
久々の家族旅行で幕を開けた、今年の私の盆連休。
ちょうど中間地点となった昨日には休日出勤で心身を一旦リセットしたかと思えば、本日は一転して"完全フリーDAY"を敢行^^。
そう、朝から晩まで一人気ままに自由行動を楽しむ一日だと、勝手に決めたのです。
とはいっても・・・
私の場合、単独ドライブくらいしか思い付く行動パターンはないわけでして^^;。
果たしてメインイベントは、約2年ぶりとなる
ヌマジ交通ミュージアム(広島市交通科学館)の再訪と相成りました。
なお、今回のドライブのお供は…最年長のRX-7ではなく、最年少のMAZDA3に。
真夏の遠征によるRX-7のトラブル回避も理由のひとつですが、他に複数の立ち寄り先があったため、我が家のマイカー勢で最も新しいナビ地図を備えるMAZDA3が適任だったのでした。
さて私のお目当ては、夏季企画展として開催中の
「ル・マンを駆けた737C・787B」。
主役の一台は、昨年レストアされて甦った
マツダ737C。

マツダワークスとして2ローターREでの最後のルマン挑戦となった1985年に、総合24位/C2クラス6位で完走したマシンです。
翌年以降はプライベーターの手に渡り、1988年まで国内耐久戦に出走していたことが確認されていますが、その後の消息は全くもって謎だったので、数年前に737Cレストアの記事が自動車雑誌で紹介された時は、心底ビックリしたものです。Gr.C/IMSA-GTP規定以外でルマンに挑んだ古いマツダのワークスマシンはほぼ壊滅状態と言われてきたので、その姿を拝める日がやってくるとは・・・まさに感無量でした。
従来は1/43のモデルカーでしか観察することができなかった737Cの立体的な造形は、実物の方が遥かにカッコ良かったことを付け加えておきます(^^)。
そして、主役のもう一台は
マツダ787B。

この202号車は国内耐久戦(JSPC)仕様なので、企画展タイトルの額面通り、サルテサーキットを走った個体というわけではありませんが、マツダ787B(787B-002)によるルマン総合優勝から4ヶ月後の1991年10月、大雨のために超サバイバルレースとなった富士1000kmをしぶとく走り抜き、殊勲の3位表彰台をGet。その勇姿を現地でずぶ濡れになりながら見届けた私にとっては、決して忘れることのできないメモリアルなマシンなのです。
この787B-003(202号車)はマツダが保有する車両ですが、安易に"栄光の"002(55号車)の影武者にされることなく、003特有の逆CHARGEのリバリーを現世に伝えてくれているところに、関係者の見識の高さを感じずにはいられませんね^^。
ふと気が付くと私、展示ブースの傍におられた学芸員の方にもそんな話をアツく語ってました(笑)。
それにしても、
雨のFISCOで歓喜したあの日からもう31年が経とうとしているとは(@_@)。
たしかに「昨日のことのよう」といえば明らかに嘘になるし、もはや当時の生の記憶なんて断片的にしか残っていないのも事実ですが、JSPC観戦に明け暮れた私の青春時代の1ページが実はそんな大昔の話であることは、今更疑う余地がないとはいえ、心情的には認めたくない自分がいます(苦笑)。
ちなみにこの企画展(7/15~9/4)では、富士GCレースでの事故によって23歳の若さでこの世を去った広島出身のドライバー・高橋徹氏をテーマにしたスポット展示も同時に開催されています。ヌマジ交通ミュージアムの学芸員の方々のプロフェッショナルな史実調査や監修により、こちらの内容も展示物、説明パネルともに充実していて、大変おススメです。
Posted at 2022/08/19 00:23:20 | |
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