
突然ですがつい最近、救急車に乗り込む機会がありました。
私にとって人生初となった同乗体験(^^;)。
それは僅か十数分間の出来事ながら、実に様々な驚きや発見を私にもたらしました。
例えば・・・
今更改めて言うまでもないことかもしれませんが、車載の医療器材は個人病院の処置室よりも遥かに充実しているように見え、マイカー移送とは天と地ほど条件が違うことを甚く痛感したり、走行中はシートベルトもできない状態ながら、救急隊員の方々が献身的に処置に当たってくれることを目の当たりにし、心から感謝の念を抱いたり。
斯様に、今回の体験は見るもの聞くもの全てが新鮮で、多くの気付きを与えてくれるものでしたが、私にとって最も印象に残ったことは、上記以外の部分にありました。
それは・・・
緊急車両に道を譲ってくれるドライバーの行為が心底有難いと感じたこと。
たとえ信号待ち中で自車を動かし難い状況であっても、殆んどのドライバーが救急車の通行スペースを空けようと右に左に懸命に動いてくれて、そのことが素直に嬉しく、そして心強く感じたし、交通量の多い国道バイパスの交差点に赤信号で進入していく際などは、左右から突っ込まれやしないか体が硬直する思いでしたが、無事スムーズに通過でき、ホッと胸を撫で下ろしました。
(その分、頑として動かなかった1人のご婦人ドライバーには怒りが込み上げそうになりましたが・・・)
救急車両に進路を譲るのは道交法でも定められている当然の行為ではありますが、田舎の一本道ならいざ知らず、今回のような渋滞気味の市街地においては、1台だけが単独で動いてくれても意味はなく、救急車の進路に居合わせた全てのドライバーの協力があってこそ、社会全体として初めて機能する・・・そのことを痛感しました。
患者の容体が一分一秒をも急ぐ重篤な状況であれば、その機能の成否が生命を左右することにもなるわけですからね。
(幸い、今回はそこまで緊迫した状況ではなかったですが)
私が免許を取得してから約30年。
これまで、私自身はなるべく早くサイレンや赤色灯を察知し、適切な対応をするよう心掛けてきたつもりですが、運悪く停車中で前後が詰まって動き難いケースなどでは「ったく、困るよなぁ・・・」と迷惑気に感じたことも、正直ゼロだったとは言い切れません。
が、今後はそんな邪心は封印し、1人のドライバーとしてより心通うクルマ社会に寄与するために、自らがもっと率先して行動を起こし、周囲の動きをもっと積極的に誘発するように振舞わねば・・・
そう誓ったのは言うまでもありません。
Posted at 2016/11/20 12:48:35 | |
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隠れ家のおつとめ | 日記