
昨年12/9のMX-30 Rotary-EV納車からちょうど3ヶ月。
この間、私はあえて外部充電を封印し、ガソリン給油~RE発電に100%依存した使い方に徹してきました。
これは…自宅に充電器がなく、かつ外部の充電施設を利用しづらいケースを勝手に想定し、単なるシリーズ式HEVとしてのパフォーマンスを評価する特殊なトライアルでした。
無論、これがRotary-EV本来の使い方でないことは承知の上。走行モードを"NORMAL"に固定し、街乗りメインで約800kmのマイレージを加算してきたわけです。
さて、気になるその評価結果は・・・
まず、平均燃費は
11.2km/Lでした。
このクルマのWLTCハイブリッド燃費値(=15.4km/L)からも十分予想される通り、世間でいうハイブリッド車…すなわちTHSやe-POWER搭載車のそれとは、かなりかけ離れた値と言わざるを得ません^^;。基本、燃費効率を追求したHEVとは違う成り立ちのRotary-EVですから、この土俵には積極的に上がらせるべきではないですね(つまり、正しい用途ではない)。
まぁ、それでも・・・
燃費効果のあまり大きくないマイルドハイブリッド仕様のMX-30を無理やり引き合いに出せば大差ナシとも言えるし、ことRE車として見るならば歴史的な大健闘^^;。なんたって私のRX-7の2倍の燃費ですからね。よって、MX-30の個性やRotary-EVの稀少性に強く惹かれるユーザーで、さほど距離を走らないケースであれば、暫定的な"充電レス”運行時の燃費として、ギリギリ許容範囲内に入ってくるかもしれません。
次に、SOC:45%前後を維持する
NORMALモードについて。
駆動用バッテリーの状態や車両の走行状態に応じ、モーターと発電システムを最適に制御するという、マツダ推奨の走行モードのことですね。
たしかにこのモード、納車当初にすき好んで試した"CHARGE"モードでの強制発電時と比べると、走行スピードや加速状態を慎重に判断しながら、遥かにさり気なく、そして静かにRE発電を実行してくれます。
ただ、我が家におけるRotary-EVは市街地のチョイ乗りが中心ゆえ、RE発電の機会はかなり限定的で、SOCは20%~30%の間を推移する結果に。このため、氷点下の外気温ではEV残走行距離の表示が一桁km台まで減ることも珍しくありませんでしたが、そこは緊急発電装置付きのEV。心臓をバクバクさせることもなく、心安らかにドライブを続けることができました^^。
また、何かと話題のエンジン音に関しては「全く気にならない」と言えば嘘になるものの、よほど神経質に聞き耳を立てない限りは大丈夫なレベル。私なんか、乗員に配慮して頻繁にON/OFFを繰り返す8Cエンジンの甲斐甲斐しさを、むしろ好感していたくらいで(笑)。
そんなわけで
納車4ヶ月目からはいよいよ外部充電を解禁し、PHEVとしての運行…というか、限りなくBEVに近付けた
Rotary-EV本来の使い方へと軸足を移していきます。
ひとまず、自宅充電の頻度は「週1回」でスタート。ただし、我が家はインナーガレージに充電器があって車両の入替えを伴うため、土・日いずれかの天気の悪くない夜にササッと決行するつもりです(雨なら雨で仕方なし)。
また、走行モードの設定は、嫁さんの平日の走行距離が数km程度であることを考慮し、まだまだ寒い時期とはいえ、"EVモード優先"の設定で乗り切れると踏んでいます。
そして画像が記念すべき「初・自宅充電」のシーン。
実をいうと…夕食後に自室のソファーで転寝をしてしまった影響で、充電開始が大幅に遅れるハメに^^;。午前2時のスタートから2時間ほど経過した現在、SOCは30%から60%まで上昇しています。ちなみに、この間の消費電力表示は「全館空調+エコキュート作動」でも6kW前後だったので、余裕で我が家の契約電力の範囲内ですね。
翌朝、久々に拝むことになる「SOC:100%」の表示。
オドメータが1,200kmを刻んだ今、納車から3ヶ月間の学習期間を経て、車載コンピュータは総走行可能距離を一体何kmと判断するのか、かなり興味津々だったりします^^。
Posted at 2024/03/10 04:55:32 | |
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隠れ家のRotary-EV運行 | 日記