
実家のアクセラXDで私が感じた「あんなこと」「こんなこと」をユーザー目線で綴ってきたこのプチ報告シリーズ。
さすがに納車から2年半も経ってしまうと、チョイ乗りオンリーな私のネタはとうに尽きていて、今回は4月以来のお久しぶり(^^;)。
その通算32回目のレポートは、”お世話にならないに越したことのない”万が一の時のためのシステムの存在を、不覚にも認識してしまったというお話。
●SCENE #39 SCBSの作動確認
事件は今朝、実家に父を迎えに行く途中に起こりました。
現場は駅近くの交差点で、私は先頭から2番目で信号待ちをしていました。
信号が青となり、先頭車両のムーブに続いてゆるゆると発進したところ、その黒いムーブが突然、交差点内でウィンカーを出すと同時に左折(-_-;)。
もし、左側に順走するバイクでもいたら、身構える間もなく即巻き込まれてしまうような状況・・・本当に勝手極まりない愚行でした。
ところが
その突然の動きに輪をかけて急な動きをしたのが、対向車線で右折待ちしていたクロスロード。
すでに交差点内に進入し、加速態勢に移っていた私のアクセラとの間合いを完全に無視して、先頭のムーブが左折を始めたのを合図に、条件反射的に右折を強行したのです(-_-;)。
実家にも程近いこの交差点、私は過去にそれこそ何百回(いや、何千回か)と通過してきていますが、これほど危険なタイミングで目の前を横切られたのは初めて。
「えっ!まさか!?」
意表を突く行動に出られ、完全に驚かされたという意味では、クラクションやハイビームのひとつでも返して抗議したいところではありましたが、そうはしなかったジェントルな私(笑)。
・・・というか、まだ発進直後で自車のスピードが低かった上に、クロスロードがあまりに急発進して右折モードに入ったために、必ずしも両車に衝突の危機が差し迫っていなかったのも事実でして(^^;)。
よって、私もブレーキによる回避行動はとらず、アクセルオフだけで切り抜けられると判断したのです。
実際、両車の相対運動は私の予測した通りに推移。クロスロードの女性ドライバーに適切な恐怖感を与えつつも(爆)、2車の軌道は決してぶつかることなく、”危機一髪”には程遠いタイミングを以て、巧みなすれ違いが成功するはずだったのですが・・・
ハイ、もうおわかりですね。
ガガガガーッ
次の瞬間、フロントガラスの近赤外線レーザーレーダーが危険を察知し、緊急ブレーキをかける「SCBS」(スマート・シティ・ブレーキ・サポート)が作動したのです。
(ドラレコの記録によると、減速Gは0.68・・・)
ま、アクセルオフでやり過ごそうとしたこの私も、一応ブレーキペダルには足を載せ不測の事態に備えていたので、予期せぬ自動ブレーキにもパニックに陥ることなく、左足でサッとクラッチを切り、エンストすることもなし。
しかし、再発進して現場を後にしながら、私が大いに気になったのが、
後続車へのインパクト。
だって、アクセラのルームミラーに映る黒っぽい軽自動車、もはや車種の判別すらできないくらい私との距離を空けて、遥か後方を追従し始めたんですもの・・・。
青信号になり、普通に加速していくように思えた目の前のアクセラが突如、交差点の真ん中で停止寸前まで急減速したわけですから、前方の状況が殆ど見通せない後続車にしてみたら、その驚きぶりは想像に難くありません。
たぶん、アクセラのブレーキランプも自動で点灯したはずなので、傍目には、突然の右折横断に私がパニックブレーキを踏んだように映ったでしょうね。
あぁ、なんてこったい・・・
数年前、「よそ見をしても、自動ブレーキがあれば安全!」と言わんばかりの輸入車CMに、「後続車へ与える危険を無視した浅知恵な宣伝だ」と不快感を顕わにしていた私ですが、ひょんなことから、自ら危惧していた潜在的危険シーンを演じることになってしまいました(反省)。
半永久的に無理だと諦めていた自車の安全システムの動作確認が意図せずにできてしまったのは、極めて貴重な体験と言えなくもないですが、まぁ、お世話にならないに越したことはありませんね(-_-)。
Posted at 2016/09/08 21:56:04 | |
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隠れ家のアクセラ(プチ報告) | 日記