
タイトルは・・・
次期型ロードスターの開発コンセプト
『守るために変えること』
を勝手にアレンジ(笑)。
我が家の嫁さん専用車としてこれまで3年余り、近距離の市街地走行を中心に活躍してくれたアクアティックブルーのデミオ(13-SKYACTIV)を、このたびフルモデルチェンジした新型デミオ(13S)に代替することにしました。
些か急な交代劇となったその裏には、私がここ最近溜め込んでしまったストレスの捌け口が必要だったという切実な(?)事情が絡んでいたので、客観的に見れば、性急な買替えの妥当性には疑問符が付くかもしれませんが、DEスカイデミオからDJデミオという車種選択の妥当性には・・・全く違和感はない!と私自身は思っているのです(^o^)。
なぜって・・・
このデミオが搭載した圧縮比14のガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.3」で初めて世に出たマツダのSKYACTIV技術は、その後、トランスミッションやボディ・シャシーに至るまで適用範囲を拡大しながら、CX-5、アテンザ、アクセラなどの新型車に順次展開が進み、彼是3年の歳月を経て今再び、最初に突破口を開いた先頭バッター・デミオに「打者一巡」。
迎えたデミオの2打席目には無論、エンジンだけだなんてセコイ話はありません。
熟成の進んだSKYACTIV技術を惜しみなくフル搭載し、マツダの持てる先進技術を全身に炸裂させて登場してきました。
「長い間すみませんでしたねぇ、エンジンだけで我慢させちゃって」
ふと聞こえるのは天の声か・・・
「お待たせました。やっと準備できましたよ!」
私にはどうしてもそのように聞こえてくるのですね(笑)
だから、7月に初回車検を通して少々費用のロスを被ったことを除けば、今回のSKYACTIVデミオからフルSKYACTIVデミオへの代替は極めて自然な流れというか・・・言い方を変えれば「まんまとしてやられた」感じさえするのです。
そう考えたら、少なくとも一方的に非難を浴びるほどの「あり得ない買替え」でもないでしょう・・・
たぶん(爆)。
さて、4代目となった新型デミオは、上質感溢れる爽やかなインテリアデザインや、新開発1.5Lディーゼルターボが切り拓いた走りの新境地が、Bセグメントのコンパクトカーに新しい価値観を提供。現在のところWEBメディアを中心に上々の反響を得ているようです。
大のマツダファンの私がそんな世間の盛り上がりを喜びつつ、自らの購入車としてオフホワイト色の上質なインテリアを備える「L-Package」に飛び付いたところまでは順当として、新型デミオ最大の売りである1.5Lのディーゼルエンジンには目もくれず、1.3Lのガソリンモデルを選んだのは・・・
我が家のSKYACTIVデミオと比べて闇雲にポテンシャルアップを図るのではなく、我が家における嫁さん専用車の役割や立ち位置をそっくりそのまま受け継いでもらいたかったから。
要は、フルSKYACTIV化による諸々のメリットはもちろん十分に享受した上で、我が家におけるポジションをガッチリ「守り通す」ことに主眼を置いた選択だったのです。
ただ、大枠としては「守る」ことに成功したつもりでも、詳細を見ていくと、意図せず「変わってしまった」部分も結構あります(苦笑)。
そこで、納車待ちで時間を持て余し気味の今だからこそできる、
この企画(笑)。
我が家が選んだ新旧2台のデミオをじっくりと机上で比較してみました。
※旧(DEデミオ) : 13-SKYACTIV +SKYACTIVパッケージ1 (&2)
※新(DJデミオ) : 13S L-Package +CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー
まず、諸元表レベルで数値が変化した項目を列挙すると・・・
○全 長 :+160mm (3,900mm → 4,060mm)
○全 高 :+25mm (1,475mm → 1,500mm)
●室内長 :-10mm (1,815mm → 1,805mm)
○室内幅 :+20mm (1,425mm → 1,445mm)
●室内高 :-10mm (1,220mm → 1,210mm)
○ホイールベース :+80mm (2,490mm → 2,570mm)
○トレッド(前) :+10mm (1,485mm → 1,495mm)
○トレッド(後) :+5mm (1,475mm → 1,480mm)
●車両重量 :+20kg (1,010kg → 1,030kg)
○最高出力値 :+8ps (84ps/5,400rpm → 92ps/6,000rpm)
○最大トルク値 :+0.9kgf・m (11.4kgf・m/4,000rpm → 12.3kgf・m/4,000rpm)
○燃料タンク容量 :+9L (35L → 44L)
●JC08モード燃費 :-0.4km/L (25.0km/L → 24.6km/L)
まぁ、概ね大した変化はありません(^_^;)。
強いて言えば、室内幅の「+20mm」がとても有難いのと、エンジンのスペック向上から実用域の扱い易さの改善が期待できますかね・・・あ、そうだ。我が家のロングカーポート下で全長が16cmも増加すると、雨の日に必ず鼻先が濡れてしまうのを覚悟しておかないと(苦笑)。
次に、新旧で装備品を比較した場合、新型デミオでグレードアップしたのは・・・
○ヘッドランプ(ハロゲン ⇒ LED)
○ステアリング調節(チルト ⇒ チルト&テレスコピック)
○標準スピーカー個数(2 ⇒ 6)
○バニティミラー(運転席のみ ⇒ 運転席&助手席)
また、新型デミオから新規に追加されるものとしては・・・
○SCBS(スマート・シティ・ブレーキ・サポート)
○AT誤発進抑制制御
○HLA(ヒル・ローンチ・アシスト)
○マツダコネクト
○アクティブ・ドライビング・ディスプレイ(HUD)
逆に、新型デミオで省略されてしまったものは・・・
●撥水ガラス(フロントサイドガラス&ドアミラー)
●リアルーフスポイラー
といったところ。
何より、昼行燈だったヘッドランプがキリッと明るくなるのは大いに助かるし、マツダコネクトによってi-DM表示がウンと判りやすくなるのは、嫁さんや子供たちにとっても楽しみな話。
あと、DE搭載車に比べるとメニューが少ないながらも、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」のベーシックな部分が展開されたのは嬉しいところです。
一方、完全消滅してしまった撥水ガラスについては、プロの業者さんにガラスコーティングしてもらうか、従来通り地道な撥水剤の塗布を続けるか、継続検討中です。
ということで、あくまで机上での新旧比較に過ぎませんが、新型デミオにはネガな点が全くないわけではないものの、スペックにしろ、装備レベルにしろ、概ね今以上のものは期待できそうです。
それに・・・何よりも「フルSKYACTIV化」という大前提を忘れてはいけません。
エンジン以外のトランスミッション、ボディ、シャシー(サスペンション&ブレーキ)までが刷新されるとなると、現在のデミオよりもさらに爽快で気持ち良いレスポンスが期待できるわけですから、これはもう楽しみというほかありません(^^)v。
ねっ!
これだけ説明したら、今さら買替えを否定する気にはならないでしょ?
(は? 結局は家族に対するエクスキューズだったんかい? 笑)