• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Nuk-P@RailStarのブログ一覧

2024年07月16日 イイね!

元祖あらわる

元祖あらわるRX-7を特別講演のテーマに据え、盛り上がりを見せたマツダミュージアムの土曜開館。
1Fエントランスでは歴代RX-7や競技車両のスペシャル展示、2Fの歴史展示ゾーンにも2台のFD3Sが登場して熱心な来場者を大いに楽しませてくれました。

でも、実は私にとって一番インパクトがあったのは、初代ファミリアの展示車が800バンに入れ替わったこと。前回までは1000クーペ、その前は800セダンでしたから、商用タイプは初お目見え。しかもこのバン、普段はマツダの横浜研究所で保管されているレアな個体なんですよね。

言うまでもなくファミリアは東洋工業初の本格的な小型乗用車。
但し、1963年にまず登場したのはこのバンタイプで、翌1964年の春にワゴンを追加、そして秋口に満を持してセダンが発売されたのです。
拡大期を迎える直前だった日本のモータリゼーションの状況を熟慮し、いきなり真打ちの乗用車を出さず、まずはビジネス兼用で使える利便性の高いバンタイプで様子を探ったあたり、軽乗用車を皮切りに徐々にラインナップの拡充を図ろうとする東洋工業の手堅い戦略が窺えます。果たして、その思惑通りにバンもセダンも高い市場シェアを獲得する幸先の良いスタートを切ったので、まさに"してやったり"でしたね。

ちなみに、セダンの数ヶ月後にはトラックが、翌1965年にはマツダ車初のOHCエンジンを搭載したクーペが追加され、超ワイドなバリエーションを揃えたファミリアは、東洋工業の代表的な基幹車種に成長していきます。
その先陣を切ったのがこの800バン。
現在もプロボックスOEMにその名を残すファミリアバン。その遠い遠い元祖にあたり、9代にもわたる大衆車ファミリアの長い長いヒストリーの嚆矢ともいえる存在です。

今回は隣りのルーチェも同様にセダンからロータリークーペに車両が交代。こちらは久々の表舞台への復帰で、流麗なボディラインはいつ見てもうっとりしてしまいますが、私には初見参のファミリアバンの方が強いインパクトが残りました(^^)。

…この調子で、右隣に隠れている初代キャロルも、いつか後期型の車両から初期型に入れ替わって欲しいなぁ(笑)。
Posted at 2024/07/16 22:52:08 | コメント(3) | トラックバック(0) | 隠れ家の趣味

プロフィール

小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/7 >>

 12345 6
78910 1112 13
14 15 16171819 20
212223 242526 27
2829 3031   

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

MAZDA VIRTUAL MUSEUM 
カテゴリ:My Favorite Site
2020/02/16 08:57:15
 
Jacobins Square  
カテゴリ:My Personal Homepage
2011/09/15 18:08:17
 
WW2 
カテゴリ:Our Enthusiastic Project
2011/09/15 18:06:58
 

愛車一覧

マツダ RX-7 マツダ RX-7
独身時代の2000年にⅣ型から買い換えたⅤ型。 以降5年間で計29回のサーキット走行に供 ...
マツダ MAZDA3 ファストバックハイブリッド マツダ MAZDA3 ファストバックハイブリッド
見る者をハッとさせる造形、個性とセンスが光る色合い、世界の最先端を窺う新世代エンジン、操 ...
マツダ MX-30 EVモデル マツダ MX-30 EVモデル
5代目となる嫁さん専用車は、我が家で初の電気モーター駆動車に。SKYACTIV-G→D→ ...
マツダ ビアンテ マツダ ビアンテ
我が家の遠出&多人数移動用の三列シート車として、V6フレンディのショートリリーフの跡を受 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation