
旅先でかいた「恥」は、その場限りのものと都合良く割り切ることができる。
諺の意味はそんなところですが、クルマ好きの私が以前からなかなか割り切れないと感じているのが、旅先での「恥」ならぬ「クルマの汚れ」(^^;)
長旅に出掛ける前にクルマをキレイにして、いくら気持ち良くスタートを切ったとしても、ひとたび旅先で俄雨に遭ったり、高速巡航中に降雨に見舞われたりすると、天候の回復とともに顕わになった汚い乾き跡に愕然としながら、それ以降は不本意な姿で旅行を続行するしか術はありません。
乗員の方は宿泊のたびに身体の疲れや衣服の乱れをリセットすることができても、哀れクルマの方は、道中ただひたすら汚れを積み重ねていく一方なのです。
もっとも、行楽のシーズンにそんな他県ナンバーのクルマがいたところで、それは珍しくも何ともない光景なわけで、百歩譲って「こんな遠くから良く来たねぇ」と関心を示されることはあっても、「うわぁ、汚ねぇ・・・」なんて指を差されることはまずないでしょう。
しかーし、平生から人一倍、マイカーの美観維持に気を遣っているオーナーからすれば、そんな哀れみの視線を注がれること自体が不本意であり、掻き捨てられない「恥」に相当するかもしれません。
とくに私は、普段、洗車し立てのピカピカボディで市内に繰り出すのと同等のテンションで、アウェイの知らない街に走り出したいと思う質なので、こうした天候上の不可抗力によって捌け口のない欲求不満に襲われるケースは少なくありません(苦笑)。
また、クルマ好きのイベントに遠路遥々駆けつけたものの、その場でアピールしたい愛車は見るも無残に汚れていた、なんて笑えない話はよくあります。
実をいうと、今GW連休に企てた広島帰省は、その意味ではワーストケースに近く、初日の移動日だけが大雨の予報(-_-;)
つまり、このまま成り行きでいけば、雨中の高速移動で頭から泥水を被ったビアンテには、翌朝からの陽射しで汚い斑模様の乾き跡が出現するのは必至。翌日以降は”掻き捨て難い”汚れを胸に仕舞い込み、各地に出没していかなければならないのです・・・。
うぅむ。
そこで私は一計を案じ、帰省の荷物の中に小さなバケツを紛れ込ませてみました。
その中身は、ボディ拭き取り用とウィンドウ拭き取り用のクロスを各1枚ずつ。
といっても、私は嫁さんの実家でジャバジャバとマイカーの洗車をするほど図々しくないので(笑)、いかにさり気なく周到な段取りを施すかがポイントでして^^;。
すなわち、初日夕方に実家へ到着し、家族の荷物を降ろし終えると、私はビアンテを軒下エリアからわざと遠ざけ、篠突く雨に打たれ続ける位置に駐車。
ここに一晩放置することで、空気の澄んだ田舎の天然シャワーを心ゆくまで浴びせて、高速道路で被ったボディ表面の泥水を一掃。
そして翌朝は、濡れたボディが自然乾燥してしまう前に、水分を含ませたクロスでボディ表面を優しく撫で回しながら、水滴を拭き取り(^^)v。
当然ながら全ガラスは、毎朝恒例のウィンドウ清掃の要領で視界をクリアにします。
この結果、当初の目論見通り、出発時点のクルマの輝きが“ほぼ”復元。
ドライバーの私も心晴れやかな心境で、家族と広島市内に繰り出すことができました(^^)v。
実をいうと、今回のような超・簡易メンテ策に踏み切れたのは、「シャンプー洗車→ツヤ・撥水強化」というヘビーメンテナンスをつい数日前に実施していた背景があったから。
ボディ表面の撥水性能が一定レベルに達していないと、高速巡航中の泥水がもっと強固に付着していたでしょうし、それを自然の降雨で洗い流すことも困難だったでしょうね。
ま、こまめな自主メンテナンスの襷が渡った、好循環の例とでもいいましょうか。
それはいいけどさ・・・
いかに地元広島といえども、
8年選手のビアンテなんかに今さら誰も注目してないぜ?(爆)
うっ、たしかに・・・
いいんです、自己満足の世界ですから^^;
Posted at 2016/05/05 11:22:17 | |
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隠れ家のカーメンテ | 日記