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Nuk-P@RailStarのブログ一覧

2015年01月30日 イイね!

給油(17回目X) ~ ちょっと強引なニ桁復帰^_^; ~

給油(17回目X) ~ ちょっと強引なニ桁復帰^_^; ~前回の給油で、初の一桁台燃費に転落したアクセラXD。

元々、市内の近距離移動が中心だった上に、12月以降は市内の総合病院への往復機会が激増。あいにく季節も暖機(暖気)に時間をとられがちな冬場とあって、前回GSに駆け込んだ時の平均燃費の表示は9.9km/Lと、初めて目にする一桁台でした。
「でも、誤差がプラス方向に出ることだってあるし・・・」
との期待も虚しく、満タン法の燃費は過去最低の「9.49km/L」に沈んでしまったのでした。

それに続く今回のマイレージは、父の退院を機に回復傾向を見せると思いきや、実は前回のさらに上をいく苦戦ぶり(@_@;)。250kmほど走ってハーフタンクとなった時点で、燃費計の数字は9.0km/Lに過ぎず、ぶっちぎりの過去最低レベル。
昨年4月の納車以来、片道数kmのチョイ乗りが中心ながら、真夏の季節も含めて11~12km/L台をキープしていた燃費値が、12月以降はガクンと9~10km/L台まで急降下したカタチです。

これが単なる「季節係数」の仕業なのか、それとは別にクルマ側に何か異変が生じているのかは、SKYACTIV-Dと初めて迎える冬の季節ゆえ、全く判断がついていないのです(^_^;)。
せめてもう少し、じっくりアクセラをドライブする機会があれば、多少なりとも正確な状況把握ができるのに・・・と思いながらも
「燃料、注いどいてくれ」
と、土曜に父からお金を預かった手前、さっさと満タンにして父の日曜のドライブに間に合わせてやらないと・・・
と諦めかけていたら、ふと妙案を思い付きました。

日曜の早朝に、久々のプチドライブを敢行すれば良いのです(^^)。

このドライブの際、燃費モニターが示す区間燃費が、前回のプチドライブ時と比べて一体どうなのか? せめてそれくらいは把握しておこうぜ・・・というわけ。
ところが・・・
まだ周囲が薄暗い中、実家の駐車場でデミオからアクセラに乗り換えた私。
キンキンに冷えた車内で、これから11月のプチドライブと全く同じルートで光市・室積海岸を目指すと考えたら、なんだか急に気が乗らなくなってしまい、暫し思案した挙句、前回とは全く逆方向にあたる防府市の臨海部・・・そう、BMアクセラの生まれ故郷であるマツダ防府工場(西浦地区)を目指すことにしたのです(^_^)。

そんなわけで、「交通量の少ない国道をスイスイ走る」という走行条件こそ似通っているものの、全く別のルートをチョイスしてしまったため、厳密な数字の比較はできませんが・・・片道40km弱の今回のプチドライブ、注目の区間燃費は往路が「20.4km/L」、そして復路が「22.0km/L」という結果に。
前回の往路「20.2km/L」/復路「23.0km/L」の数字とほぼ同レベルで、とくに有意差は認められない感じ。
それよりも、1時間半ほどのドライブ中、周囲の流れに乗って穏やかな加減速を繰り返している限りにおいて、特段のフィーリング変化を感じるシーンは皆無だったことから、どうやらクルマに問題が起きている可能性はないとみて間違いなさそうです(^_^;)。

すでに時刻は8時を過ぎていたので、防府からの帰り道にそのままいつものENEOSスタンドに立ち寄り、父との約束を果たしておくことに。

今回のプチドライブで、燃費計の数字はスタート時の9.0km/Lから10.6km/Lまで一気に押し上げられたので、多少の誤差を差し引いても、2回連続の一桁燃費は回避できた雰囲気^_^;。
結局のところ、満タン法の燃費は・・・
  ☆10.22 km/L (326.9km/32.00L)
となり、予想通りギリギリのところで体面を保つことはできました。

・・・が、次なるマイレージに突入した現在、車載燃費計の数字はまたも一桁台の「9.4km/L」。
やはり、冬場ならではの燃費悪化代は確実に存在していそうな状況ですが、実はその一方で、年明けからのアクセラのビミョーな使途の変化も認識していることから、ここはもう暫くウォッチを続けた上で、自分なりの結論を出すようにしたいと思います。
2015年01月29日 イイね!

