
いやぁ、ホントに爽快この上ないデモランでした。
今年で3回目となった、広島市交通科学館が主催するレーシングカー走行イベントでの1コマ。
マリーナホップの駐車場に作られた特設の走行コースは、例年よりも長さや幅を拡大。この新コースでデモランを披露した4台のクルマの顔触れは、奇しくも2009年の第1回と同じで、全てロータリーエンジン搭載車でした。
まずは交通科学館の所有する2台の歴史的車両、10Aエンジンを搭載した「コスモスポーツ」(マラソン・デ・ラ・ルート仕様レプリカ)と、奇跡の復活を果たした走る実験車「RX-500」。そして13Bエンジンの「RX-7」(スーパー耐久仕様車)ときて、取りを務めるのがR26B・4ローターエンジンの「787B」。
驚くなかれこの787Bは、'91年のル・マン24Hを制し、今年、日・米・欧で「がんばろう日本!」のメッセージとともに力強い復活デモランを披露してきた「787B-002号」そのもの。
日本車初の総合優勝から今年で20年。この間、地元広島の一般観客の前で走りを披露することは一度もなかったらしいので、広島にとっても記念すべき一日となったに違いありません。
しかも、ドライバーが元ワークスドライバーの寺田陽次郎氏とくれば、ファンにとってはたまらないコンビネーション。ここまでくると、昨年まで主役を演じてきたJSPC仕様の202号車(787B-003号)の存在も思わず霞んでしまいそうです・・・^^;。
そんな787B・55号車の強烈な存在感の陰に隠れて言い忘れそうになりましたが、スーパー耐久仕様のRX-7とはもちろん、私達WW2がサポートを行っている「WW2 RX-7」の78号車。
2009年岡山戦での予選1位・決勝2位の大躍進以来、去年と今年はレース参戦を見送っていますが、2日間に急遽テスト走行を実施したばかりのマシンは、Aドライバー・檜井保孝選手の手により、現役レーシングカーらしい元気なパフォーマンスを披露し、やんやの喝采を浴びていました。
注目の787Bは、マシンを知り尽くした寺田氏がコース延長の恩恵をフルに引き出し、しっかり回転数を上げたシフトアップが可能に。
このためごく一瞬ですが、FISCOのヘアピンを立ち上がり300Rに向かってフルスロットルで消えていく現役時代の787Bの姿を思い起こすことができ、私は思わずこみ上げてくるものを感じました。
こんなにも迫力のあるサウンドを轟かせ、強力なライバル勢と全力で戦い続ける787Bを追いかけることができた20年前・・・今思えばホントに夢のような時代でした。
そこですっかり勇壮なレーシングロータリーに洗脳され、コアなマツダファンへの道を歩むことになったこの私。
そんな私と重なり合うのが、親子連れで来場し、耳を押さえながらCHARGEカラーのマシンを目で追っていた大勢の子供たちです。
今日子供たちが感じた新鮮な感動や驚きを、決してこの場限りのものとしてしまわないよう、マツダには次の展開に向けたより一層の奮起を期待したいと思います。
RE一時休止のリリースは残念ですが、一刻も早く、ファンを魅了するニューモデルを準備し、さらには劇的なマツダワークス復活ストーリーをしっかり練り上げて欲しいですね(^^)。
え、今日の私?
1年目のように突然マイクを持たされるようなことはないので安心して動き回ってましたが、中でも、朝イチで綺麗なMCの方と出場マシン名称の読み合わせができたのが嬉しかったですかね(笑)
Posted at 2011/10/10 07:36:42 | |
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