
子供たちの相次ぐ運転免許取得を機に、我が家のマイカーの陣容に思わぬ問題点が判明することに。なんと、帰省時に運転の練習をしようにも、気軽にハンドルを握れるクルマがなかったのです。
二人とも運転資格のある2ペダル勢といえば、やたらと全長が長く左前側の車両感覚が掴みにくい三列ミニバンのビアンテと、我が家のマイカー史上最高額の新車にして、フリースタイルドアを有する個性派SUVのMX-30という2台。
それぞれに若葉マークを付け、親同乗で運転にトライさせたものの、二人ともまさにおっかなびっくりで、運転に超がつくほど積極的な長女でさえ、単独ドライブに安心して送り出せる雰囲気には程遠く(-.-;)。
かたや運転に超がつくほど消極的な長男に至っては、MT免許の取得で実質的にアクセラXDの独占権を手にしていたにも関わらず、春先の初手合わせの際に強い苦手意識を持ったのか、以降は全く近寄ろうともせず(T_T)。
まぁ、無理もありませんよね。
これまで20年近く、我が家の子供たちはずっと私の選んだマイカーの同乗者。運転者としての考慮は全くしてきませんでしたから^^;。
そんなわけで、当座の問題解決を図るため、ひとまず次期オーナーが不透明になったアクセラXDを「家族が誰でも気軽に使える」コンパクトAT車へ代替する案が急浮上したわけです。
すわ、子供たち専用車の導入?
と思いきや、実はここで「家族が誰でも」と表現しているのが重要なポイント。つまりそのハンドルを握るドライバーには、新免の子供たちのみならず、先輩ドライバーの嫁さんまでも含まれているのです。
それは一体なぜか?
ここでまず振り返るべきは、我が家における嫁さん専用車の歴史です。
2007年のベリーサに始まり、デミオ2代を挟んでCX-3、MX-30と変遷してきたこのポジションの役割とは本来、
・そのコンパクトさを生かし、買い物に送迎に細やかな機動力を発揮する
というものでした。
しかし、DJデミオ(2014年)くらいまではその定義に程良くマッチしていたものの、5ナンバー枠を逸脱したCX-3(2018年)から怪しくなり、さらに一回り大きいMX-30(2023年)に至っては最早コンパクトとは言い難いサイズに。7年前まで住んでいた旧宅周辺の狭い急坂での離合には…相当緊張を強いるレベルに達しているでしょう。加えて、私が両手を挙げて迎え入れたSKYACTIV R-EVシステムにもれなく付いてきたフリースタイルドアにより、機動力や利便性という点においても大きな後退を招いてしまったのです。
あ…誤解を招かないように言っておくと、フリースタイルドアの特性を事前に十分理解できていた人や、このクルマの他の魅力に購入動機を見出した人なら、少々の不便さにも目を瞑れるはず。ところが嫁さんや家族は半ば強制的にこのドア様式を押し付けられた立場なので、少なからず不満を持つのは当然なのです。なぜに前車までの当たり前の利便性を放棄しなければならないのかと。
この失態は明らかに、歴代の嫁さん専用車の代替および車種選定を主導してきた私の完全なるミスリードによるもの。この4月以降、MX-30の稼働率が極端に低下し続けている理由は、決して子供たちの県外進出だけではなかったのです。
そこで私は、本来のコンパクトさと機動力を取り戻すため、急いでリカバリー策を講じることにしたわけです。この際、アクセラXDに宿る両親との思い出を断ち切ってでもね。
まさに、我が家の嫁さん専用車の"原点回帰"です。
ひとまずの代替ターゲットはアクセラXDが5回目の車検を迎える来春。
しかし、これ以上嫁さんに不便な思いをさせ続けるのは心が痛むし、子供たちの運転習熟を妨げないようにする意味でも、あまり悠長にはしていられない気がします。残るマイカーたちの役割の再定義も含めて、楽しくゴリゴリと進めていきたいと思っています(^^)。
Posted at 2024/09/12 00:43:32 | |
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