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2015年11月19日 イイね!

禁断のテストドライブ(後篇)

禁断のテストドライブ(後篇)今年の10月、NDロードスターに追加された新機種「RS」。
ディーラー本社で登録されたばかりというこの走りのトップグレードを、私は海沿いのワインディングロードに持ち込んだのです。

5月にロードスターがフルチェンジして以来、これまで数回にわたり、担当セールス氏の同乗で私がドライブしてきた「S」(6MT)や「S-SP(スペシャルパッケージ)」(6AT)。
それらと直接のフィーリング比較ができないのは承知の上で、もう二度と巡ってこないかもしれない単独ドライブの機会を、しっかりと満喫させてもらいました。
こうしてコース脇にクルマを停め、私が少年時代に”庭”にしていた徳山湾のコンビナートをバックに写真なんぞ撮ってみたのも、その一環ですね(^^)。

ただ、トータル15分程の試乗が後半戦に入ったまさにこの地点付近から、私の心の中にはずっと、ある囁きが聞こえていたのです。

「ダメだ。こんなレベルじゃ物足りない・・・」

(?!?!)

おまえなぁ・・・( `―´)ノ
毎度毎度、読みにくい下手な文章に付き合ってやってるのに(自爆)、そこまで支離滅裂なことを言い始めるとは・・・ついにアタマでもイカレたのか?


なぁんて、厳しいおコトバをいただきそう・・・(;_;

たしかに、私は1人で試乗をスタートさせた瞬間から、「RS」が見せてくれたハンドリングの正確さ、加速感の素晴らしさに心底シビれ、満面の笑顔で「これはサイコーだ!」と何度も確信していたのですから。
なのに、最後の最後にこんな残念な囁きを白状してしまったら辻褄が合わなくなるだけでなく、下手をすればNDロードスター全体を否定しているとも捉えられ兼ねません。
ベースグレードの「S」でさえ、その挙動の軽やかさを大絶賛していたこの私だというのに・・・。

でもね、私の話は全く矛盾していないんですよ。
なぜなら・・・

その囁きの主は・・・

「私」じゃなくて「ロードスター」の方だったのですから!

あはは(笑)

そうです、物足りなかったのはRSのパフォーマンスではなく、私のドライビングだったのですよ。
「そんな走り方じゃ、ボクの真価がほとんど発揮されないよ・・・」
RSからのささやかな抵抗、静かなる抗議の声がずっと聞こえていたというわけ。

いやぁ、ホントにその通りでしたよ。
海沿いのワインディングで少しばかりスピードを上げたぐらいでは、全くもって破綻する気配なし。
おそらく素の「S」であればグラッと大きめのロールを伴なうようなシーンでも、「RS」は全く不安を感じさせることなく、涼しい顔してサッと駆け抜けていきましたから。
しかもその安定した挙動の端々に感じたのは、足回りを強化したことによる鉄壁なまでのフラットライド感・・・ではなく、適度に引き締まり、適度に深みのある、気持ち良いロール感でしたしね。

RSの走りは極めて爽快で、ポテンシャルの高さを十分に予感させるものでしたが、それだけに止まらず、さらなるスポーツドライビングへとドライバーを駆り立てる、強いメッセージ性まで感じ取れてしまったのです。
いやぁ、これはハッキリいって意外な展開でしたねぇ(^O^)。

近年、フルSKYACTIVの新世代マツダ車が登場してからというもの、私はテストドライブ時のアプローチを変え、たとえ走りの楽しいモデルであっても、悪戯に限界を探ったり、刺激を求めるようなことはせず、ゆっくり腰を落ち着けて、ひとつひとつの操作に対する車両側のレスポンスをじっくり味わうように努めてきた・・・つもり。
それは、マツダの”走りのフラッグシップ”たるNDロードスターとて決して例外ではなかったのですが、よもやクルマの方からこうも挑発をされてしまうとは・・・こんな不思議な感覚、少なくともここ数年のマツダ車ではとんと記憶にありません。
強引に遠い記憶を遡っても、RX-8のタイプRSか、現在所有しているⅤ型RX-7くらいしか思い当たらないかもしれませんねぇ(^^;)。

たぶん若い時分の私だったら・・・今回のRSの挑発にまんまと乗って、新品のタイヤをキーキー鳴らしながら帰ってきたことでしょうけど、もちろん現在の私は違いますよ。
そんな予期せぬ刺激を受けても、極めて冷静に受け止めて、
「このクルマを一日中乗り回せたら、さぞかし楽しいだろうなぁ!」
と、そっと思いを寄せるのでした(^^)。

というわけで、RSが垣間見せた走りのポテンシャルの高さに大満足して試乗を終えた私。

ディーラーからの帰途、降りたばかりのRSと比べると「驚くほど乗り心地が良くて高級サルーンと勘違いしそうな(笑)」DJデミオを運転していて、ふとこんな思いが浮かんできたのです。

これまで私がずっと試乗したいと思っていながら、未だに実現できていない「S-SP」の6MT車。
NDロードスターの看板グレードともいえるこのクルマのフィーリングって・・・

一体どんな感じなんだろうか?


(補足編につづく・・・かも)
Posted at 2015/11/19 21:41:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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