
今回のブログの主役は、画像左側のウェア。
昨日、古家の片付けをしていて発掘した、
EUNOSブランドのトレーナーです。
あ、念のため補足説明をしておくと・・・
「EUNOS」(ユーノス)はバブル期の1989年にマツダが新設した国内販売チャネルのひとつ。
初代ロードスター(NA6CE)の大ヒットのお陰で、全くの新規ブランドであるにもかかわらず急速に名前が浸透し、一定の市民権を得ることに成功。それ以降、ユーノスコスモ、ユーノス500、ユーノス800など、個性豊かな高級・パーソナル志向のラインナップを拡充していきますが、バブル崩壊で大打撃を受けたマツダの相次ぐリストラ施策の中で、国内販売チャネルが大幅な整理・統合を受けることになり、このユーノスチャネルも段階的に消滅。
あれだけ「ユーノス=ロードスター」という図式が出来上がっていたロードスターも、1998年登場の二代目からはユーノスの名前が消えてしまいました。
バブル経済で日本全体が活気に満ちていた頃、好調マツダが市場シェアの一気拡大を狙う野心を持って立ち上げ、バブル崩壊とともに儚く消えていった超短命のブランドが「EUNOS」。
ただ、華々しく立ち上がり、瞬く間に姿を消したためか、私にとっては不思議と"廃れたイメージ"を伴わないのが、この「EUNOS」なんですよねぇ。
私がこの派手めなトレーナーを入手したのは、そのユーノス廃止の少し前。
よって所有歴としては20年くらいですが、遠い記憶を紐解いてみても、私が袖を通したのは僅か1~2回という、抜群の?使用感の無さを誇ります。
さて、なぜに今回のタイトルが”敗者復活”なのか、しっかり説明しないといけませんね。
このトレーナーは今年3月の新居への引越し時、古家での選抜作業において選に漏れてしまい、そのままずっと置き去りにされていたもの。
この週末、私が重い腰を上げて始めた古家の片付け作業・・・要は「本当に捨てて良いか」の最終確認でかろうじて目に止まり、敗者復活を遂げたというわけです。
この復活の背景には、私が新しいカーライフ拠点で表現する世界の1つとして、
「青春の情景の再現」をあらためて再定義したことがあります。
その情景とは直接的には、1989年のル・マン24時間レースの生中継放送でモータースポーツとマツダに目覚めた私がそれ以降、TVやサーキットで追いかけ続けたスポーツプロトタイプカーのレースの世界が主題となっていますが、全く同時期にデビューしたユーノスブランドや初代ロードスターの記憶も1人のクルマ好き・マツダ好きとして鮮明に残っており、情景の演出に極めて有効なアイテムであることが再確認されたという次第^m^。
そういう意味で、マツダ767Bが1989年の世界耐久選手権(WSPC)にフルエントリーしたことを記念した青いMAZDASPEEDブルゾン(画像右)が、去る3月にほぼ無条件で新居行きの切符を手にしたのと比べると、今回のトレーナーは随分と遠回りをしてしまった感が否めませんが、結果的にこうして無事合流できて、万事
「メデタシ、めでたし」といったところ。
・・・ただひとつ、最早これといった展示スペースが残っていないことを除けばね(爆)
Posted at 2017/10/29 10:43:36 | |
トラックバック(0) |
隠れ家の趣味 | 日記