
ダラダラと下書きをしているうちに、とっくに天気は回復してしまったんですけど・・・
雨の日のドライブに思うこと・第二弾(笑)。
雨降りのドライブといえば、
ワイパーの出番ですよね。
もちろん私も30年近い運転歴の中でずっとお世話になりっぱなしです。
そんな私がワイパーと聞くと、
「フロントワイパー」と
「リアワイパー」をセットで思い浮かべます。
というのも、私は運転免許を取得して以来、リアゲート(バックドア)を有するハッチバック型やバン型のクルマと数多く接してきたので、リアワイパーはいわば「あって当然」の感覚なのですね。
その意味では、20年ほど前に実家で購入したユーノス800は唯一ともいえる
例外。
初のノッチバック車にして、初のリアワイパーレス体験となったこの高級セダンでは、雨天時の後方視界の悪さに随分と面喰った記憶があります。
仮にリアワイパーがなくても、初代キャロルのようにリアガラスが直立していれば被害も少なかったのに、ユーノス800のリアガラスはまるでクーペのような寝そべり具合い。
運転席からは随分と浅い角度でガラスを見通さざるを得ない状況で、広大なリアガラス上に無数の雨粒が付着してしまうので、後方が見辛いことこの上なかったわけです。
世の中、リアワイパー付きのセダンなんて山ほどあるのに、ユーノスのフラッグシップにないなんて!
そんな強い不満を抱いていた私ですから、数年後に初代アテンザが登場してきた時、ただ単にリアワイパーの設定有無だけで
「セダンなら、23Eか23E Luxury Packageの二択!」と早々と絞り込んでしまったほど。
(結局は・・・セダンは買わずにスポーツワゴンに走る 笑)
と、なぜにここまでオマケのようなリアワイパーにこだわるかといえば、良好な視界確保が安全運転の第一歩だという固い信条を持つ私ゆえ、たとえ雨天時であってもドライ時と同等の視界確保をすべきだと当然の如く思っているから。
「雨だから」少々視界が制限されてもイイ・・・そんな理屈はどこにもなくて、むしろ「雨だからこそ」水滴や水分による視認性の悪化を最小限に止めるべく、ワイパーやデフロスターなどフル活用して、より一層、クリアな視界確保に向けた努力が必要というもの。
ですが、いみじくも「オマケ」と表現した通り、実際リアワイパーの払拭範囲といったら、簡易的な1本ワイパーという決定的な不利もあり、一般には広くありません。
我が家のリアワイパー装着車4台を想起してみても、何れも、リアガラスの中央部付近を通して、かろうじて真後ろの様子が見通せる程度。明らかに、拭い取るエリアよりも拭い取れないエリアの方が広そう・・・^^;。
また、ツインのフロントワイパーにしても、より広大に、そして、より複雑形状化している昨今のフロントガラス曲面を前にすれば、結構な割合で拭い残しのエリアがあったりします。
ま、だからこそ、拭った面は「よりクリアな」、拭えなかった面も「それなりにクリアな」視界が確保されるよう、撥水や親水のガラスコーティングを追加で施し、水玉による屈折の影響を少しでも緩和させようとするわけですよ。
それにしても・・・
百余年に及ぶ自動車の歴史の中で、あらゆる技術領域で大いなる進化や性能向上が図られてきたというのに、ことワイパーという装備に関しては、ガラス表面の水分をゴム等で直接拭い去るというプリミティブな基本原理が未だに踏襲されているというのは・・・どこか不思議にさえ思えます。名だたる高級車も憧れのスーパーカーも、ほぼ例外なくワイパーなる装備が付いてますからね^^;。
無論、長い歴史の過程で、ブレードやゴムが格段の性能向上を果たしたり、ワイパーの本数や配置、リンク機構が絶えず進化を続けてきたのは紛れもない事実でしょうし、また量産車向けの装備として見た場合、コストと機能性が程良くバランスされた究極のシステムとの見方も十分に成り立つことでしょう。
でも、自動車技術の進化の証として、未来形の姿もぜひ見てみたいのです。
アドオンのコスト分はこの際容認するとして、拭い残しを完全排除した複雑怪奇なワイパー機構とか、水を全く寄せ付けない(もしくは、水を完全吸収する)特殊ガラスを用いたワイパーレス車とか・・・雨天ドライブ時の視界ストレスを劇的に軽減した先進安全技術として、あっと驚くようなシステムが目の前に出現してくれたら・・・なんて、ちょっとワガママですかね^^;。
アレ?
困り事の話をするはずが、単に要望を語っただけじゃんか(笑)
Posted at 2016/05/12 22:54:56 | |
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