
実家のアクセラXDのメンテ担当の私が、このクルマで感じた「あんなこと」「こんなこと」をユーザー目線でレポートしてきたこの「プチ報告シリーズ」。
思い付くままにダラダラと不定期に綴っていたら、いつの間にか今回で10回目に達してました(^_^;)。
実家のアクセラに関する最近の大きな動きといえば・・・冒頭に「メンテ担当」と強調した通りで、ひとまず父が数ヶ月に亘る深刻な体調不良を脱し、再びアクセラを精力的にドライブしてくれるようになったので、晴れて私が「メインユーザー兼務」の役を解かれたことですかね(^o^)。
●SCENE #15 「クラッチが壊れた!?」
昨晩の帰途のことでした。
先週の金曜日以来、3日ぶりに実家のアクセラに乗り込んだ私。
いざエンジンをかけようとクラッチペダルを踏み込んだ瞬間、拍子抜けする程の軽さに驚いてしまったのです。
元々、このアクセラXDのクラッチ踏力は軽めで、怒涛のトルクを発揮するパフォーマンスからするとギャップが大きい印象ですが、それを差し引いても・・・今回は異様な軽さに感じたんですよね。
「こ、壊れてる?」
そう疑ってしまいそうな違和感を覚えつつ、いつものようにシフトチェンジを重ねていきますが、クルマは快調に進んでいく一方で、踏力の軽さは一向に変化する気配がありません。
「おかしいなぁ、こんな感じだったっけ?」
と訝しがる私。でも、次の瞬間、ふとある事実を思い出して、途端にスッと疑問が解消。
「そうだ、昨日も一昨日もRX-7を運転したんだった」(苦笑)
実はですねぇ・・・
今夏、急に増大したクラッチ踏力に閉口し、ディーラーでクラッチのO/Hに踏み切ったものの、肝心の踏力は作業の前後で殆んど変化していないのです(-_-;)。
(・・・問題はクラッチ本体ではなく、レリーズベアリングだった?)
それでいて、クラッチの繋がりはO/Hの甲斐あって見違えるほど強固になっているものだから、最近はもう、発進のたびに毎回エンスト寸前になってます(爆)。
というわけで、アクセラのクラッチにはとんだ濡れ衣でありました(チャンチャン)。
●SCENE #16 「ビックリしたなぁもう・・・」
前回のプチ報告で、
「アイドリングストップ中、(クラッチを繋いだまま)うっかりギアを入れてしまっていたら、エンジンは再始動するか?」という疑問を”恐る恐る”検証した、小心者の私(苦笑)。
ま、結論は言うまでもないことですが、今時のクルマに、ギアをエンゲージしたままエンジンを再始動させてしまうような不安全な制御が存在するはずはありません。
アイドリングストップ中にバッテリー残量の余裕がなくなり、途中でエンジンを再始動せざるを得ない状況になっても、ギアのエンゲージ(&クラッチの接続)を検知すれば、メーター内のi-stopインジケータを緑点滅させることにより、そのままでは再始動できない(=バッテリーの負担が増大し兼ねない)ことを、ドライバーに警告してくれるのです。
そこで、この「ギアのエンゲージ感知」の仕組みについて興味を持った私。
何度か試してみると、ニュートラル位置から特定のゲートに沿ってシフトノブを押し込み始めると、少しだけ進んだ地点で「緑点滅」が発動することを確認。つまり、各ゲートの途中(といってもストロークの「超」初期の地点)でギアのエンゲージを判断する分岐点があるようで、そのポイントはどのギアでも概ね同じ位置のよう。
「ふむふむ、なるほどね♪」
ちょっとだけ自信が芽生え、小心者を少しだけ脱した気分(苦笑)。
ところがある日、長い信号待ちでアイドリングストップをしていた時のことです。
その分岐ポイントとやらを再度確かめてみようと、左手でシフトノブを前後左右に動かしながら、メーター正面のi-stopインジケーターが「点灯」⇔「点滅」を繰り返す様子を観察していたら・・・
「ブオォン・・・」
と、突然エンジンが再始動しかけたものだから、ビックリ仰天!
不意を突かれながらも反射的に左足でクラッチを切ったのですが、結果的にはエンジン再始動は失敗。
一瞬、訳がわからず「???」な状態でしたが、冷静になって振り返ってみると・・・
左手でゴソゴソとシフトノブを動かしている際に、偶々あるギアの位置でシフトノブが例の分岐点に差し掛かる「
直前」に、車両側がバッテリー保護などの理由からi-stop中断の判断を下し、エンジンを再始動させようとしたのでしょう。ところが、その「
直後」に、私がさらにシフトを押し込んでエンゲージさせかけてしまったものだから、問題が起きたのですね。
「ふぅ、i-stop中は迂闊にシフトを動かしちゃいけないなぁ・・・」
と反省した私ですが、ここでまたひとつの疑問が。
果たしてこの時、結果的にエンジンが再始動まで至らなかったのは・・・
「エンストした」からなのか??
それとも、
「再始動が中断された」からなのか???
いや・・・普通に考えて、不様なエンストを仕出かしてしまったら、車体の不自然な揺れでハッキリそれと判るものですが、何せその時の私、不意を突かれて慌ててクラッチを蹴り飛ばしたものだから、クルマが揺れたのか自分自身が揺れたのか、よく覚えてないのですよ(苦笑)。
うぅむ(-_-;)。
先に述べた分岐ポイントと、機械的に歯車同士が噛み合い始めるポイントが同一であれば間違いなく前者(=エンスト)なんでしょうけど、2つのポイントの間に一定のGap(マージン)が設定してあれば、後者のセンもあり得るかもしれません。
・・・が、この現象を再現するのは至難の業。
だって、エンジンが自動で再始動するタイミングを見計らって、シフトノブを微妙に押し込まないといけないのですから(爆)。
ということで、本件に関しては完全に他力本願で・・・
「教えて!マツダのエラい人!!」(爆)