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2014年10月21日 イイね!

プチ帰省の旅にて  -その2・ハンドリング-

プチ帰省の旅にて  -その2・ハンドリング-(その1からの続きです)

嫁さんの実家帰省を兼ねた、新型デミオのプチドライブ。
あっ・・・
"プチドライブを兼ねた帰省の旅"と言うのが普通ですかね?(^_^;)。

土・日の二日間で、高速道路あり・山岳路あり・市街地走行ありの広島往復200キロの旅。
納車まもない新型デミオのステアリングを握り続けた私に最も強く残った印象は、「1.3L車にしてはよく走る」という、パワートレイン系(エンジン+トランスミッション)の好印象でした。

では、走る歓びを標榜するマツダの真骨頂ともいえるハンドリング領域の印象はどうだったか?

それを語るにはまず、往路の山陽自動車道で感じた”僅かな違和感”から説明する必要があります。

周南西ICから高速道路に合流し、周囲の車群のスピードに合わせて走り始めた最初の瞬間から、SKYACTIV-DRIVE(6速AT)の洗練された変速フィール、必要な加速が瞬時に優れたレスポンスのお陰で、過去のマイカーとは明らかに一線を画す「走りの良さ」を実感し、爽快な気分になった私。

これだけ頼もしくて出来の良いパワートレインがあるなら・・・ひょっとしてこのコンパクトカー、従来は考えもしなかったような長距離ドライブも余裕でこなせてしまうのかも?!

ついついそんな期待までが頭を過ぎったのですが、次の瞬間、私は両手に伝わってきたある感触により、そんな浮かれた思いから急に現実に引き戻されました。

「ま、まっすぐ走りにくいゾ・・・」


幅員の広い走行車線内を「制限速度+α」のスピードで巡航しているだけなのに、なぜか新型デミオはどっしりとした安定感には欠けていたのです・・・。
誤解のないように補足すれば、決してクルマが小刻みに左右にふらついているわけではありません。試しにステアリングからそっと手を放しても、クルマは少しも姿勢を乱すことなく、車線内を真っ直ぐ進んではくれます。
ただ、放した両手を再びステアリング上に戻して暫く巡航を続けると、ほんの少しだけ、両肩に余計な力が入っていることに気付くのです。
繰り返し言いますが、クルマはきちんと車線のセンター付近を直進していますし、その裏でドライバーが微妙な修正舵を当てているわけでもないのです。
なのに、なぜか感じてしまう直進安定”感”の薄さ・・・。
高速道路を定速巡航するという特定のシーンで感じた些細な違和感に過ぎませんが、“長距離ランナー”としての望外な期待感が高まっていた分、個人的にはやや残念に思えてしまいました。

というのも、私が高速巡航時の直進安定性に言及したのは、何も今回が初めてではないのです。

直近では昨冬、義母のe-4WDデミオ(DE)を山陽自動車道経由の同じルートで回送した際、我が家のSKYACTIVデミオとの直進安定性の違いに大いに疑問を抱いたことがありました。
ただひたすら走行車線内にクルマを留めておくだけなのに、どこかビシッと安定した感覚に乏しく、ステアリングを握っていても心からリラックスできない・・・そんな不穏なフィーリングは、実はその前のベリーサでも少し気になっていた部分でもありました。
結局この時は、e-4WDデミオの直進安定性にとくに問題があるわけではなく、アンダーボディに空力パーツを付加して整流効果をとことん高めたSKYACTIVデミオの直進安定性が著しく優れていたために、相対的に悪く感じただけだと結論付けたのです・・・。

大雑把に括れば、SKYACTIVデミオだけ抜きん出て直進安定性が高く、他を全く寄せ付けていない感じ。そして、ベリーサやe-4WDデミオと比較してみると、今回の新型デミオで感じた”据わりの悪さ”も、それほど酷いレベルではないことに気付くのです。
総じて新型デミオは他の部分の印象が良かっただけに、結果的にこの部分が目立ってしまったことは、多少差し引いてやらないといけないかもしれません(^_^;)。

ただ、そんな些細な不満も、ひとたび高速道路に別れを告げ、三桁国道のワインディングロードに走行ステージを移せば、完全にイメージは一変。

新型デミオは過去にこのルートを走行したどのクルマよりもスッと軽快にノーズが向きを変え、右へ左へとドライバーの意図した通りの爽快な回頭性を披露してくれるのです。
しかも、ただ単にヒラヒラと身のこなしが軽いだけでなく、旋回中の路面の凹凸を巧みにいなし、常に安定した姿勢を維持してくれたのは、ちょっとした驚き。この点は、同じく懐の深い走りを見せてくれたSKYACTIVデミオよりも、明らかに「線が太い」と感じるもので、オールマイティーなハンドリングの楽しさを確信できるものでした。

そんなわけで、「ステアリング操作がひたすら楽しい」というのが、新型デミオのワインディングでの印象。

ひとつだけ気になったのは・・・復路の三桁国道の「下り」で、リア荷重が抜けやすいシチュエーションになると、リアの突き上げが少々大きめに感じることがありました。
路面のアンジュレーションを乗り超えた途端、後席の家族のお尻が「あ、浮いたかも・・・」というシーンが2回くらいありましたっけ・・・(^_^;)。
まぁ、それは過去のクルマでも散見されたことではありますが^_^;。

さて、この2日間を通した新型デミオのハンドリングの印象をまとめると、山岳路を右に左に駆け抜けながら感じた無類の気持ち良さが、高速巡航時の安定性の件でややスポイルされたという感じでしょうか。

でもこれは・・・たぶん、こういうことなんです。

回頭性と直進安定性は基本的にはトレードオフの関係にあるハンドリング特性。
きっとマツダの開発陣はチューニングにチューニングを重ね、双方をバランス良く満足させるような巧みな落とし処を見出したのだと思います。
ホントにこれは絶妙な味付けで、我が家のメイン用途である市街地走行の範疇では全く不満を感じさせないどころか、常に爽快な気分でステアリングを握り続けることができます。
ただ・・・ごく偶にしか利用しない高速道路でも、同じように快適かつ爽快なクルージングを味わいたいと思う欲張りな私からすると、現在の絶妙なバランス取りからほんの少しだけ、回頭性を犠牲にして直進安定性に振ってもらったら、なお良かったのかなぁ・・・という感じがします(^_^;)。

ただ、コレはとても微妙な感覚の話なので、乗車人数やタイヤの空気圧、ガソリンや荷物の搭載量など、ちょっとした条件の違いで如何様にも印象が変わるかもしれません。
今回の印象だけで短絡的にレッテルを貼ることなく、今後も注意深く動向をウォッチしていきたいと思います。

さて、次回は・・・気になる燃費性能などについての印象を述べましょうかね(^o^)。

(つづく)
Posted at 2014/10/21 22:01:03 | コメント(4) | トラックバック(0) | 隠れ家の新デミオ | 日記

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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