
EV生活2日目となった日曜日。
午後から家族で山口市界隈まで出掛ける話になったので、新車に対する習熟も兼ねてMX-30を担ぎ出すことに。…もっとも、ここは用事が先か新車が先かビミョーですけどね(^.^)。
ただ、納車当日にお祓いなどの外出で60km余りをEV走行していたため、画像の通り、100%近かったSOCは出発時点で40%、航続距離は22kmとの表示。これから往復80kmの道程を走破するには、走行中の発電が不可避な状況でした。
加えて、我が家のRotary-EVは平日には嫁さんがEV走行する前提なので、月曜の朝には満充電の状態になっている必要もありました。
そこで私が思い付いたミッションは・・・
「帰着時にSOC100%」
になるように発電をマネジメントすること、でした。
ウソウソ、
なんだかんだ言って、REを動かしたかったんでしょ?
そう思われた方は…残念ながら不正解です^^;。
私は元々、駆動に直接関与しない今回の新型REに対して、従来感覚の延長線上での"何か"は期待してなかったですし、話題のエンジン音に関しては前夜のドライブ中にCHARGEモードで無理やり始動させ、乗員全員が気付くレベルの明確な音を確認済み^^;。基本が静かなEVのため音が目立ちはしますが、別に私は発電用REに特段の静かさを求める気もなかったので、あくまで発電機の稼動状況を伝える作動音だと捉え、積極的に聞きたいとは思わないものの(苦笑)、十分に許容範囲内だと判断していたのですよ。
では、本当の動機は何だったか?
それは・・・
帰宅後にインナーガレージに入れて充電するのが面倒だったから(笑)
いきなり、なんとズボラな発想だこと(^_^;)。
実際のところ、ガレージ充電器の真横に位置するMAZDA3との車両入替えを夜遅くに敢行するのは少なからずリスクがあったし、この先を考えると、天気が悪い日の車両入替えも同様に難儀することが予想されるのです。
つまり、
今後カーポート下に充電装置を追加するまでの暫定的なシチュエーションとはいえ、何らかの事情で「ガレージ充電をしない週末」を想定した意欲的な?ミッション設定だったのです。…同時に、自宅に充電装置がないケースの検証にもなるといえばなりますけど^^;。
そんなわけで、のっけから
CHARGEモード(SOC:100%)に設定して3名乗車で自宅を出発。
途中、往路復路ともに一区間だけ山陽自動車道を利用し、高速走行時のパフォーマンスも確かめながら、郊外走行を中心とした半日のドライブを無事に完走しました。
で、いきなり帰宅後の画面からお見せしますと・・・
ミッションの成果は
⬛SOC:40% → 86%
⬛走行可能距離(バッテリー):22km → 66km
となり、決して悪くはないものの満足とはいえず(笑)。
最大の反省点は、往路であまりにスイスイとSOC60%超まで回復したものだから、復路での100%到達は楽勝と判断し、途中で
EVモードに戻してしまったこと。正直、ショッピングモールの立体駐車場や周辺の渋滞走行で賑やかに発電し続けるのはスマートとは思えなかったんですよねぇ(-_-;)。現実的には、帰途でSOCが80%を超えたあたりから充電ペースが明らかに鈍ったので、下手に余裕なんか見せず地道に発電を続け、貯金を稼いでおくべきでした。
他に興味深かったのは、メーター上で
◻平均燃費:60.0km/L → 12.3km/L
◻平均電費:5.6km/kWh → 5.9km/kWh
と、納車時点からの平均値がアップデートされたこと。
燃費表示の「60.0」はこれが上限値らしいので実効値ではなく、「12.3」こそがCHARGEモードでの実力値を(ある程度)反映した数値と見るべき。ただ、通算マイレージにはEVモードでの走行分も含まれるので、CHARGEモードで強制発電中の区間燃費はさらに悪化しているのでしょうね…。ここは、NORMALモードで発電中の燃費パフォーマンスとも比較検証してみたいところです(ついでにNORMALモードのエンジン音とも)。
一方の電費は、カタログ上の航続距離をバッテリー容量で単純に割った「6.01」の数値に幾らか接近しました。従来のエンジン車感覚だと、郊外巡航や高速走行が寄与した結果だと考えがちですが、高回転域で効率が下がる電気モーターの特性からすると一概には言えない気が。また、数値自体もEVとしてあまり誉められる数字でない気もするので、ここも追加の検証が必要そうです。
とまぁ、EV生活2日目にして全てを悟るのは土台無理な話でして・・・(^_^;)。
でも、
CHARGEモードでSOC100%を目指す使い方が効率面では優れないことは如実に感じ取れました。元々のRotary-EVの立ち位置からして、電欠の不安なしにBEVを活用するためのバックアップ的な発電システムですから、実際の使用条件に合わせ、必要最小限のエンジン稼動に止めながら、賢くBEVの活用範囲を拡げていくべきなのですよ。
そして、とにもかくにも・・・
3つの走行モードをはじめ、充電形式や充電量、充電パターンなどを自在に組み合わせながら最適な使い方を模索できるのは
最高に楽しいと感じたし、仮にそれに失敗しても、緊急発電機(笑)が電欠や充電難の窮地から救ってくれる安心感は、私のようなEV初心者にとって
心強いことこの上なし。
日々長距離を走るようなハードな用途には全く向いていませんが(←できなくはない)、我が家のような近距離中心の用途であれば、ピタッとハマる可能性もありますよね。
惜しむらくは・・・
私専用のオモチャにできないのがやや残念だったり(爆)。
Posted at 2023/12/11 20:38:37 | |
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隠れ家のMX-30 | 日記