
それは、信じられない邂逅でした。
義父への誕生日プレゼントを無事に渡し終え、私たちは17時過ぎ、山間の中国自動車道経由で周南への帰途に着いたのです。
夕闇迫る高速道路をのんびりと西進するビアンテ。
相変わらず中国道の通行量は土曜日にもかかわらず上下線とも疎らで、ICから本線に入って最初のSAまで、1台も順走車に遭遇しない有り様でした(汗)。
実はそのSAで休憩する序でに、新免の長男にビアンテのハンドルを託す算段でいたのに、なんと運転免許証を自室に置き忘れるという大チョンボ(-.-;)。運転に対する消極性がここにも現れてしまったカタチで、インパネアンダートレイに忍ばせておいた若葉マーク2枚はまたも非番扱いに…。
気を取り直し、再び私の運転で走り始めて10分ほど経過した頃だったでしょうか。緩やかな左カーブに差し掛かり、中央分離帯越しの遠方に1台の対向車を認めた私。ここで常日頃の対向車ウォッチの訓練成果を発揮し
「あ、ビアンテっぽいな…」
と瞬間的に察知したのです。
こうした遭遇自体、山口〜広島界隈をドライブする限りにおいては別に珍しいことではありません。ただ、いつもと比べてどこか見え方が違うと感じたのです。
(何か変だなぁ…)
真正面からの夕陽で幻惑されてる?!
などと思いを巡らせますが、さすがは高速道路、あっという間にほぼ真横のすれ違いの位置に。
するとその瞬間、驚愕の事実が判明するのです。
「チ、チリオレンジだっ!」
反射的に運転席から大声を上げた私。
そりゃあ、見え方が違って当然ですよ!
なんたって、チリオレンジのビアンテ同士ですれ違ったのは、購入17年目にして初めての出来事だったのですから!!
これまで、公道での遭遇さえも僅か5回。
先頭での信号待ち中に目の前を横切られた
2014年の遭遇が未だに強く印象に残りますが、他はデミオやアクセラXDを運転中だったり徒歩の最中だったりで、興奮していたのは私たちの側だけ^^;。
その点、今回は両車のドライバーがオーバーアクション気味に振り向きながらお互いの姿を確認してましたから、双方の車内が共に盛り上がったことはまず間違いないでしょう(笑)。
普段なら時間優先で山陽自動車道経由で帰るところ、長男に運転機会を与えようと偶々チョイスした中国自動車道。しかも、トンネルだらけの山間の高速道路でその切れ目に都合良くすれ違うとは・・・もはや奇跡としか思えません。
「お父さん、今のビアンテは広島ナンバーだったよ!」
と、すかさず助手席から無類の注意力を発揮した長男。さらに続けて
「上二桁の数字は●▲だったと思う」
(ん?…ってことは"広響号"ではなさそうだ)
「そ、そうか!」
(でかした!)
その瞬間、免許証忘れの些細なミスが帳消しになったのは言うまでもありません(^o^)。
Posted at 2024/09/16 00:59:41 | |
トラックバック(0) |
隠れ家のビアンテ(こんにちは) | 日記