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2016年09月03日 イイね!

次なる十年の計 ~第七話~

次なる十年の計 ~第七話~第六話からの続きです)

用意したのは、幅8メートル弱という縦長の用地。
そこにマイカー4台を平面配置し、うち最低2台が密閉エリアで、残りは軒下エリアに。
その状態で「各車がそれぞれ単独で出入りできるように(!)」との機能要件を突き付けた私。

「お気持ちはよくわかりますが、現実的には難しいですね(汗)」

下手をすればその瞬間に全てがスタックしてしまいそうな無理難題。
でも、この解決策をきちんと用意して、勇躍交渉のスタートラインについた業者さんが複数現れたというのも、紛れもない事実なのです。

フフフ・・・
この摩訶不思議な展開を可能にしたのは、私が用意していた1つの”救済条件”でした。

それは何かというと・・・

あ、わかった!
 
「きっと、裏側からも出入りができるんでしょ?」
「ターンテーブルならぬ、スライドテーブル登場とか?!」
「いや、福祉仕様の軽に買い替えてスペースを稼ぐに違いない!」


ブブー(笑)
残念ながらどれも不正解です。
だいいち、ただでさえ蓄えがないというのに、さらにマイカーの買い替えや飛び道具の導入なんか目論んだ日には、それこそ現有マイカーを売却して資金調達をしなければなりませんから・・・(←全く冗談にもならない)

ハイ、話を元に戻しましょう。
たったひとつながら、途轍もなく大きかった救済条件とは・・・

敷地に隣接する月極駐車場の並びが変更可能ということ。

エヘヘ^^;。
つまり、隣り合う縦長の敷地同士で、お互いの通路・進入路を共用できれば、私たちの敷地には、道路側の真正面だけでなく、月極駐車場側の側面も加えた二方向からアプローチが可能になるのです。
そう、見方によっては、区画の中央付近にある用地が、角地まで並行移動したのにも等しい好条件です(^^;)。

なんだよぉ・・・
そんな溜め息が聞こえてきそうな、決定的な緩和条件^^;。

しかーし
実はここでも、私は具体的なレイアウト案には一切触れず、先方に上記の条件を淡々と説明するだけ。
あくまでも、自らは要件や前提を提示するに止め、実現手段の選択やその組み合わせは全てプロのアイデアに委ねるスタンスを貫き通したのです。

当然ながら、勘所の良い設計士さんたちは私の与件をフル活用し、車庫も含めた1階部分の平面レイアウトに腕を振るうことに。
かくいう私自身も昔はエンジニアの端くれだったので、厳しい制約の中でのアイデア競争は大好きなクチ。
一応、依頼した側として冷静に静観するフリをしてはいましたが、ホントは興味津々。ここは相当にワクワク・ドキドキなステージでしたね(^^)。

ただ、意外なことに、その陰であっさり白旗を上げて撤退していった大手メーカーさんも。
たぶん・・・仮に設計士目線では取り組み甲斐のある魅力的な案件だったとしても、お世辞にも常識的とはいえない特殊な土俵に上がってしまうと、営業面で難しい局面を迎える公算が高いと読んで、無駄足を踏むのを避けたのでしょうね。

というわけで、私が突き付けた難題を見事にクリアするレイアウトを提案してきたのは計4社(4者)。
ふと見渡せば、「インナーガレージ付きの3階建て」こそ共通解でしたが、骨格の組み方は「木造(2x6)」、「軽量鉄骨」、「重量鉄骨」、「コンクリート+木造」と、バラエティ豊か。
それぞれの特徴を生かした自信作による、異種格闘技戦の様相を呈してきました。

「車庫周りが成立しないなら、それで終わりですから」

そんな傲慢ともとれる最初の関門を見事に突破してきた魅力的な提案たち。
しかし私は手を緩めることなしに、さらに厳しい目線でそれらをふるいにかけていくのです。

第八話に続く)
Posted at 2016/09/03 22:48:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | 隠れ家の新プロジェクト | 日記

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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