
所有してすぐに気付いたことですが、ビアンテの積載や収納の実力は「並み」レベルに過ぎず、特筆すべき点はありません。
それは、その堂々とした車体寸法の大部分をデザインに費やし、エクステリアやインテリアに拘りの造形を散りばめたものと好意的に解釈することもできるので、それはそれで筋の通った潔さを感じています。
そのように自分を納得させ、街を気楽に流している分には問題なくても、ミニバンである以上、日常ユースでの使い勝手の問題は否応なしにクローズアップされてくるもの。
とくに我が家は、実用性の高いボンゴフレンディからの買い替えとなったので、両車の性格や成立ちの違いなどすっかり忘れ、つい直接比較してしまうことが多々あります。
その一例がグローブボックス容量の差。
古典的な下開きのグローブボックスながら、車検証や整備手帳はもちろんのこと、ウェットティッシュからボックスティッシュまで軽々と飲み込んだフレンディに対し、上開きの異形ボックスのビアンテは容積が圧倒的に小さく、車検証一式とナビの取説書を入れただけでほぼ満杯なのです。
何かを入れようにも既にほぼスペースを使い切っているグローブボックスなんて・・・どこか割り切れない気持ちがずっと残っていたので、思い切って収納法を見直してみました。
ポイントは単純、嵩張るだけで使用頻度の高くないものは極力「入れない」ということ。
つまり、点検入庫の際にしか出さない車検証は助手席のシートバックポケットへ、特別に暇な時か困った時にしか読まないナビの取説書は、ケースに入れて運転席のドアポケットへ、それぞれ追い出したというわけです。
こうして出来た空きスペースに、登板機会の多いウェットティッシュが晴れて収まりました。
要は、「グローブボックス」という固定概念を捨て、容量に応じた用途とするしか活用の道がないことをやっと悟ったわけですね(笑)。
振り返れば、フレンディは容量が抜群だった分、大して使いもしないグッズまで放り込んでいたのも事実。
私は雑然とした車内がとても嫌なので、普段からインパネやシート上には極力モノを放置しないようにしているのですが、こうして外から見えないボックスの中身まですっきり整理できると、より一層気持ちが良いですね(*^^)v。
Posted at 2009/04/18 22:25:28 | |
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隠れ家のビアンテ | 日記