
その一風変わった配達員さんの話を嫁さんから聞いたのは、たしか数日前のこと。
なんでも、玄関先で荷物の受け渡しをしている最中も、カーポートの先頭に鎮座する我が家のデミオの方をチラチラ見やりながら、
「デミオ、カッコイイですよね~♪」
と連呼していたんだそうで・・・
「あら、ありがとうございます」
一応、嫁さんが社交辞令っぽく返すと、なんと彼は
「今度、僕コレ買おうと思ってるんですよ!」
と、驚きの宣言までして去って行ったんだとか(笑)。
これを聞いた私は思わず、
「たぶん・・・御向いさんでは”フィット”、お隣りさんでは”ワゴンR”と言い換えてるんじゃないの?」
そう、つまりは明るいお調子者に違いない・・・と勝手に結論付けたわけです^m^。
ところが
金曜日の朝方、私は思いがけずその本人さんと遭遇することに(^^;)。
当日は母の精密検査の日。
お迎えまでまだ時間があったので、私は玄関先でアクセラ→デミオの順にシャンプー洗車をしていたのです。
すると、目の前の市道に軽貨物車がスーッと停車。
「おや?」
我が家への配達物であれば、大抵の運送業者さんは狭い急坂への停車を避け、敷地内にクルマを乗り入れてくるので、きっとご近所さんへの配達だろう・・・
なぁんてタカを括って作業を続けていると、意に反してスタスタと軽快な足音が近付いてきます。
実はウチへの荷物だったのですが、その人の表情というのが、どうにもフツーじゃないのです・・・。
普通の配達員さんなら、せいぜい愛想笑いを浮かべる程度で、基本的にはクールで事務的な表情をしているものですが、なんというか・・・何かを主張したい衝動を必死に堪えているというか、笑顔を無理やり押し殺しているというか・・・まぁ、早い話が、明らかに表情が不自然だったわけですよ(爆)。
もしやこの人はっ!?
すぐさまピンときたものの、だからといって唐突にその話題を切り出すわけにもいかず、平然と荷物を受け取り、労いのコトバをかけた私。
「ありがとうございました!」
さっと頭を下げ、軽いフットワークでサッと立ち去るかと思えたその時、彼は突然振り返って、
「デ、デミオ・・・カッコイイっすよね!」
・・・やっぱビンゴだ(笑)
だって、想像してみてくださいよ。
もしも今回のシチュエーションでクルマに関するお世辞を一言いうならば、あいにく洗車中で泡だらけのデミオではなく、その前方で、既に自然乾燥モードに入っていたソウルレッドのアクセラの方を絶対に話題にするはず。にもかかわらず、日向でこれ見よがしにギラギラと輝いていたアクセラには目もくれず、わざわざ地味な色合いのデミオに言及するという、不自然さ全開の展開(笑)。
いやぁ・・・お調子者だなんて誤解して大変申し訳ありませんでした。
次また来てくれたら、しっかり会話を弾ませようじゃありませんか(^^;)
Posted at 2015/12/26 01:03:15 | |
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