
ミニカーはミニカーでも、原動機付き自転車ではなくて、今回はミニチュアカーのお話です。
個人ホームページでも紹介している通り、かつて私は熱心なトミカのコレクターでした。
その収集活動のピークは、‘70年代の終わりから’80年代の初頭にかけて。その後、押しも押されもせぬ小スケールミニカーの代表格となるトミカが誕生してちょうど10年が経過した頃でした。
で、私がとりわけ情熱を注いで収集したのは、次々にリリースされるニューモデルではなくて、むしろ新製品登場の陰でひっそりとショーケースから消えていく廃盤、いわゆる
「絶版トミカ」でした。
なぜ絶版トミカだったかというと、それは私の旧車趣味との関わりから。
’70年代後半のスーパーカーブームですっかりクルマ好きになった私は、次に身近な国産車に興味を持ったのですが、いつの間にかメインストリームから脱線。やや未成熟な面こそあるものの、非常に個性豊かだった日本の旧車たちに強く惹かれるようになり、とびきり奇怪な「オート三輪」を中心に、街行く’60年~’70年代の古い現役車両をカメラに収めるようになりました。
こうして私が追いかけ始めた「国産旧車」の中で、ある特定の年代のクルマが、その頃に絶版品となり始めていた初期トミカのラインナップと見事に重なり合っていたのです。
と同時に、そんなトミカの初期モデルこそ、実はかつて私が幼少時代に戯れたオモチャそのもの。
しかも、今度は遊び倒して変わり果てたボロボロの姿ではなく、ピカピカの新品として久々の再会を果たせるとあって、こみ上げてくる懐かしさもまた格別・・・。
このようにして、絶版トミカは急速に私のコレクションの対象として台頭してきたわけです。
一方で、その当時リアルタイムで登場してきた最新トミカに対しては、あまり積極的には触手が伸びなかったのが正直なところ(ここが、純然たるミニカーコレクターの方とは大きく異なる部分ですね)。
そして、時間の経過とともに絶版となるモデルの年式が徐々に新しくなり、次第に私の旧車趣味ゾーンから外れてくると、いよいよ収集意欲の減退は決定的となり、やがて私が高校生になる頃には完全に収集活動は終焉を迎えていたのです。
この結果、今では自他共に認める大のマツダファンの私でありながら、高校時代に登場したFF二代目ファミリアやFCサバンナRX-7のトミカは、一度も私のコレクションに加わることはなかったのです・・・。(最近になって少し後悔してますけど)
あっ、またもいつもの悪い癖で、すっかり前置きが長くなってしまいました・・・。
本題の「夢」については、また次回にでも(笑)。
さて、画像は当時新製品として購入した初代サバンナRX-7のバリエーション。
いくら私が絶版トミカにご執心だったとはいえ、抜群のスポーツカーフォルムと特徴的なリトラクタブルライトでスーパーカー世代の心をがっちり掴んだ"羨望の"RX-7は、しっかりとコレクションに加えていました(^^)。
Posted at 2011/12/02 23:34:32 | |
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隠れ家のミニカー | 日記