「夜に母を招いてクリスマス会をやろう」
私がそう決めたのは、仕事帰りの新幹線の車内(^^;)
いやぁ、ここのところ疲労困憊の日が続いていて、クリスマスの予定を考える余裕がなくてですねぇ・・・
昨晩行われた周南市恒例の「冬のツリーまつり」も、駅裏の新住人として散歩がてら出掛けてみたものの、早くからお友達と約束をしていた用意周到な長女と嫁さんのコンビとは対照的に、私と長男の行き当たりばったりコンビは、あまりの無計画さが祟り、ただただ人混みの中をあてもなく彷徨って疲れただけ(苦笑)。
そんな按配で、クリスマスイブの今日も、昼過ぎに仕事を切り上げた直後、なんとなく広島駅構内で有名店のショートケーキを購入しただけで、夕方以降の具体的な行動はノープラン。そこで
ん?待てよ・・・
と、父のいない実家で1人寂しくクリスマスを過ごさせてはいけないと今更ながら気付いて、急遽母を夕食に誘うことにしたわけです。
(これぞ、自称・孝行息子が”自称”たる所以ですな・・・涙)
で、今回の本題はここからでして(笑)
そんな展開に導かれ、盛り合わせの食材を調達しに出掛けた私達。
ビアンテに乗り込んだ途端、空からパラパラと雨粒が落ち始めました。
そして、大賑わいの大型ショッピングセンターで買い物を済ませ、立駐の出口渋滞に巻き込まれながら脱出する頃には雨足はかなり強まって、傘を持たない通行人が思わず不憫に感じるほどの降り様に。
そんな篠突く雨の中でも、我らがビアンテは極めて快適。何事もなく10分程の走行で自宅へ帰り着き、家族は食べ物満載の買い物カゴを抱えながら、家の中へ。
母を迎えるクリスマス会の準備は、こうして着々と進んでいったのです。
が、そのとき私は玄関先で1人、とある些細な満足感に浸っていました。
ずぶ濡れのビアンテとそのタイヤ跡を眺めながら・・・。
え? クリスマス会はまだこれからなのに??
えぇ。
別に親孝行とか家族サービスとかの話ではなく、私が胸中で秘かにガッツポーズをしたのは、今回の買い物に家族が誰一人傘を持って行かなかったという事実に対して。
アハハ。
要は、屋根のある場所を活用した「ドアtoドア」が実現しただけの話なのですが、実はコレ、私にとっては宿願ともいえるカーライフ上の重要課題だったのです。
その証拠に、従前の縦長カーポート時代を振り返ってみれば・・・
まずもって幅方向の余裕が十分でなかったので、もし仮にカーポート下で発着できたとしても、クルマの両側から家族が自由自在に乗降するのは無理。左右どちらか一方しか乗降口が確保できず、時として車内でアクロバティックな移動を強いられました。
あ・・・そもそも、その前に手動のアコーディオン門扉の開閉があるので、運転手の私は雨中のダッシュを強いられているのですが(苦笑)。
ましてや、カーポート最前列が定位置でないビアンテともなれば、どのみちデミオとの入替え作業が生じるので、わざわざ暫定でカーポート下にクルマを突っ込む気にはならず、玄関先にクルマを停めるのが関の山。
小降りなら家族も急いで軒下に駆け込みますが、そうでなければ僅か数メートルの移動のためにイチイチ傘を差す手間が生じていたのですね。
これは決してスマートとはいえない・・・
大好きな”クルマ”と”家族”を生活のど真ん中に据え、皆で生き生きと充実したカーライフを送りたいという私の思い。
それ故に生じる忸怩たる思いがあったからこそ、私は新居の設計においては、マイカーへの十分なアクセス性・乗降性の確保を重視した車庫レイアウトに徹頭徹尾、こだわってきたのです。
「クルマって、こんなとき不便よねぇ・・・」
最愛の家族にそんな残念な思いを抱かせるような由々しき事態は、大のクルマ好きを自認するこの私の手の及ぶ限りは、何としてでも阻止しなければならなかったのです(^^;)。
・・・実をいうと、新居の引渡し後にもこの件でひと悶着ありまして。
住み始めて暫く経った大雨の日、カーポートと母屋との僅か数センチの隙間から雨が滴り落ちることが判明し(=設計者は新居本体の屋根の庇でカバーできるとの判断で未対策だった)、これが看過できなかった私は、ハウスメーカーさんに是正を強く要求。
隙間を塞ぐ特殊なヒサシを追加で設置してもらったくらいに、”家族が濡れない”導線の確保は絶対的な要件だったのです(^^)。
傘を開閉しながらの慌ただしい乗降は、できることなら避けたいもの。手助けの要る乳幼児や高齢者、嵩張る荷物などがあると尚更ですよね。
出先では思い通りにいかないケースも多々ありますが、少なくとも私たちは自陣では、傘を畳んだまま、涼しい顔で乗降を続けていきますよ~(^^)v。
Posted at 2017/12/24 23:07:56 | |
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