
なんだか仰々しいタイトルですが、先に結論を言ってしまうと・・・
i-ACTIV AWDは凄かった
の一言に尽きます。
そこにいたのは、私の記憶にある20Sとは全く別物というべきCX-3。別に雪道でもフルウェット路面でもなかったにも関わらず、明確な走りの違いを感じたというから、まさに目から鱗だったのです。
先週の土曜、断続的に雨が降る生憎の天候の中、嫁さんと2人で県外に住む息子の元へ遠征。誕生日祝いのささやかな食事会がその目的で、高速道路を中心とした往復400km強の道程が、新しいCX-3での最初の遠出ドライブともなりました。
これまで息子の住む街には、今は無きアクセラXDで駆け付けた回数が最多で(息子が次期オーナーになる予定でしたからね)、長期休みに帰省した本人を乗せていくケースが殆ど。次いで、私一人で往復する際にはMAZDA3を、偶に家具や荷物の運搬を伴う際にはビアンテをそれぞれ登板させてきました。
こうした過去十数回にも及ぶ、車格で勝るどの車種による往復移動よりも、今回のCX-3の方が安全で楽チンなドライブに感じたものだから・・・私はすっかり驚いてしまったのですよ。しかも
「このクルマだったら日本一周に出掛けてもいいかな」
と思える瞬間があったのは、かつてのマイカー・V6フレンディ以来となる生涯2度目の体験。私にとってはそれくらいの快挙であり、サプライズだったわけです。
まず、楽チンと感じた部分については、ディーゼルエンジンのトルク性能に負う部分が大きいことが容易に想像できます。
これはアクセラXD(2.2D-6MT)で最も顕著だった点で、追い越しでも上り坂でも、6速ギアに入れたままのズボラな高速巡航を可能にしてくれたものです。同時に、幾度となく発生する微妙な速度調整のシーンでも、僅かなアクセル操作にきちんと反応してくれるディーゼルエンジンの力強さは無視できないメリット。長丁場になればなるほど、疲労の蓄積を効果的に軽減してくれますからね。今回のCX-3(1.8D-6AT)でも十分にその恩恵を享受することができました。
次に、私が"安全"と表現した部分は、優れた走行安定性に他なりません。
具体的にはリアの接地感が抜群で、終始車両の挙動が乱れ難い印象を持ったことが、他のどのマイカーとも大きく異なる点でした。もっとも、土曜の高速巡航は概ねドライ〜セミウェットの路面だったので、i-ACTIV AWDが瞬時に駆動力を前後配分して走破できたとハッキリ感じ取れるシーンなど皆無でしたが^^;、そもそも、かのGVCと併せ、ドライバーが気付かないくらいに自然で賢いアシストが真骨頂のこのシステム。まさに前述した私の印象が全てを物語っているものと思われます。直線でもカーブでも、あらゆるシーンで鉄壁ともいうべき安定性を感じたのですから間違いないでしょう。
このようにして、事前の予想を遥かに上回る好パフォーマンスを示してくれたCX-3のXD AWDを前にして、あらためて思い知らされたのは・・・
これまでの私が
いかに食わず嫌いで損をしていたか
ということ。
正直「身近なマツダ車でこんな別次元の走りの世界があったとは!」と強い衝撃すら感じているところ。序でに言わせてもらうならば…
MAZDA3でAWDを選択しなかったのは痛恨のミス
だとも。
やはりCX-3はBセグメントのデミオ派生という成り立ちもあり、シャシー性能やボディ剛性にも自ずと限界があるようで、時折り「オヤッ?」と思わせる粗い挙動を示すことも。もしこの賢いAWDシステムを次世代商品にあたるMAZDA3のプラットフォームで味わえていたら…と想像すると残念で仕方がありません。
おそらくは・・・"我が家随一のロングツアラー"の称号をビアンテからあっさりと奪い取っていたでしょうし、その結果として、このたびのマイカー交代劇でMAZDA3が放出の憂き目に遭わなかった可能性が高まっていたかもしれません(それはそれで私の悩みはさらに深まったものと思われますが…笑)。
などと、いくら過去のマイカー選定を後悔したところで覆水盆に返らず。遅まきながら…50代後半にしてi-ACTIV AWDの秘めたる性能に気付けただけでも良し、と前向きに捉えることにします^^;。
Posted at 2025/10/28 20:10:40 | |
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隠れ家の新CX-3 | 日記