CX-5試乗記の補足

CX-5試乗記の補足先週の土曜日、心待ちにしていたCX-5改良モデルの試乗機会に恵まれ、3年分の進化の跡に心底驚かされたことをブログで書きました。

その翌日、子供たちからリクエストされた本を探そうと、会社帰りに広島駅近くの大型書店に立ち寄ってみたら・・・なんと、アテンザとCX-5の「すべて本」を発見。
えぇっ?
モデルチェンジならともかく、マイナーチェンジ・・・もとい、「大幅改良」レベルでこの本が出てくるなんて、近年のマツダ車でもかろうじてSKYACTIVデミオとSKYACTIVアクセラを思い出すくらいで、あまり記憶にないパターン。
だいたい、同様の”一部SKYACTIV化”であっても、プレマシーやビアンテでは出版されてませんし、遠く遡れば、8代目ファミリア(BH)の”ビッグチェンジ”によって3HBの「NEO」がまるっきり大変身を遂げたあの時(1996年)でさえ、すべて本は出ていなかったはず・・・^_^;。

そんなわけで、ちょっとした驚きとともに買い求めた、今回のすべて本。
翌朝の通勤時、久々に乗った九州新幹線・さくら号の車内で「CX-5」の方から読み始めたら、さらにビックリ・・・というか、思わずドキッとしてしまいました。
なぜって、その試乗記の中で採り上げられていた「乗り心地」「インテリア」「アクセルレスポンス」「静粛性」等のポイントが、見事なまでに自分のブログと重なっていたから。
正直、書いた本人から言わせると「気持ち悪さ」を覚えてしまうくらいに(・_・;)。

もちろん、プロの方の文章は格調高い言葉や表現を尽くしてあって、その分量にしてもスタイルにしても全く両者に共通点はないのですが、今回の改良モデル試乗で魅力が増したと感じたポイントがことごとく重なっていたということは・・・
寄稿者の方とクルマの挙動の感じ取り方が似通っていたということか、もしくは、過去のプレスリリース資料でしっかり予習してから試乗に臨んだプロセスが似通っていたということか、はたまたその両方か(笑)。

いずれにしても今回の場合は、私の拙い試乗ブログが引用された可能性なんて、タイミング的にも内容的にも絶対にあり得ないケースなのです。
ということは・・・逆に、私が先に「すべて本」を読んだ上で、チョチョイのチョイで試乗記をしたためたに違いない、そう思われるのが関の山だろうなぁ(-_-;)。

でもね・・・
(すみません、ここから先は愚痴です)

そりゃあたしかに、私の作文能力なんて中学生レベルだし、物書きの風上にも置けないような稚拙な文章だらけですけど(苦笑)、だからといって、他人の書いた文章を安易に盗用するような愚かな行為を慎むくらいのプライドは持ってます^_^;。
実際・・・ごく偶にですけど、こんな私の拙文を無断でコピペした(と思われる)奇特な方のブログに行き当たることがありますが、こうした行為はホントに不快極まりなく、ただひたすら苦々しい思いが残ります。
自分が断じて「やらない」と心に決めていることを逆にされると、余計に許し難く感じてしまうんですよね・・・。

その偽ブログ、要所要所でコトバを擦り換えたり、新たな文章を挿入したりして、第三者には判らないようにカムフラージュしてありますが、全体の論旨展開やトーンを比べるまでもなく、オリジナルを書いた本人にはいとも簡単に見抜けてしまうものです。
「あなたのブログ、人のものを流用してまで急ごしらえする必要があるの?」
私は強く問質したい気分でしたが、前述通りの拙い元作品ゆえ、そこまで事は荒立てず(苦笑)。
おそらくその御方は、安易な盗用がバレそうになったら「偶然全く同じことを感じただけだ」と弁明するでしょう^_^;。でもね、突然目の前に現れた絶世の美女にAさんもBさんも同じように心を奪われたとして、その二人が別々に白紙に書き起こしたラブレターの文章が偶然にも酷似していたなんて・・・まずあり得ないですから(笑)。

自らのつまらぬプライドが災いし、自ら盗作疑惑を晴らさざるを得なくなった(?)今回のCX-5試乗記^_^;。
ま、それは自業自得だからイイとしても・・・
いつ何時も、自分自身に正直に、誠実に生きてゆきたいものですね。
Posted at 2015/01/29 21:03:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 隠れ家の心得 | 日記
2015年01月28日 イイね!

