVデミオ(CVT)も、意のままに走らせる手立てがなかったわけでは決してありません。
驚愕の「リッター30キロ」を実現した立役者でもあるこのエコなCVTの特性をきちんと理解し、その反応を見越した「強め」、「早め」のアクセル操作を心掛けていれば、結果としての車両の挙動を自分の加速イメージに沿ったものに合わせ込むことはできます。
ただ、そのちょっとした細工が私にはどうしても煩わしく感じたし、微低速で加減速を繰り返すような特定のシーンにおいては、じわっとアクセルを踏んだつもりでも「ドンッ」と段付き加速を発生させてしまうことが多々あり、“鬼門”とさえ感じていたのも事実。

が、今回の新型デミオでは、試乗中にわざとウォーキングスピードまで減速し、クルマが停まり切らないうちにじわっと再加速する・・・そんな苦手シーンを何度再現してみても、アクセルに対する反応は素直の一言。
じわっと踏めばじわっと、グッと踏めばそれなりに、踏み方に即した期待通りの加速を返してくれたわけです。
まぁ・・・当然といえば当然ですね。別に、マツダご自慢のSKYACTIV-DRIVEを持ち出さなくとも、我が家のビアンテの旧来型5ATでも十分実現できている話なのですから^_^;。

つまり、試乗スタート時の思わぬ”白ゲージ”のお土産とは、私が「デミオ」であることを過度に意識したがために、アクセルペダルを「強め」に踏み込んでしまう悪癖が顔を出してしまった結果だったのです。
無論その後は、ディーラーに帰還してクルマを降りるその瞬間まで、二度とそんなヘマは仕出かしませんでしたよ(^o^)。

ということで、今回の試乗の感想を私なりにまとめると・・・
アテンザやアクセラなど、他のフルSKYACTIVモデルと比べれば、”末っ子”らしいワンパクさが要所で顔を覗かせるものの、先代デミオと比べると格段に落ち着きが増して洗練されているという、なんだか新型デミオの二面性のようなものを感じた、興味深いドライブでした。

そして、近いうちに納車される我が家のデミオとは、気持の良いリニアなレスポンスを軸にして、これまで以上の蜜月関係を築いていける、そんな確信を得るに至った次第です(^^)/。
Posted at 2014/10/03 22:23:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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