
いやー、先日からずっと狙っていた獲物にやっと巡り会えました。
それは、一部で白青カラーを復活させた
100系新幹線。
本日の帰宅車両、広島始発のこだま号がまさにこれでした。
こうした「旧塗装復活」と聞いてまず私が思い出すのは、何といっても2年半ほど前に引退した
0系新幹線。
JR西日本オリジナルのグリーン基調のカラーを脱ぎ捨て、「アイボリー&ブルー」というデビュー当時のカラーリングをまとったこだま号の愛嬌のある表情に、幼い頃(私の場合は山陽新幹線開通の1975年)に見た残像がオーバーラップし、思わず懐かしさがこみ上げてきたものです。
日本の新幹線のイメージを長らく牽引した0系の引退も大きな話題となり、広島駅のホームに佇む旧塗装の0系にカメラを向ける人が最後まで後を絶ちませんでした。
それに引きかえ、この100系は・・・だったのです。
すでに営業運転終了まで1年を切っているものの、この衣替えにも「二番煎じ」というイメージがつきまとうためか、0系で感じたほどのノスタルジーな気分にはなれず、正直なところ、いつもの見飽きたグレー&フレッシュグリーンのカラーと比べて、やや「目新しく」写る程度。
当然ながら、今時この車両にカメラを向けているサラリーマンなんて、私以外には誰もいません(苦笑)。
しかし今日、そのイマイチ感の原因がようやくハッキリしました。
私がカメラ付き携帯で撮影をしているまさにその時、すぐ反対側の12番ホームに滑り込んできたのが博多行きの「のぞみ号」。
その最新N700系新幹線のカラーリングをふと見ると、基本的にこの100系と何ら変わるところがなかったのです(^_^;)。つまりは、現役バリバリの姿ってことです。
また、考えてみれば、1964年にデビューした0系に対して、100系の誕生はその21年も後の1985年。
それだけ現役車両との世代差が少ない100系に、あの0系と同じレベルのノスタルジーを求めるのはそもそも無理があったのですね。
「二番煎じだから」などというのは失礼な話でした。
そういえば、最近何かと話題のマツダ787B。
誕生から22年が経過したこの「CHARGEカラー」だって、私にしてみればまだまだ「懐かしさ」は皆無ですしね。
(ん? いや、これはむしろ私が未だにその姿を追い求めている影響が大きいか・・・)
Posted at 2011/05/26 23:52:08 | |
トラックバック(0) |
隠れ家の新幹線 | 日記