ついに一周、したんです

ついに一周、したんです土曜の朝イチ、ディーラーでのビアンテの右ドアミラー交換から始まって、感動的ですらあったCX-5改良モデルの初ドライブ、長女の自転車の嬉しい初納車、さらには、嫁さんのブルーリフレックス号に突然お客様が・・・
と、みんカラ的な話題には全く事欠かなかった先週末(^_^)。

そろそろ打ち止めかと思いきや、まだまだネタは続きます・・・
(なんて濃厚な2日間だったのでしょう)

画像は土曜日の夕方、長女のバレエ教室にお迎えに行った時のショット。

今夏に3度目の車検を控える我が家随一のピープルムーバー・ビアンテが、ついに走行4万キロに達しました。

過去、我が家のマイカーで走行が4万キロを超えたというのは・・・独身時代から所有し続けている16年選手のRX-7を除くと、2007年の2月に保有4年半で放出したシルバーコントレイル色の初代アテンザスポーツワゴン以来という、久々の出来事。
無論その理由は、私が2007年3月からマイカー3台体制を敷いた結果、1台あたりの走行距離が目減りしたことに他ならないわけですが、その一方で興味深いのが、私の歴代メインカーは全て、この4万キロの区切りをクリアし続けていること。
エチュード(5年6ヶ月)~ランティスクーペ(3年5ヶ月)~Ⅳ型RX-7(3年)~Ⅴ型RX-7(16年)と、保有期間はバラバラながら、何れも4万キロを超えているんですよね(^^)。
少なくとも4万キロに達するまでは問題なく蜜月関係が続く?・・・何か不思議な規則性でも潜んでいるのでしょうか(笑)。

「ほら見て、ちょうど40000だよ~」

と、決定的瞬間を後席の長女に知らせると・・・

「わぁ~スゴイね! ・・・でも、どういう意味?」

「ビアンテが地球を一周しちゃったってことさ」

「えぇ~!?!?」

まぁ、驚くのも無理もありません^_^;。
過去、年に一度くらいは長距離ドライブに担ぎ出してきましたが、最近のビアンテといえばもっぱら買い物や習い事送迎で市内をウロチョロしてばかり。たぶん「日本一周」と言われても、全くピンと来なかったことでしょう(^_^;)。

ビアンテは6年半で4万キロですから、ざっと年間6000キロのペース。
ということは、月間でピッタリ500キロ・・・オーナー側の実感としては、まぁ妥当なところですかね。

ころで、多くのビアンテオーナーさんは、このメーターグラフィックを眺めて、
「なんか、パーティションの位置が違うような・・・」
だとか、
「何?この派手派手な全面オレンジ照明って!」
などと、少なからず違和感を覚えてしまったかもしれません。

でも、決して私のせいではありません。
これがビアンテの超初期型のメーター仕様なんですから(苦笑)。

ついでにいうと、今や常識的な便利装備である「燃費計」も、同じく常識的な安全装備である「DSC(ESC)」も、この初期型ビアンテには装着されてません(涙)。

でも・・・

「メーターリングのメッキは羨ましいだろー」(爆)

(すみません、それくらいしかイバレるネタがないもんで・・・)

Posted at 2015/01/28 22:32:39 | コメント(3) | トラックバック(0) | 隠れ家のビアンテ | 日記
2015年01月27日 イイね!

デミオ、初のアシスト賞。

デミオ、初のアシスト賞。その声の主は、ディーラーの担当セールス氏でした。
日曜の午後、突然かかってきた電話に「一体何事だ?」と訝しながら、私は携帯電話を取ったのです。

「昨日はビアンテの修理入庫、ありがとうございました!」

「いいえ、こちらこそCX-5の試乗に付き合わせて、すみませんでしたね」

などと社交辞令じみた会話も程々に、すぐ本題に。

「実はちょっとご協力をお願いしたいことがありまして・・・」

何でも、新型CX-5の商談をされているお客さんがボディ色の選択で悩んでおられ、「チタニウムフラッシュマイカ」は難なくCX-5のデモカーで実車確認できたものの、「ブルーリフレックスマイカ」の同色車がディーラーに1台もなく、最終的に決め兼ねていらっしゃるんだとか・・・。
そこで急遽、我が家のDJデミオに白羽の矢が立ったというわけです。

「あーなるほど。・・・それにしてもセンスの良いチョイスですね~!」
(笑)
何を隠そうこの2色は、今から一年前、実家でアクセラを購入するにあたり、両親に相応しい色として私と嫁さんが真っ先に挙げたワン・ツーの候補色だったのです。
(残念ながら、アクセラはXDに「だけ」この2色の設定がなく、断念することになりましたが)

「わかりました。喜んで協力しますよ!」

実をいうと私、普段お世話になっているこの店舗、新型デミオのデモカーにL-Package車(オフホワイト内装)が1台もいないことを憂慮していて、もし実車確認を希望するお客さんがいたらすぐに呼んでください!・・・と、店長さんや担当セール氏に繰り返し、声を掛けていたのです。
ま、今回は私が想定していたケースとは少々異なるものの、マイカーが晴れてお役に立つチャンスが到来したというわけ。

「こっちは道幅も狭いので、今から私がデミオで乗り付けるのがベストですよね?」
と自ら提案しかけたところで、
「あっ・・・すみません!」
実は、これからビアンテに自転車を積んで海浜公園に遊びに行こうと、長女のお友達がやって来るのを待っていたんだった・・・そのことを私は思い出したのです。

「今は事情があって動けないので、ここで皆さんをお待ちします」
とセールス氏に約束した私。
すぐさま、玄関先でスタンバイ中だったビアンテを一旦カーポート奥に引っ込め、非番で所在無さ気に佇んでいたDJデミオとサッと選手交代。

ところが、ここで大変な事実が発覚。
いざ玄関先の陽当たりの良い場所にデミオを停めてみたら、肝心のボディが薄っすら汚れている様子が顕わになってしまったのです(・_・;)。

しかし、先程の電話口の急ぎっぷりからすると、時間的な猶予はなさそう。
それに・・・クルマの周囲がビッショリ濡れているとわざわざ洗車したのがバレバレで、かえって先方に気を遣わせてしまうかもしれません。
そう思い直した私は、濡らしたクロスでウィンドウだけ清掃して、玄関先でセールス氏一行の到着を待つことにしたのですが、10分待っても20分待っても一向に姿が見えません。

なぁんだ、サッと洗車をする時間はあったじゃないか・・・

急に強い後悔の念にかられてしまった私。
居ても立ってもいられなくなり、ふと気が付けば、先程の濡れたクロスで直接ボディの汚れを拭く暴挙に出てました(爆)。
にもかくにも唯一の懸念材料は払拭できたので、一旦家の中に入って暫し待機。

「どんな感じのお客さんなんだろうね?」

「そうだねぇ、少なくともヤングカップルじゃないな(爆)」

などと嫁さんと話をしながら来訪を待ちますが、30分以上経過してもその気配なし。
序でに言えば、もっと前から待っていた長女のお友達も・・・全く現れる気配なし(苦笑)。
(まぁ・・・子供同士の軽~い口約束なんて、そんなモノですね 笑)

ま、急にお客さんの気が変わったのかもしれないし、そっとしておくことにしよう・・・

仕方ないので予定を変更し、お友達の自転車に代わって長男の自転車を積み込み、親子三人で海浜公園に出掛けることに。
再びビアンテを玄関先に出して積込み作業を終えた私は、万一、忘れた頃にお客さんが訪れてもいいように、デミオを玄関近くの見えやすい位置に駐車し、これでやっと準備完了。
「さぁ、行こうか!」
と子供たちに声を掛けたまさにその瞬間・・・ブルルン!と、担当セールス氏がドライブするCX-5が登場したのでした(苦笑)。

「どうもすみませんねぇ」
と降り立ってきたのは、おそらく50歳代後半と思われる男性とその奥様らしき方。
「いえいえ、ゆっくりご覧になってくださいね」
と声を掛けたものの、お二人は言葉少なにクルマをじっと見つめ、ほんの数分で呆気なく観取りは終了^_^;。
「どうもありがとう!」
と、帰り掛けに何度も私に言葉をかけてくださったご主人。
再び奥様とチタニウムフラッシュのCX-5に乗り込み、担当セールス氏とディーラーへ戻って行かれました。

