• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Nuk-P@RailStarのブログ一覧

2022年06月16日 イイね!

その時、心静かに

その時、心静かに入院中だった母が週初めに息を引き取りました。

5年前、自宅から救急搬送して6時間後に亡くなってしまった父と違い、前々から予断を許さない状況と告げられていた母。しかし、身構える時間がどんなにあろうと、最期の瞬間をいかに平然と迎えようと、葬送儀礼の慌ただしさや喪主にかかる重圧は何ら変わりなく、落ち着いた報告ができるまで相応の時間を要してしまいました。

呼吸器系の障害が悪化し、母の動ける範囲が極端に狭まってしまったのが晩秋の頃。以降の展開は私たちの予想以上に深刻かつ早く、年明けにはほぼ寝たきり状態に。それまでの生活支援レベルが一気に介護レベルへと移行し、私たち家族の負担が限界近くに達した春先に、病状の悪化で緊急入院。一旦は快方に向かったものの、結果的には二度と自宅に帰ることはありませんでした。
コロナ禍における宿命とはいえ、特例的に何度か面会を許されただけで、母の身の回りの世話が全くできなくなったこの2ヶ月半。入院の直前まで、ほぼ24時間体制で素人介護に明け暮れていただけに、両者のあまりに極端なGapにも心身をすり減らされる思いでした。このご時世、「入院」の二文字が、最愛の家族との間にここまで決定的な物理的・精神的途絶を生むことになるとは…全く想像できていなかったです。

その母の定位置といえば、アクセラXDの助手席。

納車の3ヶ月後に大手術を受けることになってしまった母。それから約8年、母の通院時に抜群の登板回数を誇ったのがこのクルマでした。
でも、私が病院の正面玄関前までクルマを回し、母が杖を頼りにして独力で入退場できていたのも、昨年の秋頃までのこと。それ以降は病院の車椅子を借りて乗降するようになり、今年に入ってからは、自宅の出入りにも車椅子のレンタルが必要に。最後の頃は酸素ボンベを装着したままの車椅子↔助手席間の移乗がホントに大変で、嫁さんと二人がかりで対応することもしばしば。そのまま載せられる車椅子送迎車がなんと羨ましかったことか…。

兎にも角にも、
父から私へとバトンを引き継ぎながら、助手席に乗る母を一度も危ない目に遭わせることなく、最後まで無事故でドライブし続けられたことには、あらためて安堵の思いを強くします。また、入院の直前に緊急通院を決行したことで、市内の満開の桜並木を母に見せることができたのは、本当に幸運な巡り合わせだったと思います。

残念ながら孫とのドライブは叶いませんでしたが、今夏に運転免許取得にチャレンジするという長男。ぜひ初盆までに路上デビューを間に合わせて、おばあちゃんの住み慣れた街をアクセラXDで一緒に走ってもらいたいものです^^。
Posted at 2022/06/16 21:55:01 | コメント(3) | トラックバック(0) | 隠れ家よりご挨拶 | 日記

プロフィール

小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2022/6 >>

    123 4
56 7891011
12131415 161718
192021222324 25
2627282930  

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

MAZDA VIRTUAL MUSEUM 
カテゴリ:My Favorite Site
2020/02/16 08:57:15
 
Jacobins Square  
カテゴリ:My Personal Homepage
2011/09/15 18:08:17
 
WW2 
カテゴリ:Our Enthusiastic Project
2011/09/15 18:06:58
 

愛車一覧

マツダ RX-7 マツダ RX-7
独身時代の2000年にⅣ型から買い換えたⅤ型。 以降5年間で計29回のサーキット走行に供 ...
マツダ MAZDA3 ファストバックハイブリッド マツダ MAZDA3 ファストバックハイブリッド
見る者をハッとさせる造形、個性とセンスが光る色合い、世界の最先端を窺う新世代エンジン、操 ...
マツダ MX-30 EVモデル マツダ MX-30 EVモデル
5代目となる嫁さん専用車は、我が家で初の電気モーター駆動車に。SKYACTIV-G→D→ ...
マツダ ビアンテ マツダ ビアンテ
我が家の遠出&多人数移動用の三列シート車として、V6フレンディのショートリリーフの跡を受 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation