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Nuk-P@RailStarのブログ一覧

2014年12月06日 イイね!

いざ、山道へ (3)

いざ、山道へ (3)市内を見下ろす小高い丘に通じるワインディングロード。
若い頃から走り慣れた狭い山道に、ディーラー試乗車のデミオXD(6AT)を持ち込んでみた私。

このXD、我が家のガソリン車(13S L-Pakage)と比べると、同じ新型デミオとはいいながら、ディーゼルターボもたらすストレスフリーな加速感と、余裕のクルージング性能には相当なインパクトがあります。
この誰にでも判る強烈な個性が、従来の「デミオ」のイメージからあまりにも乖離しているものだから、いっそ別の新名称を与えたら?と思ってしまうくらいです(^_^;)。

またその一方で、全長ほぼ4メートルの小さなボディに、重量級のディーゼルユニットを横置きするFF車ともなれば、重量配分はかなりフロント寄り。我が家のデミオの前後バランスが「64:36」であるのに対し、XDはおそらく「67:33」くらいでしょうか。このため、右へ左へ矢継ぎ早にステアリングを切っていくような場面では、制限速度内の大人しい走行でも、明らかにフロントの追従性の悪さを感じるシーンがありました。
要は、気持ち良くコーナーを駆け抜けていても、フロントタイヤのグリップにかなり依存した感じがあり、しかもグリップ限界までの余裕が少なく思えたため、結構神経をとがらせておく必要があったのです。

そして、このXDのコーナリング感覚は、私には決して初めてのものではなく、上述したような慎重なドライビングにも明らかに身に覚えがあったのですが、そのクルマが何だったのかについては、試乗中には正確な記憶が蘇らなかったのです。

それってあなた、オヤジさんのアクセラXDでしょ?

即、そう突っ込まれそうですねぇ(^_^;)。
たしかに、デミオXDもアクセラXDも、フルSKYACTIVの5ドアハッチバック車であり、SKYACTIV-Dエンジンを搭載するフロントヘビーなFWD車。共通項は少なくありません。
でも、アクセラXDの車両重量は、デミオXDより300キロも重い1430kg・・・。また、アクセラXDの全幅は1795mmにも達し、ミッドサイズセダンの初代アテンザやミレーニアをも超える幅広さ。タイトコーナーを駆け抜けていく時の重量感やサイズ感は、決定的に違うんですよねぇ。

だったら、車重を100キロほど軽くした、先代アクセラスポーツあたり?
いやいや、あそこまでフラットな感じはなかったし、そもそも先代アクセラはデミオXDよりも前後の重量配分は良かったですし。
もっとフロントヘビーなFFじゃないと・・・いや、もっとクルマの重心位置がドライバーから離れているように感じないと、あの雰囲気は出ないのです。
その良い例がベリーサ。先代アクセラスポーツよりさらに200キロ軽くなり、今回のデミオXDとほぼ同じ車重となるのですが、挙動は全く別物。鼻先はデミオXDほど重々しくなかったですからね。

一体、私がいつどこで体験した感覚だったんだろう・・・
そう思いながら、これまで運転したクルマを1台1台振り返っていくと・・・ありました、ありました
とびきりフロントヘビーだった愛車が。

5ナンバーサイズのコンパクトボディにV6エンジンを押し込んだ(笑)
ランティスクーペ!

16インチの50偏平タイヤをきっちり履きこなす高いコーナリング性能を誇ったスタイリッシュな4ドアクーペも、ひとたびタイトコーナーで少しでも進入スピードを誤ってしまうと、短いボンネットの先に突然錘が飛び乗ったかのように、ギュワギュワと外側に膨らんで行ったものです(爆)。
それに懲りてフロントのグリップ感には随分と敏感になりましたからねぇ(^_^;)。

もちろん、2LのV6ガソリンと1.5Lのディーゼルターボではエンジンの特性は似て非なるもの。コーナー脱出時の加速フィールは両車で大きく異なってきますが、旋回中の自重の感じ方にはとても似通った部分があったというわけです。
いやぁ、20余年の時を経て、あの懐かしの感覚が蘇ってきていたとは!
店長さんを助手席に迎え、控え目なドライブとなったXD試乗でしたが、私にとっては実に感慨深い、思わぬ収穫が付いてきましたね(^o^)。

個性的なスタイルと独創的なパッケージング、シルキーなV6フィールに鉄壁のボディ剛性感。
ランティスクーペ、ホントにいいクルマだったなぁ・・・(遠い目)
Posted at 2014/12/06 22:13:02 | コメント(4) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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