「あら、もう終わり? どんなご様子だった?」

そう嫁さんに尋ねられたものの、あまりにもお二人が黙々と観察をされていたので、全くもって感触は不明。それに、奥様が終始シブい顔をされていたのも、少し気になっていたんですよね・・・。
「まぁ・・・やるだけのことはやったよ」
と、全く根拠のないセリフを繰り出すので精一杯でした(苦笑)。

するとその日の晩、これから夕飯という時になって、担当セールス氏から電話が。

「本日はどうもありがとうございました!」

「いやぁ、あれでお役に立てたかどうか・・・」

「ええ! あの後すぐに決めていただいたんですよ、ブルーリフレックスに!」

「おお!」

まぁ、正直なところチタニウムフラッシュも大好きな色だし、CX-5では今回の改良モデルから加わった新色でもあるので、そちらが選ばれても全く異存はなかったのですが、我が家のデミオをご覧になったその印象が決め手となり、結果的にブルーリフレックスに軍配が上がった・・・と都合良く捉えると、決して悪い気はしませんね(笑)。

「ホント?それは見てもらった甲斐があったね」

「そうだよ。ボディを結構真剣に拭いたんだから(笑)」

嫁さんとひとしきり会話を弾ませた後で、ふとこんな思いも・・・。

私たちがDJデミオで自信を持って選んだ「ブルーリフレックスマイカ」。
納車直後に紹介したスーパーの駐車場事件のオジさまといい、今回突然に来訪されたご夫婦といい・・・

人生の先輩方にやたらとウケが良いんですけどぉー(爆)


Posted at 2015/01/27 22:31:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 隠れ家の新デミオ | 日記
2015年01月26日 イイね!

歳月の重み、しみじみと

歳月の重み、しみじみと土曜日、ビアンテのドアミラー交換作業の待ち時間を利用して、やっとCX-5の改良モデルを試乗することができました。

前回、新しいFrグリルを中心にその外観を紹介した試乗車は、このたびの改良から追加されたチタニウムフラッシュ色の「XD PROACTIV」グレードだったので、今回はそのクルマにいざ試乗!と意気込んでいたところ、なんと暫定的に他店舗の試乗車と入れ替わっていて、私の目の前に姿を見せたのは、新色のソニックシルバーをまとった「XD L-Package」。
つまり、期せずして最新CX-5の最上級(最高価)グレードに試乗することになったのであります(^o^)。

但し、そんな嬉しいサプライズにもかかわらず、例によって試乗のコースはというと、渋滞気味の商業地域の平坦な幹線道をゆっくりと右回りしてくるという超・退屈な短距離ルート。
まぁ、これはいつものことですから仕方がないとして・・・
とにもかくにも、久々のCX-5試乗を終えた感想をまず素直に表現するならば、月並みではありますが

「イイクルマになったなぁ」

この一言に尽きます(^O^)。

そう感じた理由は・・・たぶん、私が個人的にCX-5に感じていた”些細な死角“が全て解消されたていたからですね。
即ち、悪くもないけど別段良くもなかった「乗り心地」にしても、ひたすら”質実剛健”を地で行っていた素っ気ない「インテリア」にしても、ガソリンエンジンにはさすがに一歩及ばないと感じていたディーゼルの「アクセルレスポンス」にしても、そして、やや耳障りだけど刺激的な走りを勘案すれば許容できると感じていた「静粛性」にしても、今回の試乗で全く不満を感じなかったばかりか、過去の印象をリセットして純粋に1台の最新マツダ車として接してみても、「このクルマ、なかなかイイじゃん」と素直に思わせるほどの魅力がありました。

ま、それくらい、今回の改良モデルにはハッキリとした”進化の跡”が感じられたというわけですが、ここでしっかり断っておかねばならないのは、私が比較しているCX-5は、今から約3年前に試乗した発売直後のモデル。
つまり、その後2度にわたって小規模な改良が施された中間のモデルには一切乗っていないのです・・・。
よって、時代は一気に3年分も飛んでしまいますが、その点はどうかご容赦ください(^_^;)。

