
朝方と夕方の2回にわたり、ディーラーを訪れた先週の木曜。
そのうち、夕方の用件はビアンテのヘッドライトの光軸調整。
実は、ローダウンスプリング導入から半年以上が経過した現在も、ビアンテのビミョーな車高変化は収束する気配がないのです(^^;)。
我が家のビアンテは週末限定稼働ゆえ、一般的なケースよりも車高が落ち着くまで長い期間を要するのは仕方ないところですが、どうにもリア側の落ち込みが止まりません。
たとえ外観上の違和感はなくても、偶に夜間走行をすると一目瞭然(-_-)。小さな起伏が連続する自宅周辺の舗装路では、前走車や対向車に与える”光害”が以前より明らかにエスカレートしていて、思わず申し訳なさで一杯に。
かくして、ユニット本体を下向きに微調整してもらうため、昨年末に続く2度目の光軸調整劇と相成ったわけです。
「すみませんね、たびたび・・・」
出迎えてくれた担当セールス氏にビアンテのキーを渡すと、
「何か乗りたいクルマ、ないですか?」
と、予期せぬ嬉しいお誘いが(^O^)。
実をいうと、最近は週末ごとに所用でディーラー詣でを繰り返していたので、さしもの私も時間潰しのネタが尽きかけていたんですよね。
そんな状況を察して、さり気なく試乗に連れ出してくれるなんて・・・もう、感謝感激であります。
「もちろん、喜んで!」
と勇んで私が乗り込んだのは、ディープクリスタルブルーのCX-3。
そう、昨年12月に改良を受けたばかりの最新型・・・とくれば、注目すべき進化ポイントは、初期のアクセルレスポンスが改善されたというクリーンディーゼルエンジンと、リアの突き上げ感が緩和されてマイルドな乗り心地となったという足回りですね。
真新しいブラックレザーのシートに身を沈め、いつもの市街地コースに繰り出した私。
すると、信号待ちからのゼロ発進や緩加速を何度か繰り返した序盤の段階で、早くもアクセルレスポンスの改善をハッキリと体感(^^)v。
デビュー直後の初期型で感じた「モッサリとした間」はもはや影を潜め、イイ意味でフツーのフィーリングになっているではありませんか!
たしか私の記憶では、初期型のデミオXDとCX-3(XD)を比較すると、デミオXDの方が明らかに踏み始めのレスポンス遅れが少なくて好印象だったのですが、今回のCX-3改良モデルはそのデミオよりも違和感がさらに少なく感じたので、エンジニアリング的には相当頑張った結果ではないかと思います。
あ、誤解のないようにいうと・・・それでもアクセルレスポンスが完全にリニアになったわけではありません。未だにアクセルの踏み始めに多少の”間”は存在しています。
ただそれは、ドライバーが余程意識してセンサーを研ぎ澄ませていれば判るレベルで、普通の人が普通に走らせている限りは、大きな不満になることはないと思われます。
もっと言うならば、2ステージターボを搭載するSKYACTIV-D 2.2にだってこの”間”は存在しますから、可変ジオメトリ(シングル)ターボのSKYACTIV-D 1.5の健闘が一層光るというものです。
おまけに、i-DMトレーニングでスマートなアクセルワークを身につけている人であれば、その僅かな"間"のせいで実害を被ったり、ストレスを感じたりすることもないでしょうしね^m^
一方、もうひとつの注目ポイントだった乗り心地に関しては、明快な改善代を感じ取ることはできず。
というか、私は1年前の初期型試乗でこれといった不満を感じていなかったばかりか、むしろ「乗り心地が良い」とインプレッションしていたほど。
この問題意識の薄さでは、そもそも改善代云々を語る資格はなかったかもしれませんね^^;。
こうして「乗り心地」の評価が肩透かしに終わった結果、先の「アクセルレスポンス改善」がことさら強調されるカタチとなって
「これは、ますます死角が減りましたね・・・」
そう担当セールス氏に語り掛けながら、上機嫌で試乗を終えることになった私。
しかしながら、後になって大いに悔やまれることになったのが、私が初期型で最も不満に感じていた「直進安定性」についての評価を忘れてしまったこと。
イタタタ・・・
そう、ステアリングの据わりが今ひとつで、ただ単に直進状態を維持するだけで、何となく肩や腕に力が入ってしまうという、ビミョーな違和感。
我が家の初期型デミオでも散見される数少ない不満点のひとつが、「電動パワステ特性のチューニング」を含む12月の商品改良でどう変化したのか。その点については他の誰よりも興味を持っていたはずなのに・・・。
(これだからシロートはあきまへん)
こればっかりは、「気にならなかった=問題が解消されていた」などと安易に結論付けたくはないので、早急にリベンジ試乗に臨み、本当に死角が消えたと言えるのか、しっかり検証しておきたいと思います。
Posted at 2016/03/16 00:29:11 | |
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