
実家のアクセラXDで私が感じた「あんなこと」「こんなこと」をユーザー目線で綴っているこの「プチ報告シリーズ」。
梅雨時に腰を痛めた父がまだ完全復帰を遂げていないので、突如主を失ったアクセラは下手をすると青空駐車場で完全放置・・・ともなり兼ねない状況でしたが、そこはメンテナンス担当の私が巧みにバックアップ(^_^;)。
父自身の通院はもちろん、母の通院や買い物のお供にまでこのアクセラを積極的に起用。
当初より洗車の頻度は減ったものの、ソウルレッドの艶やかなボディをできるだけ維持しながら、まだ納車数ヶ月の新しい相棒を両親の生活シーンの中にしっかり焼き付けようと腐心しているのです。
え? それって単に自分が新車に乗りたいだけではって??
ま・・・たしかに否定はしませんけどぉ(爆)。
そんなわけで、いつしか積算マイレージの半分以上を私のドライブが占めるようになったアクセラの「あんなこと」「こんなこと」を幾つか紹介します。
●SCENE #13 「初めての触感」
MT限定免許(笑)の父のため、SKYACTIV-MTの6速トランスミッションを搭載する実家のアクセラ。
リバースが左上にくる6速のシフトパターンに、当初こそR位置を間違えそうになることが偶にあった私ですが、今ではすっかり慣れ、スコスコッと節度良く入るシフトの感覚を毎回楽しんでいます。
ところで、この6MTには、ある新感覚の発見があったのです。
それは、信号待ちの時、「N」の位置からシフトノブを何気なく左右に動かした瞬間のことでした。
ここで「ゴロゴロッ」と、単なる横方向のスライドではなく、まるで歯車の上をスムーズに転がっていくような感覚が手に伝わってきたのです。
いや、それは単なる感覚上の話ではなく、実際にそういう機構を有しているはずですが、この”ゴロゴロ感”が先の節度感を助長してくれて、意外なほどに気持ち良いんです(笑)。
これ、エンジンOFF時は全く発生しないので、きっとシンクロ機構の作動の一部なんでしょうね。
実際にクルマを愛用してみて初めて気付いた小さな発見でした。
●SCENE #14 「i-stop検証にビビりまくり」
実家のアクセラXDは、6MTのトランスミッションでありながら、マツダ独自のアイドリングストップシステム・i-stopを搭載していて、停止中にギアをニュートラルに入れてクラッチを繋ぐと、ストンと気持ち良くアイドリングストップします。・・・あ、厳密にいうと、条件さえ揃えば完全停止する寸前からエンジンは止まるんですけどね。
そして、いざ発進しようとクラッチを踏み込んだ瞬間にサッとエンジンが再始動。
ギアを1速に入れるよりも遥かに早く、発進のスタンバイは完了しているという按配です。
まさに、左足の動きからドライバーの意志を素早く察知して、ピッタリ寄り添うようにエンジンをON/OFFしてくれるのが、MT車のi-stopなのです。
但し、停止時間が長くなり、i-ELOOPや車載バッテリーの余力がなくなると、発進を待たずしてアイドリングストップが中止されてしまうのは、AT車やCVT車のi-stopとも共通の仕組みです。
ん?
ここでふと、とある疑問が浮かびました。
もし、i-stop中にギアを「N」位置から動かしてしまっていたら・・・エンジンは再始動するの?
仮にギアが入った状態でエンジンが再始動したとすると・・・その瞬間、不様なエンストを演じてしまうか・・・あるいは、SKYACTIV-Dの大トルクに任せてジワジワとクルマが前進してしまう?
いやいや、さすがにこのご時世、そんな危険な仕様にはなっていないはず。
アレ?でも、再始動したくてもできない状態があまりに長く続いたら、いつしか電装品の負荷に耐え切れず、無残なバッテリー上がりを起こしてしまうということ?
バカだなぁ・・・
そんなにアレコレ悩むヒマがあるんだったら、実際にi-stop中にギアを入れてみたら?
たしかに、そりゃそうです。でも・・・
これがなかなか怖くてできない(爆)。
いくら理屈で判ったつもりでも、いざ検証するにはちと敷居が高い・・・。
そんな小心者が次に起こすべき行動といえば、取説書をしっかり読むことですね(笑)。
すると、i-stop中にギアを入れると「i-stopインジケーターが点滅」して警告を発するとのこと・・・なるほどね。
あ、でも・・・ワーニングが出た後、「絶対にエンジンは再始動しません」と明確には書いてない!(苦笑)
そんなわけで、イマイチすっきりしない状態で今回、このネタをブログ用に採り上げることにした私。
さすがに、こんな単純な検証を他人任せにするのはあまりに情けないので、つい先程、自宅へ向かう道すがら、勇気を振り絞ってトライしてみました。
マツダコネクトのエネルギーフロー画面でi-ELOOPの余力がたっぷりあることを確認した上で、信号待ちのi-stop中に、ギアを「N」から「3速」へそっとシフト。
そして、取説書の記載通り、緑色のi-stopインジケータが点滅することを
遂に確認!
・・・と、そこまでは良かったのですが、そのままギアをずっとエンゲージしておくのがどうにも怖くて、1秒足らずですぐに「N」位置に戻してしまいました。
やっぱり小心者だ(苦笑)。