折角なのでその3年前を少し詳細に思い出してみると・・・

2012年の春、全くのブランニューモデルとしてデビューしたCX-5は、マツダの最新技術「SKYACTIV」をエンジン&トランスミッションのみならずボディー/シャシー領域までフル採用し、かつ、新デザインテーマ“魂動”を全面的に反映させた初のモデル。
マツダの持つ最新技術を全て投入した上で、自動車づくりのプロセスまで刷新し、不退転の決意で送り出した渾身のグローバルカーでした。
また、初めて世に出たクリーンディーゼル・SKYACTIV-D(2.2)は、軽快かつトルクフルな走りで従前のディーゼル車のイメージを完全払拭し、日本市場にクリーンディーゼルブームを巻き起こすキッカケともなりました。
そんなわけで、このCX-5という名前のクロスオーバーSUVは、マツダが(通算何度目かの)危機を脱して奇跡的な復活を果たす転機となった意義深いクルマであり、歴史を作った名車の1台となったことは今更論を待たないのであります。

ただ、長年、リーマンショック後の不況や超円高のダメージに苦められていたマツダの台所事情を反映してか、クルマの基本性能の追求のためには惜しみなく投入されたコストも、快適性や豪華さなど所謂「プラスα」の領域までは十分には手が回らず、必要最低限のレベルという印象が拭えませんでした。
実際にCX-5をドライブしてみれば、全幅1.84mという大きな車体サイズや、1.4トンを超える車重を全く感じさせない気持ち良いレスポンスと、余裕あふれるディーゼルの動力性能に驚かされる一方で、乗り込んだ瞬間から常に視界に入ってくるインテリアには豪華とか贅沢といった雰囲気はあまり感じられず、ある意味SUVらしい、”道具としての潔い割り切り”を感じさせるものでした。(これはこれでバランス良くまとまってはいましたけどね)

ところが、幸いなことに、背水の陣で送り出したフルSKYACTIVのトップバッター・CX-5のヒットを機に、マツダの業績は一気に回復に転じ、その後に続いた新型車からは、CX-5のデビュー当時には我慢せざるを得なかった「プラスα」の部分にも次第に手が回るようになり、とくに近年の新型アクセラや新型デミオでは、内装の質感において”下剋上”とも揶揄されるほどの劇的な向上を果たしたのです。
そして今ようやく、苦しい時代を耐え抜いて道を拓いた功労者(車)の長男にも人並みの贅沢ができる自由が与えられ、弟たちに遅れを取っていた見映えや質感を着実に挽回し、ラインナップ内の細かな序列の歪みを解消。と同時に、絶えず進化を続けてきた走りの“人馬一体”感についても、最新の考え方をきっちりと反映させてきたのが、今回の改良モデルだというわけです。

但し、実家のアクセラに嫁さんのデミオと、インテリアの質感で下剋上を果たした当事者(車)と身近に接している私からすれば、同時に発表されたアテンザ改良モデルのようにデザイン自体を刷新するところまではいかず、既存のデザインを踏襲したまま表面処理の変更や加飾の追加を細かく積み重ねたCX-5の最新インテリアは、やっと「車格相応に収まった」という表現が妥当で、特段のサプライズには感じなかったというのも正直なところ。
それよりも、路面の凹凸を吸収する際にグンと厚みが増していて、落ち着きだけでなく高級感さえ漂わせてきた乗り味の進化や、思わず「これ、ディーゼルだよね?」とタコメーターの目盛りを確認してしまったほどの静粛性の向上の方が、個人的には遥かに新鮮に映りましたね。

無論、間もなくデビューする新型CX-3を睨んで、戦略的に商品のアップグレードを急いだ背景もあることでしょうけど、持てる最新の技術をラインナップ全体に惜しみなく水平展開しながら、常に各モデルの魅力を積極的に向上させていく最近のマツダの姿勢には、とても好感が持てます。
きっとそのうち、我が家のデミオや実家のアクセラだって、その存在が霞んでしまうくらいの魅力的な改良モデルが次々に登場していくことでしょう^_^;。

ということで、予想していた通りの正常進化の跡がしっかりと確認できたCX-5。
欲を言えば、まだ一度も実車に巡り会えていない2.5L・ガソリン車にもぜひ乗ってみたいものです。
Posted at 2015/01/26 23:16:50 | コメント(4) | トラックバック(0) | 隠れ家のテストドライブ | 日記

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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